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農村を活性化させる為には?

集団の実現と現実感の間

>ネットで社会の意識が上昇してきたら、人々の意識の中から「過剰は問題源」という意識が浸透すれば、変わってくるだろうという現実感が得られます。<

現実感や実感は、新しい社会を実現してゆく上で、というより、人が何かに収束してゆく動機付けとして、肝心なものだと思います。ただ、「過剰は問題源」という意識は、結構浸透してきているし、逆にいえばその問題意識だけを声高に主張してきたのが現在の環境運動のドグマとなっているのではないでしょうか。

生産と消費を内包した単位集団、というだけでは、私も現実感に乏しいと思います。「過剰は問題源」という問題意識と、「単位集団の実現」とのギャップを繋ぐ必要があるように思います。

少し前に議論されていた、過剰消費の動機=代償充足と、それに代わる共認充足という視点がここに必要になってきます。充実した共認充足が、過剰を必要としない状況を作り、その共認充足の場が、新しい集団をつくってゆくのではないでしょうか。(共認充足の中身としては、大きくは社会統合過程(まつり)への参加から、個別には自然や人との交歓による解脱、あるいは仕事場面での応望充足などが考えられます。)


 


馬場真一


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実感できる循環(単位)

実感できる循環(単位)
この間の皆さんの投稿で「統合階級」と「普通の人」 「生産者(会社)」と「消費者(家庭)」、「消費」と「ゴミ」あるいは、「農村」と「都市」のような分断した社会がみえてきたように思います。 でも、「社会はこうにしかならない」と考える必要はないと思います。こうなったのは、歴史のなかで権力支配による社会統合と市場社会(=都市化)が原因ではなかったでしょうか?  

そこで今、ネットワークで社会を統合する発想と平行して、新しい単位集団の形成にも目を向けたいと思います。なぜなら、生産者と消費者を分断したままで統合を語るよりそれらを含んだ単位集団として課題を設定したほうが数段すっきりするからです。少なくとも生産と消費を内包した集団であれば「過剰生産」や「過剰消費」は抑制されます。ただし完全に自給までする必要はなく、そこは流通でコントロールすればいいのではないかと思います。ゴミも遠いところで処理されるよりも身近な地域で大切に扱われる事になれば日常的に「大切にする圧力」がかかります。いまは地域社会が生産と消費を内包しているように見えますが、内実は地域社会として会社や家庭に踏み込むことに大きな壁があります。むしろ「ネット」から新しい集団が再編されることが期待できるかもしれません。

いずれにせよ循環が実感できる単位の形成がいるのでは?


田村正道


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核となる人材はいるんだ

> 企業戦士や現役官僚にも現在の制度からの脱出願望はあるでしょう。オンブズマンへの現役官僚からの内部報告者も後を絶ちません。そんな彼らが本当に普通に参加できるまつりの場の仕掛けが必要なのだと思います。<

○サイトに、「みらいのぼくは・・・」というサイトがある。蓄積した自らの資金でもって社会変革を行っていくんだという若手起業家のサイトだ。とにかく、その意気込みと成長に感動した。

> 出きるかどうかじゃなく、とにかくやる。
> 理由は、今の腐った日本社会をぶっ壊すためには、誰かが本気で純粋に間違ったことに「No」と言える人間が、でっかい企業の社長にならなきゃ駄目だと切に実感したからでして、とにかく、やる。<

さらに、彼はこんなことを言っている。

> 将来、何がしたい?と問われれば、はっきりと「林業」と答えます。日本の自然環境の現実を見て調べ、森林NPO法人を立ち上げたいと考えます。NPO法人を立ち上げて、数万人の公務員を抱える林野庁(の職員)に再就職を呼びかけます。<

現在の制度からの脱出願望どころではありません。新たな制度の創出願望です。現在の制度の枠組みの中で勝者となり、それを糧に枠組みを突破しようとする。

阪本剛さんが「11553:今獲得すべきターゲットは、「核」となりうる「人材」である」でいわれるような人材は明らかにいる。核となる人材が、現実的な夢(可能性)を語り合えば、まつりは始動する。  

福田尚正


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信任関係に基づく流通形態

>信任関係に基づく新しい流通形態はどんどん広がりを見せており、ネット世界にもその潮流は見て取れるのではないでしょうか。市場vs農村というこれまでの関係を超えた、違う新しい関係の模索が始まったとは見て取れないでしょうか。

私の家では、野菜や果物の宅配サービス使っています。
注文すれば、産地直送の新鮮な野菜や果物が届きます。(全国各地のラーメンなんかもあります。)市場で売っているものとは明らかに味が違います。
どこの誰が作ったのかが明示されており、長い間つづけていると、自然とその農家の方と信任関係が生まれてきます。「この人が作っているのだから、これもおいしいのではないか。」と思わず思ってしまいます。
また、HP上では、各商品を提供している農家の方々の紹介もしています。

インターネットの普及に伴い、このような信任関係に基づく新しい流通形態があらゆる分野で進んでいくに違いありません。


磯貝朋広


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素人たちの動き

佐々木さん、先日紹介したサイトは以下のところです。
リンク
連盟定款・掲示板・チャットがあるだけのシンプルなサイトなので、お役にたてるかどうか。

>それにしても、この社会統合を見据えたネットワークは、さまざまなしがらみがこびり付いた実世界より、ネットの方が実現が早そうですね。

たしかにそうですね。

この前、新聞をみてたら、
北海道で若手数人が始めた「未来農園?」とかいう農場なんですが、新しい試みとしてVOS(ヴァーチャル・オーナーズ・システム)というのが紹介されていました。
HP上で、農園や作付け・収穫時などの映像を逐一紹介し、一般の人に会員になってもらう。一口5000円で限定500口の応募をしたところ、450口くらい会員が集まったそうです。会員には馬鈴薯10kgが送られる。もちろん掲示板への参加や農園体験もあります。

なんかありそうなシステムなんだけど、新しいようです。
自然志向が高まる折、農園体験など人気のようですが、別に実体験をしなくともネット上で映像を見たり掲示板でお友達になったりすれば、手軽に同様の体感充足に近いものが得られるということなのでしょう。

ここにもネットの可能性を見たおもいです。
るい農園にも応用できないかな?


 


衛藤信義


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ネットの繋がりが祭りです。

先週,新規就農や田舎暮しを中心にして新しいライフスタイルを考えようとするHPの会議室に初めて参加しました。翌々日さっそく管理人の方からレスを頂いたのですが,単に挨拶程度の1回のやり取りだけで,親しみだけでなく,なんだか急に高ぶる不思議な気持を感じてしまいました。
サイトで紹介されている「おいちゃん・おばちゃん」たちのプロフィールや農日記などの記事に接して風貌柔らかな温かい印象を感じていたせいかもしれません。とおいむかしに田舎のおいちゃんを訪ねた時の村祭りの高揚感と共通する感覚です。期待と応望の関係で接するならば,ネット上のやり取りで毎日,祭りを楽しむ事ができます。




仙元清嗣 


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成長する「電脳山田村」(住民参加の地域統合)

>私権統合から本源統合へと社会の統合軸を転換させる為には、素人の社会的な共認の場さえ形成できれば良い。それは、人類が長い間奪われてきた“まつり”(参加充足=共認充足)の場を再生してゆくことでもある。その場こそ、ネットに他ならない。つまり、ネットは人類に与えられた新しい“まつり”の場であり、人類最大の共認充足の場となるべきものなのである。(岡田氏 9561)

今、全国で最も住民(まさに素人)が参加して、ネットを活用した「電脳まつり」が進行しているのは、富山県砺波郡山田村ではないだろうか。
人口1943人、世帯数549軒の山間地の村が、PC各戸に1台、小学校・中学校も全員メールアドレス(?)、電脳村づくりに取組み、現在は、各住民のホームページ二十数軒が「山田村の公式サイト」上に登録され、それも増加中である(名称は住民街)。
それに、『おしゃべり広場(掲示版)』も、開設されている。
それ程多くの市町村HPを見たわけではないが、公式HPに、住民自身のHPを直接のせ、投稿掲示版をも開設しているのは、他に類を見ない。
そして、『電脳山田塾』として、全国の市町村を領導して行っている。
山田村URL: リンク

共認充足=参加充足の場づくりが、民主的で住民の文化的熟度も高いと言われてきた大都市周辺の自治体(かっての革新市政が繁茂した地帯)ではなく、山間地から起こっている。象徴的である。

この原動力は、私権的な課題ではなく、村の構成員がつながりを保つにはどうしたらよいか(豪雪地帯なので、冬季は集落毎に分断されてしまう)、そして、村をもっと多くの人に知ってもらおう(評価充足)という所にあるのだろう。また、そのような参加の場づくりを目指した故に、都市部の研究者や学生が、協力隊として手弁当で通っている。

社会統合の課題を、「ネットで、場づくり」でとは、まさに実践的課題ですね。  

村田貞雄


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上中町企画需要分析③体験教育(農が教育に及ぼす効果)

子供達のひ弱さや、精神欠陥の激増、生活の知恵の欠如等の現状を受けて、自然体験・農業体験が拡大しています。
 まず需要の分析に入る前に、農の教育や人の心に与える意味について触れておきたいと思います。
 農の持つ「効用」で、実感上及びデータ上確かめられていることとして、自然体験や生活体験(果物の皮をむく、野菜を包丁で切る等)の有無や頻度と、道徳観・正義感(ex.友達が悪い事をしていたら止めさせる、席を譲る等)とは強い相関関係があるという点が上げられます。
 おそらくそれは、自然の圧力を前にしての自己の制御、自然の持つ癒し効果による充足感情、協働作業による達成感や一体感の充足の体験等に起因するものと考えられます。また体や手を動かす事と、自我の制御とが何らかの形で関わっているのかもしれません。
 
 また他にもうつ病や拒人症の治療において、農作業が組み込まれた治療法がいくつか実践されています。関西では例えば、藤岡氏が主催する三重県名張市の「赤目診療所」が上げられますし、これだけでなく心理療法の一つである「森田療法」では、農作業が治療上プログラム化されているものがあります。

また古くは明治維新の際に、社会的役割を失い、精神的空白に陥った士族を立ち直らせるため、規則正しい「農生活」を送らせ再生させた事例もある様です。

 実際に人の心に「農」がどのような作用を及ぼしているのかは、理論的には実は私も良く分かりません。
 
ただ人間が共認動物であり、期待と応望を活力源とする存在である、ということを考えれば、おそらくこれらの回路を真っ当に開いていくという効用を持つということなのでは無いかと考えられます。
 その点で思い起こされるのが、長年農業を行っている篤農家は稲などの作物と会話ができるらしいということです。実際会話を行っていく事で作物の健康状態や何が足りないかがわかる様です。

 話は脱線しますがヤマギシ会を創設した山岸巳代蔵氏は(彼は元々発明家であったようですが)稲と1日中会話していた人であり、このるいネットの「男女」の掲示板で議論されている「本源の性」(と思われる)を実践できた人でもあった様です。
つまり応望回路が非常に発達していた人のようです。

 元々人類はサル以来築き上げた、期待応望回路を自然を対象に転用し、自然の声を聞き取っていました。物言わぬ植物達の、ほんの僅かの現象上の変化を、応望回路を用いて捉え、その植物たちの声に応える事で充足を得るという形で、日常は「自我」の圧力が邪魔して開けない応望回路が素直に開かれていく。作物と接するということはそういうことなのではないか?と私は解釈しています。

北村浩司


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人気のある貸し農園

私の住んでいる田舎にも、人気のある貸し農園があります。人気の秘密は、農園主が作物の栽培の指導をしてくれることです。苗や種も用意してくれるみたいです。しかも、色々な作物を体験させてもらえるようです。トマト、ナス、ピーマン、サツマイモなどの定番は言うまでもありませんが、あまりお目にかからないような、珍しい野菜も「これも作ってみなさい」と言って、作らせてくれるらしいです。

もっとも、農園主自身が好奇心旺盛な方で、「次はこれ、その次はあれ」、と言うようにいろいろ作りたいらしく、それを借主にやらせているみたいな感じですね。

こんな風に一緒になって、しかも教えてもらいながら出来たら、そりゃ楽しいでしょうね。  

小松由布樹 


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週末農業需要~私自身の体験から~

先日の北村さんの投稿(8408)を受け、私自身も④の週末農業需要について考えてみました。

昨今週末に農業を楽しむといった人達が、増えてきているという記事を新聞等で以前目にしたことがあります。
実際私自身も、たまの週末に友人のいる奈良の農園に出かけていくのですが、移動に時間がかかる為、休日の朝早くから出発しても、着くのは昼近くになってしまい、あっという間に時間過ぎ、また帰路に着くといった感じですから、楽しいって気分よりも、終わった後に疲れがどっとでてしまい、「疲れたなぁ」が正直な感想です。
ですから、つくづく前日から行ければ、良いのになぁって思ってしまいます。
(実際、前日から行くと朝も楽で1日めいいっぱい農業を満喫できるんです!)

行くのに半日かかるのでは、しんどい・遠いなぁって思ってしまい、それだけでも結構デメリットの気がしてしまいます。

そこで、上中への需要を考えた場合、まず同じようにこの距離の問題が生じるのではないかと思っています。

ですから、上中でも前日から行けるように、宿泊施設(ホームスティ・旧家を民宿に変えたり等)の確保が重要になってくると思います。

ホームスティ等って、いかに、地元の人達の協力を得られるかが、ポイントだと思います。

これが出来れば、週末の土・日を使った小旅行的な感覚で、(お客さんとしてではなく)来ていただける層(都会生活の老若男女問わず)が一定確保できるのではないかと思われます。

とは言っても、農業公園は上中以外にも数多く存在している訳ですから、北村さんが仰られるようにいかに差別化を図り需要を確保するかという問題点は残ります。

塩貝弘一郎

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■環境教育・体験学習で生計を立ててみたい人のためのML

○いまさら普通の会社に勤める気がしない、だけど、環境教育には大いに興味がある、

○ボランティアはもう卒業、だけど次に何をしようか迷っている、

○環境教育リーダーのセミナーはたくさん通ったけど、次に踏み出せない、

○環境教育で食っていこうと決めている、でも、どこから手を付けていけば良いのかわからない、

○環境教育でまがりなりにも生計を立てている、体験を語るくらいならできる、

○環境教育分野でのワーキングネットをもっと広げていきたい、

……という方々のためのメーリングリストです。
テーマは、ずばり「環境教育・体験学習で生計を立ててみたい人のためのML」です。
是非、ご参加ください。

運営は㈱類設計室で事業企画を担当している前上(マエガミ、40歳)です。
現在、㈱類設計室は、福井県上中町と共同で「都市の若者を上中町に就農・定住をしてもらう」ことを目指した事業を具体化しつつあり、その活動拠点として「農村総合公園」の建設と、先駆け的な事業として、体験学習プレ・プログラムを今年度進めているところです。
(この計画については、るいネットの『環境・農業』でも議論されています)

そして、今年度の体験学習プレ・イベントを担ってもらっているのが体験楽習ユニット『鯖っ人/さばっと』です。ただ、このユニットは1年限定で結成されたもの。
(詳細は、鯖っ人のHP…リンクをごらんください。)

このMLを通じて、仲間の輪を広げ、「農村総合公園」がオープンする来年度以降の体験学習・環境教育プログラムを担っていってくれるユニットを再結成してければ…とも考えています。

いずれにしても、同じ興味を持つ人同士で、「環境教育・体験学習で生計を立てるにはどうしたらいいのか」という議論をしませんか?
そして、互いに将来を模索してみませんか?

 


前上英二 


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上中町NWの広げ方の例

『一対多』関係の集積がネットワークとなる……
という視点で上中町ネットワークの具体的な広げ方を考えてみました。

●現在体験学習活動を担っている「鯖っ人」メンバーから、体験学習・環境教育リーダーのNWへ
●「鯖っ人」のメールマガジンの読者から、体験学習プログラムの参加者のNWへ
●体験学習プログラムの参加者から、農産品販売先としてその家族のNWへ
●大学の環境教育学科の実習場にしてもらうことでシンパの先生をつかみ、学生のNWへ
●様々な協力してくれている地元集落の有志から、更に多くの地元集落住民や町内有志のNWへ
●地元小中学校教師を巻き込んで、地元の子供たちのNWへ
●町外の上中出身者を販売代理人とし、都市消費者への販売へ
●多彩な研修プログラムを組みそれを売り物にすることで、意識の高い講師陣(講師は経験豊かな百姓や地元町民)のNWへ

くらいが今思いつくところです。
どれだけ多くの『一』=中間項を集めることのできる企画が打ち出せ、実行(試行錯誤)できるかが生命となるのだと思っています。

前上英二




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上中企画の需要を分析してみました。-まずは貸し農園需要から②-


これらの貸し農園は、殆どのところが一家族3坪程度です。(世話をするとすればこの当りがせいぜいであるため)借地代は地域や設備によって様々ですが、安いところで年5000円から、平均的には3万円程度でしょうか。なお面倒を見るとすれば、指導員1人当り50家族程度が限界といわれています。

 このタイプの事業を行う場合は、上中町の場合だと小浜市や敦賀市近辺が、需要の対象になるでしょう。
 これらの地域は、工業・商業地域ですが、農地も広がっており、非地元出身者が対象になります。指導員(世話役)になる作目知識のある協力者やボランティアがおられるのであれば、周辺の市民農園など需要の可能性を探ってみてはいかがでしょうか。

 もう一つの貸し農園のタイプとして、元々ペンション等を経営していたところが転換して、周辺に農地を備えて、宿泊施設付貸し農園というスタイルを取っているところもあります。この方式は遠方の需要を吸引できます。(どちらかといえば週末農業、田舎暮らしの需要です。例えば長野だと東京からの利用者も多い様です。)この方式の場合場合、やや高いところだと30万から50万位の会員費を取っています。
 上中町はどちらかといえば中山間地に当るため、こちらを基本にした企画の方が、現実的かもしれません。
 その場合新しく施設を作ればペイしないため、田舎の旧民家の空家等が活用できれば、事業化の可能性はあるのではないかと思います。
北村浩司


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上中企画の需要を分析してみました。-まずは貸し農園需要から①-


就農定住を基軸にして事業を考えた場合、前上さんの仰る様に、周辺領域も含めて、以下のように需要は大別できるように思います。
 
 人集めやファンの裾野づくりに関わる領域として
①家庭菜園的需要
②体験教育の需要
③観光農園の需要
 直接定住就農に関わる領域として
④週末農業
⑤田舎暮らし(別荘需要も含む)
⑥就農需要
 これらそれぞれの中味について検討しておく必要があるでしょう。

 まずこの中でも、もっとも幅広い需要が、ガーデニングや家庭菜園の需要でしょう。この需要にたいして、都市近郊では、貸し農園が存在します。
 現在例えば大阪の豊中市等では市内だけで、80箇所の市民農園が存在し、いつも満杯で空きがない状態です。全国では約6000箇所(H11年)程度市民農園が存在します。
 但し、これは需要者の居住地から車で最大30分以内(出来れば10分程度)であることが必須条件でしょう。

 実際、貸し農園はブームでありますが,水道や休息所やシャワー、あるいはトイレさえないと言うところが大半です。
 また実際作物の栽培の指導や面倒を見てくれる人もいないところが大半です。
(これは特に都市圏では、地主が市街化農地への課税対策で市民農園の申請を出しているところが多いためだと思われます。)
 これら不備に対する利用者の不満は、結構大きいので一つの狙い目になる差別化ポイントなると思われます。
北村浩司


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ネットワークづくりの視点

確かに、上中町企画は、若者の新規就農定住を最終目標としている訳ですが、そのインフラとして、また、事業継続の活力源として、ネットワークづくりが欠かせない事業課題となります。

一方、ネットワークづくりといっても、その対象者として、
 ・都市の農業or田舎or自然志向の若者
 ・地域の生産農家
 ・町内の活力ある人々
 ・地域産品の購入者
等、様々な属性が考えられます。

上中町企画では、様々な事業を展開することで『上中ファン』を共通の思いとして高め、様々な属性を持つ人たちのネットワークの輪が徐々に広がっていく・・・ことを志向していますが、最近、『上中ファン』という抽象的な呼びかけでは力にならない、口コミネットワークとは、あくまでも『一対多』の関係……あの人がつくった野菜だから買ってみよう、あの人が言うから参加してみよう、あの人とだった何かできそうだ……といった関係からしか広がっていかないのではないかと考え始めています。

とすると、『一対多』の関係につながる『一』の人をどれだけ多くネットワークできるか、事業の成否を決するということになりますし、そのような視点に立てば、それなりの事業企画は浮かんできます。

上中町ネットワークの取るべき方向性について、皆さんのご意見をいただければ幸いです。
 

前上英二


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次の様な視点も必要では?(再度リ-ダ-像について)

ネットワークが単位集団を従属させる。というイメージは未来(近未来?)社会像としては面白い視点だと思います。

 ただその上でリーダー像に対して、敢えて異(もしくは補足する視点)を付け加えるとすれば、
①ネットワークの代表と単位集団の代表とは、同一人物では本来あり得ない。
 これは単位集団と集団を超えたネットワークとの位相の違いから出てきます。
②当初のネットワーク形成上、武器になるのは、上中町の人と土地柄そのものが持つ 魅力であり、その活力を直接引き出すのは、地元のリーダーである。(ことが望ましい)
③上中町は対外活動に(社会を意識した活動)比較的熱心なムラであり、京都との海産物等を通じての交流の歴史から、閉鎖的な要素が比較的小さい、と判断されます。

 いずれにせよこの議論は、あとは村落内部の活動及び我々を含めてネットワーク(上中町企画のサポーター)そのものが成すべき課題、各々に具体的に触れる中で深めていった方が良いように思います。
 
 とりわけ企画の骨子たる半農定住(拡大すれば農的なものに対する)の需要と成すべき課題をもう少し掘り下げてみるべきではないでしょうか。


北村浩司 


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