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農村を活性化させる為には?

単純じゃない「たんじゅん農」の可能性

炭素循環農法を『たんじゅん農』と云ったりするらしい。

奇跡のリンゴの木村さんが、無肥料・無農薬栽培を志向して「山の土」
という結論に達したことからすると、有望な農法であることは推測できる。

疑似科学者連中は、それを「科学的に証明しろ」と迫るらしいが、当の
『たんじゅん農』実践者は、

「そんな屁理屈より、現に実践できているという事実が大事で、何故できているのかは追々究明していけば良いこと。」と意に介さない。
今は、うまく行ってること、うまくいかなかったことの事例をもちよろう、としている。

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たんじゅん農法の広場(リンク)

 たんじゅん農は、方法ではなく、自然の法則、宇宙の命を活かす仕組み・働きを明らかにし、それで世界の人々の食をまかなえるとの仮説実験・実証のための農です。

 「たんじゅん農」には、会も、指導者もありません。あるとすれば、
<自然>という壮大な広場が会であり、生きてあるすべてのものが会員です。指導者は、人間ではなく、自然そのものです。

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たんじゅん農を楽しむ広場(リンク)
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ツイッターなどでまことしやかにエビデンスを披瀝する疑似科学者の中には、近代科学の偏狭なドグマを突き抜ける新たな『事実の発見』を頭ごなしに「トンデモ」呼ばわりして退けることがある。そのような連中はわかったつもりになっているが、世の中は未解明の事だらけで事実に迫れていることは、ほんの数%に過ぎないという認識が出来ていない。

それに対して、

『指導者は、人間ではなく、自然そのものです。』

と、とことん対象としての自然界の「理」究明を楽しもうとする「たんじゅん農を楽しむ広場」に可能性を感ずる。



小圷敏文


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「持続可能な農村」に向けて挑戦する石徹白の人々が、「集落営農」に見出した可能性

リンク

「農」を軸に、持続可能な暮らしをつくっていく。それも、岐阜県にある110世帯250人の小さな集落・石徹白(いとしろ)地区のみなさんと力を合わせて。
そう聞いたら、どんなことができると思いますか?
石徹白といえば、水力発電で大きな注目を集める集落。「持続可能な農村」への挑戦に向け、集落で暮らすほぼ全世帯が出資し、水力発電の建設を実現しました(詳しくはこちら)。近年は、毎年のように子育て世代の移住や出産が相次ぎ、この11年間のUIターン世帯は16世帯48人と、集落の2割近くを占めるまでに。挑戦する石徹白の人たちの姿を、ドキュメンタリー映画「おだやかな革命」で見られた方も多いかもしれません。
外から見ると、最先端を歩み、大成功したように見えます。けれど、住民の方にしてみれば、「成功事例と思っている人はおらず、ようやくこの地区が残るための入口に立つことができた」のだといいます。
そして、次なる新たな挑戦として、集落で農業に共同で取り組む「集落営農」がはじまっています。


縄文時代から続く、残すべき価値のある場所

源悟さんとともに、水力発電部門の中心人物として動いてきた人物がNPO法人「地域再生機構」副理事長の平野彰秀さんです。ご自身も移住者であることから、地域おこし協力隊の移住サポートの窓口を担当されています。

平野さん 源悟さんたちより上の世代の方は、ここの地域のことは自分たちでやる、ということを当たり前にやってきた世代。そういうことを経験した人たちが身近にいることが、ここの集落の価値だなと思っています。
電気にしても、食べ物にしても、お金で買うようになると、どこからきているかわからなくなる。けれども、ここの人たちは自分たちで何とかする、という記憶をまだ持っている。水力発電だって新しい話ではないんです。大正13年から昭和30年までは集落で発電所を運営していて、完全に自立してやっていたし、みなさんその頃のことを覚えていらっしゃいます。
ここは縄文時代から続いている集落で、自然に近いところで暮らしてきたからこその価値観や、自治や自立の精神が根付く、残すべき価値のある場所だと思っています。けれど、高度経済成長期以降、この50年くらいの時代の変化によって、なくなろうとしている。
石徹白は成功事例だと言われることもありますが、実際はここ5年ほどでも農地が荒れてしまうなど、地域の風景は大きく変わっていってしまっているんです。人の手が行き届いている農村風景が荒れていくと、人の心も寂しくなっていくんですね。
だからこそ、農村風景や集落の人たちが持っている精神を受け継いでいきたいと思い、僕は石徹白で暮らしはじめました。



農協が保有する、13万5,000坪の休耕田をどう使うか?

農協では、水力発電がはじまった2016年に集落営農もスタートしています。実行する上での、地域のみなさんのとりまとめ役が、IT企業を辞め、2011年に石徹白へと移住した「農園 えがおの畑」の黒木靖一さんです。

黒木さん 営農の方針としては、地元の人でまずやっていこうじゃないか。ということで、手を挙げてくださった地元の方を中心に30人くらいが協力者として、関わってくださっています。核となっているのは、源悟さんや地元の名士たち。
石徹白に専業農家は少ないんですよ。でも、兼業ならほぼ全戸で、自分たちが家で食べられる野菜やお米くらいはつくっている。だから、農業の先生はいっぱいいます。
石徹白の作物は季節がはっきりしていることから、寒暖の差によって甘みが強く、周辺の農家さんからも特別おいしく育つといわれています。にんじんでも、子どもたちが生でバリバリ食べるほど。その代わり、11月から4月にかけてはたくさんの雪が降り積もるので、厳しい冬を乗り越えなければなりません。

農協で持っている農地は、45町歩(1町部=3,000坪)。およそ2年間かけて、まずは10町歩をきれいにして、維持できるまでに整備したそうです。

黒木さん みなさん、仕事を持っているので、休みの日に手伝ってもらったりしています。今は営農専用の田んぼを耕す機械はないので、地元の人たちにお願いして、持っているものを貸してもらいながら進めてきました。
ここの人たちは、困ったときは助け合う精神があるんです。年に何回か用水路の掃除など共同作業があるんですが、みなさん予定があっても、ずらして調整するんです。個人の予定よりも、優先するんですよ。
地元出身の若い人もそう思っているし、逆にそういうことに入ってこないと、ここのなかでの暮らしは難しい。大変なときもあるけど、農地を貸してもらったり、農作業のやり方聞いたり、助けてもらっているばかりなんでね。

2年間かけ、農協が持つ農地の4分の1が整備され、石徹白名物のとうもろこしやお米などの生産がはじまっています。
メンバーでの話し合いでは、酒米を育てて日本酒をつくったり、試験的に別の作物をつくりたいといった願望はいろいろとあるものの、なかなか専門に動ける人がいない。そこで、地域おこし協力隊の募集に至ったようです。




匿名希望

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地域活性化どうする?~島根邑南町の飲食店が2カ月連続で休める理由

先日、奈良県で複数の農家とお話しする機会があった。
活躍している農家の多くは70代以上。

5年後、10年後、日本の農業は誰が担っていくのか?

農業を新しく始めるといっても、
1週間で結果が出るような短期的な問題ではない。

私達は今すぐに、長期的な見通しを持って、動き出さなければならない。

そんな思いを抱えていたときに、見つけた記事を紹介する。
本当に地域が活性化するとはどういうことなのだろうか?

リンク

地方ではいまだに地方再生の切り札に「地元に工場を誘致したい」といったようなことを熱っぽく語る方も、一部には残っているようです。

しかし、それ以上に地方には売れ残った産業団地が山ほどあります。かつて、安くて若い大量の労働力が地方に残っている時代には優位性があった工場立地も、著しい高齢化を抱える現在の地方では、むしろ労働力確保のほうが問題となっており、工業的な視点で地方を語ると打つ手がなくなりつつあります。

(中略)

人口は個別の自治体でみるよりも、都市圏でみてみると、実は利点を多く持つ「田舎」があります。

それは、大都市に1時間程度でアクセス可能な「田舎」です。この大都市に接続された田舎の強みは、大きく分けて2つあります。

1つは、商圏人口はそれなりに大きいにもかかわらず、圧倒的に不動産の価格が安い点です。大都市中心部とその隣接地域にある田舎の間には数十倍もの家賃の差があります。しかし目的さえあれば人は移動する時代でもあり、成功している店を経営している人ほど、実は近年では都市中心部を避けて、路地裏、住宅地、そして田舎へと店を移していくことがあります。

もう1つは、農林水産業が活発な地域が多く、食材などの原材料を直接的に仕入れることが可能だったり、景観的に優れた立地を持っているという点です。高度に開発された都市中心部では実現不可能な自家栽培の野菜をとったり、はたまた自然に囲まれた立地での宿といったことが可能になります。

そして大都市から1時間程度という立地は、都市部居住者にとって程よい距離感であり、週末などに足を伸ばすのには億劫ではない距離感でもあります。都市部生活だけではない多様性を求めて、都市部に近接した田舎には大きな可能性があります。

島根・邑南町はB級ではなくA級グルメで広域集客

そのようなポジションをフルに生かして、新規飲食店などを集めているのが島根県の中部に位置する邑南町(おおなんちょう)です。邑南町は人口1万人ほどの山に囲まれた町で、かつてはたたら製鉄、そして炭焼き産業が集積していました。今は農業中心のエリアです。しかしながら、近くを走る高速道路が約120万都市である広島市へと繋がっており、島根県内でありながら、実質的には広島市の都市圏に属する田舎です。

邑南町は2011(平成23)年度から「A級グルメ」というテーマへの取り組みを始めているのですが、B級グルメではなくA級というだけでなく、色合いもかなり違います。B級グルメは地元に根付いている身近なグルメを競い合いますが、邑南町はここの食材や環境を活用した新たな飲食店を開業してもらうという取り組みを、熱心に展開してきています。

地道な努力が実り、同町がA級グルメの取り組みで飲食店を誘致し始めてから、新規開業した飲食店はすでに14軒にのぼります。また2011年度以前からあった飲食店が32軒あるので、現在は合計46軒の飲食店が集積していることになります。

「休む」ことが、次を生み出す大きな価値になる

最低でも月に数十万円の家賃が必要な都市中心部に開業するレストランよりも、月に数万円で借りられたり、数百万円で物件購入が可能な田舎では、固定費が安いために、そもそものビジネスの構造が抜本的に変化するわけです。さらにインフラが充実した大都市に接続している田舎では、そのポジションを生かした事業が可能になるわけです。

この話を聞いて皆さんは「2カ月も休めて、ボロい商売してるなぁ」と思うでしょうか。それは違います。実際、美食の町として世界的に有名なスペインのサン・セバスチャンなどでは、シェフは1年のうち2カ月ほど休んで世界を回ってインスピレーションを受けて、次なるメニュー開発に生かしているのをご存じでしょうか。邑南町のA級グルメなら、日本国内でもそのようなモデルが十分に成立するというわけです。

こうした日本ではまだ新しいモデルに希望を見い出し、日頃「ブラックな職場」で安い月給でこき使われてきたような若いシェフたちが、今続々と邑南町に移り住み、飲食店開業を目指して準備をしているのです。

固定費を抑えつつも、付加価値の高い事業を組み立て、そして適切に休みをとる――。工業化時代には立ち遅れたというイメージになっていた田舎が、1周して時代の先端的な働き方を実現していることに注目する必要があります。



北口真穂

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「シビックプライド」とは?地域コミュニティの活性化につながる都市の課題解決に向き合う姿勢

(リンクより引用)

現在、「シビックプライド」を持って、地域活動に取り組む全国各地の事例が増えています。シビックプライドとは、シビック(市民の、都市の)+プライド(誇り)を合わせた言葉。

まちづくりやコミュニティデザインの活動に取り組む人々の間で、注目を集めています。今回は、この街を豊かにするためのキーワード「シビックプライド」について詳しくお伝えしていきます。


■19世紀イギリスの都市で扱われていた「都市に対する誇りや愛着」

シビックプライドをもう少し詳しく説明していくと、もともとは19世紀イギリスの都市で扱われていた言葉で、「都市に対する誇りや愛着」といった意味を持ちます。

日本にも郷土愛という言葉がありますが、「シビックプライド」は思いだけにとどまらず、その都市の課題解決や、活性化といった、具体的な行動に取り組む姿勢も含んでいるのが特徴です。

例えば、実際にシビックプライドを体現した事例として、ヨーロッパの都市アムステルダムが行った「I amsterdam」キャンペーンがあります。オランダのクリエイティブエージェンシー「ケッセルスクラマー」という会社が主導となり行われた地域プロモーションです。

アムステルダムに暮らす人々の日常を写真で切り取り、そこに「I amsterdam」というロゴを合わせて都市の魅力として発信することで、市民のシビックプライドをかき立てることに成功しました。

またバルセロナでは、都市に人格を持たせるために頭文字「B」をモチーフにしたロゴマークを作っています。普段の何気ない写真に、ロゴマークを入れるだけで、自然とその都市のプロモーションを行うことができます。



明治以降の共同体の解体によって生じた孤独死。
人々の危機感から地域力への回帰が必要です。
その一つとして自分たちの住む街に愛着を持つ!という活動は魅力的だなと感じました。



はなわ

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人類を守る、地球を守る、未来ある農業を作る~協生農法

耕さない、無農薬、無肥料、混成密生
人類を守る、地球を守る、未来ある農業を作る動きは、じわじわ再生されつつあります。

自然と暮らそう麦わら日和~農業に革命を起こす!?協生農法より
リンク
(以下転載)

*・*・*・*・*

協生農法は基本的に「無農薬」「無肥料」「不耕起」で行います。

これだけだと少し農業を知っている人なら、「なるほど自然農法なのね」と思われると思います。しかし、従来の自然農法では

・殺虫剤は使わないけど、ある程度の虫は手で除去する
・除草剤を使わない代わりにビニールマルチをかける
など、どうしても雑草や虫は敵という意識を持っていることが多いです。(もちろん中には草を完全に除去せずに野菜を育てていらっしゃる方もいらっしゃいます。)

しかし、協生農法では雑草や虫や鳥は畑を作ってくれるスタッフという「仲間」の意識を持っているため、絶対に除去をすることはありません。むしろ彼らがいなければこの農法は成り立ちません。

(中略)

●土壌を耕す担当は「植物」
協生農法にとって雑草は野菜と同じくらいとても大切な存在です。それは土を耕してもらうことや土壌の保水力を高めてもらうこと、さらに土を作る微生物を育むなど非常に重要な役割を担ってくれるからです。

雑草や野菜などの植物は、土を耕すように地中深く根を張っていきます
やがて土中で枯れた根は微生物の餌となって分解され、そこに網の目状の空洞ができます
根の穴は空気や水の通り道となるほか、ミミズや微生物にとっての住処となることで、徐々に土が団粒化して肥沃な土壌に変わっていきます。
また、植物が土の表面を覆うことで表土の乾燥を防ぎ、直射日光による紫外線から微生物を守ります
上記のように本来、草を除去することも土壌を耕す労力も必要がないはずなのです。まぁでも、難しいことは考えず、せっかく根や微生物が野菜が育つの土の状態を作り出してくれているのだから、有り難いな、それを崩すと可哀想だなくらいに考えれば良いのだと思います。

●肥料を運ぶ担当は「虫や鳥」
・科学肥料は使わないけど米ぬかや油カスは使う
・堆肥を発酵させ土に入れる
など肥料についても野菜は人間が肥料をあげないと育たないという考えが一般的だと思います。

もちろん肥料をあげるとムクムクと太く大きくなるのですが、それは「養殖」と同じなのではないでしょうか。自然の野山に目を向けても野菜以外の植物で人間から肥料をもらって育っているものはありません。

人為的に肥料をあげる必要がない「はず」なのです。自然界では、この肥料を渡す役割は虫や鳥が担っています。

しかし従来の農法では農薬で虫を嫌い、鳥避けで追い払うため、肥料が畑に入らず仕方なく肥料を入れなければいけなくなっていると言えます。

協生農法では逆に鳥や虫を集めるため畑の至る所に果樹を植えています。

写真はキンカンの木。これはあくまで鳥や虫のために植えたものです。また、落ち葉はやがて腐葉土となり土つくりにも貢献するというメリットも持っています。

土の中の微生物から草、虫、鳥と畑の中に多様な食物連鎖を作り出すことで、それぞれが優秀なスタッフとなり畑を作ってくれているのです。今まではこれらを全て排除していたわけですから、本当に申し訳ないことをしてきたなと思います。。。

●畑を運営する担当は「人間」
人間の役割は畑に生物多様性を作り出すことと、野菜の種を蒔き、苗を植え、収穫することです。

協生農法は混生栽培が基本なので何十種類という様々な種を混ぜ合わせて畑にまいていきます。その中で、密生しすぎた部分を間引きながら収穫するのが仕事。

収穫する代わりに次の種をまいていけば365日、毎日収穫が可能という理想的な畑が出来上がります。

今はこれ、その次はこれと野菜を作るプランニングを考えていくことが知能を持つ人間の最大の役割だと思います。餅は餅屋で生物みんなそれぞれが最大の力を発揮すれば素晴らしい畑が出来上がるのです。

(中略)

●協生農法が過疎化の村を救う!?
今まで読んでいただいておわかりの通り、協生農法はほとんど手間や労力がかかりません。

そのため、土を耕す体力が衰え、泣く泣くやめた高齢者の方でも協生農法なら一生現役で野菜を育てることができます。しかも美味しくて健康的!

この農法が普及すれば、耕作放棄地に悩む山間部の村は活性化できるのではないかと思います。

実際に野菜を作れず生きがいを無くして弱っていった高齢者も身近にいますし、この農法を始めて「こんな楽なら死ぬまで続ける」とイキイキし始めた方も知っています。

また、重機の必要もなく、コストも種や苗代以外ほとんどかからないため、受け入れる側の気持ちさえ変われば十分に産業としても成り立つとも考えます。

というのも、やはり「太く大きく形の良い野菜」という点ではこれまでの農法には到底かないません。その部分を熱心に研究し尽力してきた人類の英知とも言える野菜作りには敬意を払いますし、同じロットをスーパーに流通させるための大量生産は協生農法には向いていないからです。なので従来の農法を否定する気持ちは全くありません。

ただ慣行農業が抱える環境汚染の問題などは無視はできませんし、兼業農家や小規模農家は取り入れる価値がある、未来のある農法なのではないかと僕は信じています。



菅生


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工業的な視点で地方を語ると打つ手がない

今の地方は、都市と都市が多様なインフラで接続したネットワーク型の構造となっている。
その中で大都市に1時間程度でアクセス可能な「田舎」に注目が集まっている。

一見すると、地方の次なる可能性として見える。一方で、まだまだ市場原理の中での目先的なものにも見える。

しかし、都市一極集中による地方衰退に対して解決策となり、それまでの日hジネス構造、人々の生活を変えるものであることは確か。
以下の邑南町での取り組みは、活性化して日本全体に拡がっていくのか見ものである。

ーーー
(リンク)より

島根邑南町の飲食店が2カ月連続で休める理由
……なぜ地方のB級グルメは未来が難しいのか

地方ではいまだに地方再生の切り札に「地元に工場を誘致したい」といったようなことを熱っぽく語る方も、一部には残っているようです。

しかし、それ以上に地方には売れ残った産業団地が山ほどあります。かつて、安くて若い大量の労働力が地方に残っている時代には優位性があった工場立地も、著しい高齢化を抱える現在の地方では、むしろ労働力確保のほうが問題となっており、工業的な視点で地方を語ると打つ手がなくなりつつあります。

▼「自治体の人口」で「商圏」を限ってはいけない

(前略)

よく、人口減少社会の議論をすると、自治体人口ばかりが取り上げられますが、地方都市はすでに都市間が多様なインフラで接続されたネットワーク型構造になっています。

そのため、人口規模が小さな自治体も、実は大都市と1時間以内で移動可能な高速道路などで接続されている場合も多く存在しています。その気になれば、十分に都市部から車で人が来れる利便性が確保されながらも、「山・川・海」といった自然環境に恵まれているところが多くあります。

一般的に人の行動範囲は複数の自治体にまたがっているのが自然で、車社会となっている地方都市であればあるほど、行動範囲はより広いのが当然です。市町村を超えて通勤通学する人も当たり前で、さらに何か買い物や食事に出ていくのには都道府県さえ横断して移動する人がたくさんいるわけです。とすれば、人口は個別の自治体でみるよりも、都市圏でみてみると、実は利点を多く持つ「田舎」があります。

それは、大都市に1時間程度でアクセス可能な「田舎」です。この大都市に接続された田舎の強みは、大きく分けて2つあります。

1つは、商圏人口はそれなりに大きいにもかかわらず、圧倒的に不動産の価格が安い点です。大都市中心部とその隣接地域にある田舎の間には数十倍もの家賃の差があります。しかし目的さえあれば人は移動する時代でもあり、成功している店を経営している人ほど、実は近年では都市中心部を避けて、路地裏、住宅地、そして田舎へと店を移していくことがあります。

もう1つは、農林水産業が活発な地域が多く、食材などの原材料を直接的に仕入れることが可能だったり、景観的に優れた立地を持っているという点です。高度に開発された都市中心部では実現不可能な自家栽培の野菜をとったり、はたまた自然に囲まれた立地での宿といったことが可能になります。

そして大都市から1時間程度という立地は、都市部居住者にとって程よい距離感であり、週末などに足を伸ばすのには億劫ではない距離感でもあります。都市部生活だけではない多様性を求めて、都市部に近接した田舎には大きな可能性があります。


▼島根・邑南町はB級ではなくA級グルメで広域集客

そのようなポジションをフルに生かして、新規飲食店などを集めているのが島根県の中部に位置する邑南町(おおなんちょう)です。邑南町は人口1万人ほどの山に囲まれた町で、かつてはたたら製鉄、そして炭焼き産業が集積していました。今は農業中心のエリアです。しかしながら、近くを走る高速道路が約120万都市である広島市へと繋がっており、島根県内でありながら、実質的には広島市の都市圏に属する田舎です。

邑南町は2011(平成23)年度から「A級グルメ」というテーマへの取り組みを始めているのですが、B級グルメではなくA級というだけでなく、色合いもかなり違います。B級グルメは地元に根付いている身近なグルメを競い合いますが、邑南町はここの食材や環境を活用した新たな飲食店を開業してもらうという取り組みを、熱心に展開してきています。

地道な努力が実り、同町がA級グルメの取り組みで飲食店を誘致し始めてから、新規開業した飲食店はすでに14軒にのぼります。また2011年度以前からあった飲食店が32軒あるので、現在は合計46軒の飲食店が集積していることになります。

(中略)

とくに、新規に開業した飲食店の経営は極めて秀逸です。劇的に安い不動産価格という大きなメリットを生かしつつ、一方でレストランの単価は「広島市の都市圏価格」を実現することで、中には1年のうち約2カ月ほどを休むような飲食店が出てきています。


▼「休む」ことが、次を生み出す大きな価値になる

最低でも月に数十万円の家賃が必要な都市中心部に開業するレストランよりも、月に数万円で借りられたり、数百万円で物件購入が可能な田舎では、固定費が安いために、そもそものビジネスの構造が抜本的に変化するわけです。さらにインフラが充実した大都市に接続している田舎では、そのポジションを生かした事業が可能になるわけです。

(中略)

固定費を抑えつつも、付加価値の高い事業を組み立て、そして適切に休みをとる――。工業化時代には立ち遅れたというイメージになっていた田舎が、1周して時代の先端的な働き方を実現していることに注目する必要があります。

(以上)



takajin 


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