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農村を活性化させる為には?

情報の難しさ

世の中はどんどん便利になっています。
したがって、無洗米は時代の流れの沿った商品だと思います。
しかし、問題も多いようです。

無洗米には、洗わなくても良い、といこと以外にも良いところがあるそうです。
その第1は、環境に良い、とされている点です。

「全国無洗米協会」のHP では

「とぎ汁は環境汚染の最大原因」とありました。本当でしょうか?

このHPによると
   ● 河川のヘドロ、赤潮の原因
     東京湾の汚染の原因の70%は家庭排水です。
   工場など産業系の排水は20%にすぎません。

   家庭排水の内で、最大のものはとぎ汁です。
   とぎ汁にはリンやチッソなどの栄養素が多く含まれています。

   台所排水の中でもっともウェートが高いお米のとぎ汁は
   BOD物質(有機物)が約44%、チッソは約67%、
   そして、汚染力の最も強いリンは約96%も占めています。

   これらの汚染物は通常の下水処理施設では処理しきれず、
   水道水の嫌な臭いや、赤潮、アオコなどの
   発生原因になってしまうのです。

これによると東京湾の汚染は、とぎ汁が原因だったようです。
では、本当にとぎ汁が東京湾の水質汚染の原因なのでしょうか?

(1) 家庭排水と台所排水
上記の引用では、この2つの言葉が出てきています。
どこが違うんでしょうか?
家庭排水とは、家庭から出る排水すべてを指しています。
台所排水とは、家庭から出る排水の内、台所から出る排水のことです。

では、とぎ汁はどの程度なのでしょうか?
富栄養化の原因となる窒素とリンは一日どれだけ排出されるのでしょうか?

H11年日本下水道協会データによると
一日1人あたり、窒素=11g、リン=1.3gだそうです。
その内、屎尿が原因である量は、窒素=9g、リン=0.9gです。
つまり、ほとんどが屎尿が原因だそうです。

とぎ汁が原因だったはずなのに、おかしいです。
無洗米協会のお話とは違います。
協会の文章を良く読むと、
途中から、家庭排水(屎尿含む)が最大の原因としながらも、
とぎ汁のウェートは、台所排水に占める割合を例に出しています。

数字のマジックです。
したがって、協会は、
>家庭排水の内で、最大のものはとぎ汁です
と言っていますが、正確には、
「台所排水の内で、最大のものはとぎ汁です」
ということになります。

全国無洗米協会のHPには、ウソがあるということです。

しかし、とぎ汁だけでも減らせれば、環境には少しはやさしい、
というのはそうかもしれません。

ところが、全国無洗米協会の方式である、BGというのは灯油を使います。
タンクローリーが無洗米装置に給油しているそうです。
なぜかは、わかりません。
無洗米装置は、なぜかしら非公開のブラックボックスとなっているからです。
BGは灯油をたきますから、二酸化炭素を大量に出します。

つまり、無洗米は
(1)水質汚染の内、生物的な汚染。つまり微生物を増加させる要因である窒素やリンの排出を少しは抑制できる。
(2)しかし、その一方で、二酸化炭素を排出し、地球の温暖化を促進している、ということが言えます。

結論は、無洗米は、水質にはやさしい、温暖化にはやさしくない。
したがって、環境に良いとは必ずしも言えない。となります。

情報って本当に難しいですね。

そして私自身の思いとしては、そういった大型機械を使わないと出来ないものは好ましくありません。農家と食べる側がどんどん遠くなるからです。 西田栄喜
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