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農村を活性化させる為には?

私の考える農業法人

良く、子供達の稲作体験授業に出かけ、多くの質問が、子供達からありますが、たった一つ、絶対に私が、受けない質問があります。それは、「農業は楽しいですか?」と言う質問です。愚問であることを、子供達は、直感的に感じるのでしょうね。今までで、最高の質問は、「こーよーさんが、授業に来るのは、自分とこのお米を売るためですか?」鋭い!
 世の中、農業が暗いなんて、絶対に言えません。他の産業の方が、もっと厳しいことは、周知の事実です。どうして、農業が暗いとか厳しいとかの論調になるのかは、理解できないのです。単に性格が明るいだけかも、知れませんが、、、、

>「今後の稲作を担うのは低コストでおいしいコメを提供できる農家。生産調整に協力する農家に不満が残らない形で、やる気のある農家が大規模生産できる仕組みを検討すべきだ。」

 前の投稿でも書きましたが、農薬費や肥料費が下がるのと反比例して、利益が増えました。つまり、肥料を慣行の3割減で、収量を抑え、お米の味を良くし、農薬もあまり使わない。しかも、私の地域は都市部なので、転作率が、118%。つまり、農業離れで、お米を作らないので、余った転作面積を、町が、我々大規模農家に回してくれています。
 町の転作会議では、面積管理するのではなく、肥料分を抑え、味を上げ、ブランド化することを、提唱していますが、今のところ、一笑にふされています。

>こーよーさんはまさに、先進的な農業法人化を実現されていますよね。サイトを見て以来、一目ぼれしていた者の1人です。はじめまして・・・。前から聞きたかったんですけど、法人化した農業と、普通の農業の違いというか、その辺のところを教えていただけると嬉しいです。もちろんほかの方でもいいんですが。あと、法人化への道とかも聞きたいなと以前から、思っていました。すごいなって思ってたので。

 私は、経営的には、法人化した農業と、普通の農業の違いは、あまり感じません。私は、法人化していますが、西田君を始め、法人化せずとも、優秀な経営をしているところもあります。ただ、私は、お気楽な人間なので、法人化すると、どうしても、しっかりやる責任が生じるので、自分自身の為に法人化しました。でも、具体的には、①家計と事業が、明確に分かれる。②家族の中での、おのおのの地位が、明確化する。③福利厚生が、しっかりする。④従業員が増える。⑤利益を上げることが出来る

 ここで私が、書くのは、普通の農家が、歩むストーリーですので、大上段の法人化ストーリーではありませんが、実際に近いかと思います。

①は、普通、農家の家計の中では、事業経費と家計費の境目は、非常にあいまいです。農家には、農協の組合員貯金という便利なシステムがあり。農協で買うものが、自動的にそこから引き落とされます。ある程度、マイナスになっても大丈夫です。私の会社も法人化した初期の頃は、良く、間違えて、私個人の組合員貯金口座から、引き落とされたものです。しかも、マイナスが多く引き落とせない時は、家族の誰かの口座から、勝手に引き落としたものです。つまり、事業経費と家計費が、農協でもごっちゃになっていて、農家もそれが当たり前となっていたのです。これでは、儲かったのか損したのか、さっぱり分かりません。

 ②法人化する前は、青色申告なのですが、これは、経費のみを参入する方法なので、借金がどれだけあっても、数字には、反映してきません。そして、収入は、全て経営主に集まる方法なので、家族でも、女性、特に嫁の立場は弱くなります。給料制することにより、責任も立場も明確になるし、弱い立場の人も自立出来ます。

 ③厚生年金や、労災、そして、家族であっても、嫁であっても、一人一人健康保険手帳がもらえます。これって、結構重要で、常に、世帯主が、一人で持っている国民健康保険手帳では、いつまで経っても、立場が弱いままです。

 ④そうこう、しているうちに、経営規模が大きくなると、社員が増えて来ます。私の会社では、社員募集を一度もしたことがないのですが、自然に集まって来ました。逆に言えば、法人化してあることが、魅力に感じる、若い人もいるということでしょう。

 ⑤かの、松下幸之助氏が、会社を大きくしたかったわけでは、なかったが、自然に大きくなったと語っておられましたが、人が集まり、世の中に必要なものを作る限り、自然に大きくなったり、利益が上がると考えます。

 アメリカの企業化のストーリーとは、ずいぶん、違いますが、日本型法人化の歩みというところです。でも、これからは、新しい感覚が要求されてきますので、決して、20世紀の常識が通用するとは、考えていません。昔、農業法人の会議で、「これからは、農業法人は、黒字を出して、法人税を払おう」と言ったら、みんなに、笑われてしまいました。それが、先進的と言えば先進的、変わっていると言えば、変わっている。ただ、今は、農業に関しては、「救う存在ではない」が、「救いとなる存在」に、なれればと考えています。


こーよー
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