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農村を活性化させる為には?

急速に進むであろう「人との繋がり」収束

長谷さんもご指摘の様に、今後の農業に求められるものは「人との繋がり」そのものでしょう。
だからこそ、今後農家に求められる意識・役割は、物的生産に陥っていたこれまでとは大きく異なるだろうと思います。

先日の新聞に、○サイトにも紹介されている無茶々園のミカン農家(中井さん)に関する次のような記事が載っていました。
>「中井さんのもとには、消費者からの便りがよく届く。苦情もあるが、『送り直すと丁寧なお礼がくる。消費者との温かい関係が、作る側にはうれしい。』」
誰だって、至らないところがあるし、失敗がある。人間関係そのものが充足対象であるなら、たとえ苦情であってもそれを契機に生産者と消費者との関係が進む筈だし、プラス価値にさえなり得ます。

反対に、これまでの農家と消費者の関係とは、「苦情・クレーム」が発生すればその時点で二度と買ってもらえなくなるような「ドライ」で「怖い」関係だったのではないでしょうか。
だからこそ、市場社会ではクオリティコントロールやサービスマニュアル等を駆使し、如何にしてクレーム・トラブルを発生させないかという「リスクマネージメント」という視点を重視していたように思います。
このようなリスクに満ちた市場での取引では相手に気を許せず、人間関係を充足対象と見ることなど出来ないでしょう。

ところで、以前の投稿で、「旅行者のニーズが『心遣いや人情味のある接客』であると調査によって明らかになっているにも関わらず、観光地は催事や施設の充実ばかりに傾いている」という話が紹介されていました。
これは、消費者を警戒すべき対象と捉えつづけてきた生産者は、「プラス価値としての人間関係」が求められていると解っているにも関わらず提供することが出来ないということを意味しているのではないでしょうか。
意識構造上の問題であるためそう簡単には転換できないのだと思います。

今後社会において、この人間関係を「充足対象」と見る層と「警戒対象」と見る層に対する、社会の評価の差は拡大する一方であり、同類闘争の結果も明らかでしょう。
それゆえに、「人との繋がり」収束も淘汰によって急速に進む様に思います。


小西康雄
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