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農村を活性化させる為には?

新しい農業スタイル

 先日新しい農作物の販売スタイルをとっているマーケットがあると聞き(実家がたまたま割合近くにあったこともあり)千葉県の印旛村に足を運びました。ご存知の方もいるかと思いますが、グリーブという名で主に野菜を取り扱ったマーケットです。
 友人の母親に車で連れていってもらったのですが、はじめは駅からは遠く、周辺には他の店が全くなかったため、本当にこんな場所でやっていけるのかと疑問がありました。しかし実際店に入るとビックリ、どこからこんなに?というほど人で賑わっていました。
このグリーブが従来のスーパーと大きく違う点は、商品の値札のバーコードに生産者の名前が書いてあり、顔写真とコメントも掲示されているところです。従来のように価格で差別化されるのではなく、生産者によって差別化され、売値も生産者によって決られています。生産者の名前がでることで生産者と消費者の距離がぐっと近づき、結果的に生産者のやる気が促進され、実際に品質もあがってきているとのことです。
 
 友人の母親の話によると作物と生産者のイメージが繋がり、生産者その人にまで愛着がでてくるのだと話していました。この間、そこが企画したイベントに行ったそうなのですが、実際に農家と会って話ができたため、商品に対する安心感が増したとともに、実際食べるときは生産者の顔が思い浮かび、自然と感謝の感情が湧いてくるのだとも話していました、また購入行為自体が直接、相手の応援に繋がっていると思うと、買っていて楽しいとのことです。(実際暇があればすぐという感じらしいです)
今までのシステムでは生産者と消費者の距離が離れすぎていたため、生産者への感謝というのが薄れ、いつしかお客様は神様であるという方向に陥りがちだったのかもしれません。しかしここでは距離が近いため生産者と消費者との間にダイレクトに相手に対する期待と応望という力が発生します。だから期待に応えようと生産者には活力が湧き、結果的には良いものが生まれ。消費者側はそれに対する感謝、尊敬といった感情が生まれます。このとき、もはやどっちが上かということはなくなってきます。また従来のシステムと比較したときにお互いの充足感が格段に違ってきます。

農業に関してもうひとつ(NHK変革の世紀のサイトから)、新しい農業のシステムに関して気になったものがあったので掲載します。
 >ネットを利用した農業・食の新たな流通の構想が、北海道の農家を中心に始まっています。消費者は東京を初め首都圏の人々。既存の流通組織は介在せず、ネットが駆使されます。「消費者が生産農家の株主になる」といった構想です。これまで消費者はスーパーに並ぶ商品を自分で選ぶ側にいました。この構想は違います。消費者は株主のように、農家に単位面積あたり年間○万円を払います。対象農家の多くは(当然)自然農法・無農薬などの実績ある農家です。その年が豊作なら、支払った金額以上の作物が送られ、凶作ならその反対です。つまり、消費者はリスクを負うかわりに、安全な作物を保証付きで供給されるわけです。農家の方も、期待に添えなければ来年からは契約が減るわけですから当然一生懸命つくります。作物をつくる責任は生産者ではなく、消費者自身が負うわけです。生産者にとっても消費者の顔が見えるため、偽装など起きようがありません。農民と消費者が、より対等な関係になれるのではないでしょうか。

 今回は農作物の話でしたが、これからの企業、共同体のありかたとしても、生産者と消費者の関係は変化し、距離は縮まってゆく方向にあるべきだと強く感じました。そうなったとき結果として、品質の向上、そしてお互いの充足に繋がってきます。
さらに感じたこととして、単純に利便性やコストだけを考えると、従来のスーパーは便利なのですが。しかしグリーブのような店に客が集まっているのをみると、単に健康ブームということではなく、評価し、応援する楽しみ、人と繋がっていくことの充足感にお金を使いたいという人が増えてきているという確信を得ました。

野田晋一郎
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