流れについていけない生産者はやっていられなくなり廃業が進む事が予測されます。既に、牛の生産者や、問題になった大企業にその兆候があります。現象としては、悪徳生産者を摘発するという形で動き出していますが、実は、大衆の監視圧力は、市場全体を何か胡散臭いもの(業界では共認されていても社会とは無関係なもの)として忌避し始めているのではないでしょうか?
市場への全般的な不信感が根底にあるとすれば、安全を求める流れは、突き詰めると「どうしたら信頼を創り出せるか?」という流れである事がわかります。あらたな信頼の創造が普遍的に期待されているということです。
これまで市場の世界で認められた優良企業などの生産者がこれに成功するとは限りません。むしろ、モノの売買の前に、新たな信頼関係の創造を目指した生産者達によって、何処からでも立ち上がる可能性があると思います。
田村正道
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