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農村を活性化させる為には?

農業の生産性に対する期待からの脱却

>今まで無農薬・低農薬農法、有機栽培などの安全と結びつく農法は、「消費者の期待に応えるとてもよいこと」と思っていた。別に全くの間違いではないと思うが、消費者の期待の主ではないことに今、気が付いた。

消費者の安全性に対する関心は、子持ちの主婦層を中心にあると思いますが、実際に消費者が求めているものは、本当に安全であるかどうかということであって、それは、農薬を使っているか、いないかの問題ではないように思います。現に世の中には、農薬に限らず化学的な物質はいくらでもあるのに、すべてに於いて関心が高いわけではない。価格に関しても、輸入物でどれだけ安いとか、国内産ブランドで高くても品質のいいものだということは、個人の価値観に基づくものであって、本源的に期待するものではない。それらは、すべて単なる表面的な安全や価格面での企業間競争で、ユニクロの野菜販売事業の失敗は、その企業間競争では優位に立てるだろうという、ユニクロの生産システムの過信であって、新しい形での消費者の期待に応えるものではなかったのではないでしょうか。

>「生きていくために必要な食料を生産すること」これは人間の本源的な期待になると思うが、食べ物で溢れ返っている現状からはこれを期待として感じることはなかなかできない。

確かに、みんな食べることで困ることもないし、農業を身近に感じることも出来なくなってきている。だから、農業に期待することを考えても、なかなか見当がつかない。食料を生産する仕事という枠組みの中で、農業を考えていても、期待されることは分かり難い。「農」はすでに生産者と消費者という分類を超えたより広い意味で考えなければいけない状況にある。

今まで、人や暮らしに関する研究や対策を日本の農学・農政はしてこなかった。専ら農産物を生産効率よく作ることなどが農学・農政であるという生産性を重視する偏ったイデオロギーの中で、日本の食と農は立ち往生している。

これからは、「農」と食・住・遊・教育・地域などが融合した、新しい生産方法を考えていかなければならない。

芝田琢也
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