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農村を活性化させる為には?

仕事の面白さ

休みの帰省先の新潟で、親の知り合いのお百姓さんと会った。新潟県内の山間部で百姓をしている。山奥の過疎地で、かっては、30軒の集落だったのが、今や3軒しかないという、そんな村で育ちそのまま家業をついで百姓をしている。

彼は、先祖伝来の土地に加え、周りの人が耕すのを止めた棚田を買ったり借りたりして、4ヘクタールの田んぼと自家用の畑を耕している。そして、新しい人と知り合いになるのが楽しみらしく、いろんな会合や講演などに顔を出している。そんなところで自分の親とも知り合いになったらしい。

彼は、採れたての山菜を持ってやってきて、米作りしながらどんな点に気をつけているか話してくれた。年々変わる耕作機や、農薬の種類、米の価格、自由化や天候の影響など。驚いたのは、その様子が実直で淡々としながらも、すごく楽しそうであること。

いままで会った、農業をやっている人は(そんなに多くはいないが)、どこか農業の先行きに悲観的で、農業以外の道に活路を探しているか、どこか仕方なくやっているような感じがしていた。だから、こんなに元気にやっているお百姓さんには、初めて出会ったような気がする。

どうして彼が、元気なのか?それは、新しい人に会うと常に相手がどうしたら喜ぶか探っていることにあるように思えた。かれは、人に自分の作ったどぶろくや、山で採った山菜を送ったり、どんな米が求められているかを聞きながら、常に相手に期待を込めながら反応を見ている。そして次にどうしようかと前向きに考えている。

自分の思うとおりに行かないと、つまらないとか、しんどいと思ってしまうこともある仕事だけど、そんな生き方に触れて、本来の仕事ってやっぱりこうなんだと感じた。
・・・・自分よりもまず相手の期待を対象化して、しぶとく前向きに考えていくのは、どんな仕事も共通で、その結果として、相手が喜んでくれる。その喜びがほんとの仕事の面白さなんだろうと感じた。
(逆に普通と思える割り切ってやる仕事は、充足感に欠けてすごい片手落ちだ。)

最後に彼の年を聞いてほんとにびっくりした。50台後半くらいと見えたのだが、昭和3年生まれの76歳とのこと。明日も朝4時に起きて、田んぼに行くからと早々に帰っていった。

井上宏
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