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農村を活性化させる為には?

地域の課題の具体例

>みんなの期待に応える媒体としての農業を考える切口として、自分の農家を超え(⇒脱集団)、かつ実感を超えた”みんな”へ繋がるためにも、『集落、農村全体に役に立つ仕事(課題)』をつくり出すことも重要ではないかと思います。

私達の地域では、ある農産物を産地化しようという取組みを数年前から始めており、今年から、本格始動する為に部会(=生産者組織)を立ち上げています。
部会設立に先立つ事例発表や組織化の提案の為の生産者大会の際、私達の農園から以下のような提案をしています。

1、消費者のニーズという狭い範囲を超えて、社会のニーズにどうこたえるのか!!を発想の原点におくべき。
  →農産物の質や安全性はもとより、環境負荷への配慮や循環型農業への取組みを実現する事、そして、もっと大きな社会の流れをつかむ事が不可欠。
2、社会が本当に必要としている農産物の生産や販売、或いはサービス、取組みが実現できれば、それは社会から評価を受け、採算にのる。
  →取組み(その元になる考え方=認識)を売る、そして、その実現体としての農産物やサービス(ex、イベント、観交農業等)を売る。
3、最も重要な事は、上記のような事を真剣に考えられる、議論できる、そして、活力のある組織(=部会)作りをする事。
  →まず、地域としての協力体制を作る事、そして、問題点や課題、それぞれの役割を共有し、評価も共有していく、又、みんなで、情報を共有し、組織そのものをみんなで作り上げていく、そんなやり方の組織にしていく事が不可欠。
   (具体的には、販売戦略の見直し、栽培技術の見直しを組織的にやる、販売戦略であれば、どういうブランドを作るのか?その為には何が必要か?を徹底的に議論する、栽培技術であればどのような栽培方法がよいのか?具体的に何軒かの農家がいろいろな栽培方法をやってみて、その結果を持ち寄って検討する、そうすれば1年1回しかできない栽培試験が5件やれば5年分できる事になる、又、積極的に他地域の産地や先進農家の技術やノウハウを検討導入する、など、組織的な動きができれば明確な成果が出て、それを共有できれば、一気に産地化が進む。)

この提案には、多くの賛同をいただき、今年の春から発足した部会の幹事をやらせていただいており、産地作りの第一歩としての部会運営を具体的に行っています。
今までの部会や行政主導の会議・研修会では、JAや、行政、普及センターから栽培指導や情報を受け、農家側からは問題の提起と要求・押し付け、不平不満が出るだけ、という状態で、はっきり言って、辟易していたのですが、会議形式をスクール形式から円卓形式に変え、みんなが当事者であり、JAはJAの、行政は行政の、そして農家は農家の課題、役割を明確にしていく事によって、意見が活発に出て、否定的な或いは要求するだけの意見をたしなめ、積極的な意見を肯定していく機運が生まれています。

この組織は、在所や村、町といったしがらみを超えた一定の地域を中心に形成しているのですが、地域全体を活性化する、という重要な仕事(=課題)だと考えています。

まだまだ始まったばかりの取組みですが、何であれ、共認を母体に、そして、事実をもとに、みんなで、可能性のある方向を模索し、実践していく、というやり方は誰にでも受け入れられていくものだと思います。
このようなやり方で農業生産を基盤にして(勿論、儲かる生産にして)、地域を活性化し、農村や地域を越えて、より広い社会に出ていく事で、農(業?村?民?)共同体を再生する事が、農業を変え、社会を変える事に繋がるのだと思います。

まさに、認識と認識を実現していく人達、そして、その実現態と成果が、媒体となって、社会を変えていく事に繋がるのだと思います。

丸一浩
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