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農村を活性化させる為には?

高齢者の役割も子供の教育も生産圧力のある場でこそ有効となる。

この会議室のテーマである高齢者の役割についても、子供の教育についても、いろんな具体案があると思います。

 しかし、それらを考える上で決定的に重要なのは、生産圧力、あるいは、みんな課題のある場での期待と応望、評価でこそ初めて本質的に有効となるということではないでしょうか。

 高齢者のために無理矢理作った役割や子供を教育するためだけの場では、本末転倒です。

 高齢者も、本当に必要とされるみんな課題の一端を役割として担うからこそ活力に繋がるのであり、子供も、生産圧力という実践の場の中で、人間関係を学んで行くからこそ、生きていくのに必要な能力(=共認力)が身について行くのではないでしょうか。

 もちろん、そんな場では、高齢者と言えども評価圧力に晒されて、その評価を受けて、次は、一歩向上させて行くというプロセスの繰り返しになります。決して、遊びでやっているわけではありませんから。

 すこし、ずれるかも知れませんが、
 評価と活力上昇という意味では、最近、全国で活況と言われる農産物直売所、ファーマーズマーケット(高齢の生産者も多い)が参考になります。
 そのようなところで、特に、賑わい、生産者側の活力も上がっているところは、評価システムを整えているところが多いようです。
 そこでは、地場産、新鮮、顔の見える関係というお題目だけでなく、生産者毎に、各出品目の売れ行き状況の情報を毎日携帯電話へ送ってくる。しかも、他の生産者の出品目の売れ行きもわかるようになっている。
 こうなると、今まで、各農家は、自分の作った野菜が一番と自負していたものの、売上という誰もが認める評価指標によって、意識を変えざるを得なくなった。
 そこで、他より売れ行きが悪ければ、その原因を考え始める、味に違いがあるのかと実際に買って食べ比べてみる。あるいは、包装や量目の設定が原因なのか、時期の問題なのか、どういう人が買っていくのか、試行錯誤する。あるいは、売れている商品でも、もっと高い価格でも売れないか考えてみる。もちろん、お客さんの声を聞く。
 これは、お客さん(相手)を対象化し始めたということです。

 もちろん、一般企業では、’いろはのい’にあたることですが、今まで、そんな意識の無かった一般の農家のおばちゃん(おばあちゃん)が評価システムの導入によって、否応も無く、そういう意識になったということが大きなヒントになると思います。

 そして、結果的に、工夫して、売上が伸びるという成果があがることで活力が上がる、さらに直売所全体の売上も伸び、益々活況となり、みんな活力が上がるという好循環になっているそうです。

 もちろん、既存の市場のシステムから抜け出たわけではありませんが、生産圧力のある場での期待と評価、それに応えること=役割という良い事例ではないかと思います。

 考えてみれば、仲間との期待応望を最強の活力源として生き残ってきた人類にとっては、生産圧力のある場での子供の教育、高齢者の役割は当たり前で、つい最近まで本源的共同体が残存していた日本では、すんなり受け入れられる素地は充分にあると思います。そのためにはちょっとした(しかし、決定的な)認識転換が必要なだけです。

長谷暢二
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