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農村を活性化させる為には?

消費者と生産者が一体となった農業の可能性 ~なないろばたけ農場~

(「これから旬 参加型農業」asahi.com 以下引用)
大和市で「なないろばたけ農場」を運営する片柳義春さん(50)は、地域が支える農業、CSA(コミュニティー・サポーテッド・アグリカルチャー)方式に取り組んでいる。消費者が農場の仕事に参加し、経営の実態を知っているため、原価を含む価格で年間契約が成り立つ。CSAに取り組んで3年目。市場価格に一喜一憂しない安定経営の可能性を見た。(関根光夫)

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 片柳さんは4年前にディスプレー会社の経営をやめ、新規就農した。学生時代から宮沢賢治にひかれ、農業をやりたかったという。
 当初は無農薬・有機農産物を扱う小売店4軒に納入していたが、1年目の売り上げはわずか約70万円だった。

 2年目も約130万円だったが、横浜市瀬谷区の主婦グループが片柳さんの農作物の評判を聞いて訪ねてきた。農作業で忙しかったため、主婦らが自分たちで収穫して持ち帰る方法を始めた。

 このやり方がアメリカではCSAと呼ばれて広く行われていることを知り、06年から本格的にCSAを始めた。契約した会員の中からボランティアが出て、片柳さんと一緒に綾瀬市内の畑を耕し、種をまき、収穫などする。

 片柳さんは現在、綾瀬、大和、厚木市内に計2・1ヘクタールの畑でタマネギ、サトイモ、ニンジン、ジャガイモ、ウリ、トウガラシなど約50種の野菜をつくる。会員は年間契約し、月々の支払いも可能。毎月Mサイズ(3~4人分)で8千円、Sサイズ(1~2人分)で5400円の会費を払うと、毎週、野菜を受け取ることが出来る。

 CSAに切り替え、農場の経営も安定してきたという。06年の売り上げは約400万円、07年は約600万円と伸びて経営も黒字に転換。3年目の今年は、700万円を超しそうだという。
 会員は現在80世帯。今年の夏以降、横浜市内で日曜日の朝市に月2回程度、出店もしている。

 大和市中央林間2丁目の集配所では週3回、配送作業がある。会員5~6人が会員向けの野菜セットを荷造りする。自分で取りに来るのが基本だが、取りに来られない人に配送するのも別の会員だ。

 会員で元公務員の国延台次さん(62)は、「作り手と一緒に農作業をして、野菜作りに参加している気分。新鮮で安全な野菜も食べられる」と話す。カメラメーカーで3年間、システムエンジニアとして働いた経験のある久光周さん(28)は、週に2日は出荷作業をし、週に1日は畑に出る。「地域で活動したくて。集まってくるいろいろな人との雑談が楽しい」

 片柳さんの畑で農業を学び、独立して農家になった人もいる。今後は「ふらっと立ち寄った人が野菜を買える販売所がほしい」「株式を発行して、消費者に経営参画してもらいたい」と話している。

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市場原理にのらず、また単に儲けようとするのではなく、農についてみんなで考える場があるから、消費者も農作物を受け取るだけでなく、ともに作業をして充足を得て、活力△している良い事例です。

食べるだけでなく、人々が一体となって、食について考え、働く、農業共同体の可能性を感じました。




橋本宏
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