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農村を活性化させる為には?

日本のムラ(機能的村落共同体)のすごさ

「農村(ムラ)の幸せ、都会(マチ)の幸せ――家族・職・暮らし――」
(徳野貞雄 著/NHK出版)より

---------------------直接引用開始-------------------

 日本のムラでは、ただ単に家族、親族、近隣の人たちが相互に助け合うという本源的な相互扶助を行なっているだけではありません。ある共通課題に対して、ムラ中が集団的にまとまり、資金調達も含めて組織化され、高度な計画を作り、井戸やため池、林道、農道、ついでに集会施設や学校まで作ってしまいます。そのための共同訓練も、ムラでは日々行なわれてきました。それは、田植えや稲刈りの共同作業だけでなく、溝さらえや道普請の共同苦役であり、共有林の共同下刈りでした。その活動資金として、村落費も徴収します。ムラがひとつの法人的性格を持ち、ある目標に向かって機能的に動きます。
 日本のムラは、非常に発達した地域機能共同体だと言えます。(中略)

 このムラの機能的共同原理と行動様式を、日々子どもたちや若者に継承し、訓練するための仕組みがあります。それが祭りです。(中略)

 ムラが壊れるということは、単に農業や農村が衰退していくことではありません。日本人が、日本社会の持っている機能的共同性が、弱体化することなのです。

----------------------引用終了------------------

徳野氏は、

「江戸時代の旗本はいわば国家公務員。○○藩の武士は地方公務員。武士の仕事の内容は、殆どが農政関係の仕事。幕府や藩を維持するために、米を軸とした年貢の徴収から河川の改修、新田開発や特産品の開発に注力した。その管理・監督が武士の仕事だった。」

と捉えていますが、引用文のムラは、現代における地方自治体の在り様を示しているようでもあります。「農」の分野に企業が参入してネットワークを形成しながら同様の機能を担うなら、その社会統合活動の成果に応じて『支援金』を出すことに、同意を得ることは可能だと思われます。

このような「新しい『農』のかたち」も成立するのではないでしょうか?!





小圷敏文
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