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農村を活性化させる為には?

市場原理につなげる農業 の可能性

市場原理がすべてではないとは思うのですが、農業を市場原理に乗せることに一定の成果を出している企業もあるのではないでしょうか。

皆さん、既知であると思いますが、代表例がワタミ。

ここが、一定の成果を出している理由のひとつとしては、市場原理の否定ではなく、農産業における、生産~商品流通・消費の全過程における、従来の、市場原理のギャップ・歪みなどの問題構造を、①生産手段の保有制度面(所有、賃貸制限) ②資金調達面(投資参入制限)③経営リスク面(所有と経営の分離、大規模化によるリスク分散) ③雇用面 ④ 商品流通面 ⑤需要確保面のすべての局面において、問題の要所要所を的確に解決する形で、システマティック、かつ、包括的に、いわば製販一貫体制で、ほぼ、100%近く自社のリソースで直接、実行してしまったところにあるのではないでしょうか。

つまり、ワタミを中心として、農業で成果を上げている企業の共通点は、おおむね次の点に集約されている用に思われます。

①土地はリース   =所有と経営の分離、=資産オフバランス、参入初期コスト削減
②製・販・流通一貫 =中間コスト削減
③仲買とミックス(直営+提携+外部調達 =安定供給確保で、リスク分散

さらに、ワタミの強みは、出口戦略として、エンド消費者との接点として、レストラン、小売チェーンを自社経営しており、エンド需要・マーケット把握、コスト削減、安定需給の確保を可能としているところにあるのではないでしょうか。

そして、これらの戦略の原点にあるのが、農地法、JAの存在など、他の産業に比べて、農業がインフラ産業であることによる保護を目的とした、各種、規制による「市場原理の加工」を逆に、取り除くことにあると思われます。

もちろん、農業が安易な担い手、投機マネーの流入により、さらに荒廃してしまうことは問題ですが、個人経営・零細化によるリスク負担、経営能力の限界が見えている以上、法人参入の活性化、それを促すための雇用形態・担い手の多様化、流通過程における障壁の除去により、消費者の健全な需要を生産現場ストレートに伝えることのできるマーケティング原理を導入することが必要なのではないでしょうか。

ロマンや使命感、哲学だけでは、”業”として成り立たない。
でも、”儲け”がなければ、それは、誰に評価されているということになるのか?


儲かる=市場で流通性が高い=需要が高い=皆の正しい評価を受けている
ことが、システムとして当たり前として循環すること。

これが、すべての問題であり、また解決策ではないとは思いますが、
大きな柱として、上記のような視点で捉えられるでは?

やや甘めの表現をしてみると
「市場に架せられた歪みを取り除き、真の市場(みんなが認めた価値の交換の場)につなげる方法」を追及することが必要であると思いました。





竹村紀子
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