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農村を活性化させる為には?

「高速堆肥化処理装置(ハザカプラント)」とは?

有機農法というと無条件に「安全」「おいしい」「信用できる」と考えてしまいがちですが、実際には有機農法、有機農産物でも峻別していかなければいけないようです。

<参考書籍>
『本当は危ない有機野菜―リサイクル信仰が生み出す「恐怖の作物」』

内容:誤った「有機神話」「リサイクル信仰」で土壌と作物が汚染されている!健康被害の恐怖から、安全な野菜選び、調理法まで、緊急レポート。

松下 一郎著:農水省の仕組みに詳しい、現役の施肥技術指導員。GAP指導員。土壌・肥料分析に基づいた栽培指導で現場を回る。4年制大学の水産学科に入学、のち農学科に転科し卒業した異色の経歴を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 未発酵の有機物(牛糞、豚糞、鶏糞等)を使用すると作物への悪影響だけではなくその中に含まれるウィルスや細菌、寄生虫の卵なども残存してしまうという危険があるとのこと。

 主に畜産業や家庭から出る生ゴミを25日で「完全堆肥」に変えるというプラントを紹介します。

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■循環型農業を目指して~たい肥化施設・ハザカプラント(十勝毎日新聞社)

東京農大 小泉教授に聞く[1999.11.12]

発酵した土で農業を
有機物は作物の差別化にも 

 東京農業大学の小泉武夫教授(醸造・発酵学)は「21世紀は発酵革命の時代」と説き、世界中の“臭い”発酵食品を食べ歩くユニークな学者だ。そんな小泉さんが十年前からハザカプラントに興味を示し、支援者の一人に名を連ねている。その背景には、日本農業の将来に「土づくりは不可欠」との強い認識がある。
  
◆◆     ◆◆

-先生がハザカに興味を抱いた理由は。

 農薬や化学肥料に慣らされた現代では、それが環境汚染につながり、食物連鎖を通して次世代への影響も懸念されている。また薬品に慣れてしまった農家には、よい作物を生産するんだという意欲が薄い。まさしく「農学栄えて農業滅ぶ」で、日本農業の再構築に土づくりは避けて通れないと認識していた。ハザカプラント発酵技術を見て“これだ”と思った。

-つまり土づくりが背景にあると。

 その通り。農業は一年一作の世界。たとえば米を一年間作らなければ、その水田は地力が回復するのに二年かかる。二年使わなければ四年かかる。今のうちに土づくりをしておかないと、いざ自給率が極端に落ち込み慌てても間に合わない。その意味で土づくりは大切なことだ。

-その自給率は今でもかなり低い。

 私が危惧(きぐ)するのは、その点。先進工業国のドイツ、フランス、イタリアは実は農業国。自分たちが食べて余った分を輸出しているのであって、農業が強いから国力もある。しかし日本では医師になろうという人の方が、農業を始めようとする人より多い。原点となる食べ物を作る人がどんどん減り、外国から食料を買っている。日本の自給率は四〇%を切るとも言われているが、これは大変なことだ。

-ただ農家は有機物(たい肥)を使いたがらない。

 それは悪いたい肥を使っているから。収量が下がったり病気になれば、もう使いたくない-となり悪循環。それに土づくりという側面のほかに、たい肥を使うことが農産物の差別化につながることを、もっと理解してほしい。

-たとえば。

 ある大手ハンバーガーチェーンは有機の材料を使うようになり、都内の有機野菜レストランは予約をしないと入れない状況。つまり有機農産物がどんどん流通する時代に変わりつつあり、先を見る目が必要。ただ有機農法というと嫌な顔をする人も多い。「発酵した土で農業を行う」のだと考えてほしい。
  
◆◆     ◆◆

 小泉教授が強調するように、果たして発酵は日本の農業を救うのか。十勝管内でもここ数年、バイオガスをはじめ家畜ふん尿の発酵処理の研究が急ピッチで進んでいる。ハザカプラントに限らず発酵技術の進歩は著しい。しかし有機物の循環利用は進んでいないのも現状だ。

 「今こそ土づくりを」。小泉教授の素朴な呼びかけが実現したときに初めて、技術の恩恵を享受する享受することになるのではないか。
(おわり)(政経部=能勢雄太郎)

<参考サイト>
「現代的にシステム化したハザカプラント ハザカプラント」
リンク
「高速堆肥化処理装置(ハザカプラント)」視察報告
(リンク)

「バクテリアを呼ぶ男―究極の生ゴミ革命」葉坂 勝著
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(続く)





浅野雅義
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