FC2ブログ

農村を活性化させる為には?

市場を越えた充足(農業の場合)②

では、人々は何故好き好んで奴隷への道を突き進んでいったのか?

これこそ、市場の得意とする騙しの戦略であったのではないだろうか。

例えば、農業は昔ながらの産業であり、元々は村の仕事=共同体の生産基盤でした。そこでは、土地も収穫も集団の共有財産であり、継承物でもあった。

よって、投資といえば精々種まき、子作りがメインであり、必要以上に儲けを上げる必要性なども生じなかった。言い換えれば、集団的存在基盤が先に有り、それらを次代に繋いでいく為に仕事をする、という自然の摂理に適った仕組みが、そこには存在していたと考えられる。

ところが、市場の発展した都市では、主役は持つものと持たざるもの、あるいは、金貸し(資本家)と経営者と従業員とに分けられる。そこでは、生産基盤を持つもの(金貸しが所有する企業)に雇われない限りは、仕事すら出来ない世界が広がっている。

しかし、客観的に見れば非常に不条理なこの世界に、多くの人々が集まり、発展をもたらした事実がある。これらの人々の活力源となっていたものは、性幻想と私権獲得そのものであった。これこそが、市場の思う壺。私権に目のくらんだ人々が足を踏み入れた先は、略奪と騙しにまみれた借金地獄であった、という結末であろう。

さて問題はこれからであるが、果たして儲からない仕事の代表格でもある農業を、この市場の中での安定基盤へと再生する事は可能だろうか?

今日仲間達とも議論を行い、いくつかのポイントが抽出できた。

1.不安発⇒充足発へ
昨今の農業への期待は、将来への不安視ももちろん内在しているが、それ以上に安定・充足基盤の整備に向けての期待が勝っている。将来に渡って必要なものへ、期待の投資を行うという視点を持てば、そこにはお金が集まっていく。(201628 お金儲けは不安発 )

2.脱私権闘争⇒認識闘争へ
>儲けるという私権闘争が封鎖される以上、新たな同類闘争を生起させる必要があり、これに社会不全という現在の情勢を照らし合わせると、みなの役に立つ認識を創り出すという認識闘争に闘争の軸を移す必要がでてくると思います。 (201624)

農業における認識闘争の土壌も、無限に存在する。自然を相手にした仕事である為、自然の摂理の解明、具体的には微生物の世界から、土壌、水、植物の根本原理を掴む事は、自然の恵みへの感謝を生起させると共に、共生の概念を一段と深める方向性へとシフトするだろう。

3.取引から協働へ
以前、るいネットでも紹介した197332「儲かる農業=幸せになるための農業(有限会社トップリバー)」では、常に相手企業と対等の立場で仕事に取り組む事を是としていた。この心は非常に重要で、良い仕事をする為には常に相手との協働関係が不可欠であり、お互いが期待・応合の関係で結ばれる事で、相互利益=共認充足の得られる仕組みが出来上がる。

4.儲けは、みんなの物
私権闘争における「儲け」は、更なる私権闘争の呼び水となる。しかし、そんな事を繰り返したところで心底の共認不全は膨らむばかりだ。だが、認識闘争、あるいは共認闘争における「儲け」は、お互いにもたらされる充足となる。

 充足発の期待投資    => より良い答えを出す為の認識闘争
    ∧                ∥
    ∥     共認充足の輪     ∥
    ∥                ∨
儲けたものはみんなに還元 <= 答えを具体化させる為の協働作業

5.内圧保存⇒内圧上昇へ
上記の共認充足の輪を実現するにあたり、重要となるのが各過程に加圧ポンプが加わる事。
私権社会では、常に不安発の貯蓄や隠蔽が先行して来たが、それでは内圧は上昇しない。
期待を具現化する為に、常にどうする?という可能性収束⇒統合の加圧構造が形成される事が、外圧への適応度を高める秘訣であり、生命原理に適った構造となる。

以上、今回は農を中心に市場の今後を考えてみたが、このような持続的循環構造は他の産業にも適用可能な仕組みであると思う。




川井孝浩
スポンサーサイト





にほんブログ村 企業ブログ 農業へ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gensenkeijiban4.blog.fc2.com/tb.php/337-d72f0a67
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)