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農村を活性化させる為には?

完全人力で、日本一高い米を作る

新潟県十日町市松之山に住む戸辺秀治さん(57)は、完全人力の無農薬、不耕起栽培で米を作る。その米は、東京で1俵18万円の値をつけるという。まさに日本一高い米を作る男だ。

以下、「iza」の記事を転載する。リンク
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 どうして人力なのか。

 「食料や燃料を輸入に頼っている日本は危うい。地球温暖化もどんどん進んでいる。生き残り、サバイバルのために、松之山に来たんです」と戸辺さんは話す。輸入がストップしても続けられる人力農法に、戸辺さんがこだわる理由だ。今年は棚田の面積を1ヘクタールに増やし、田植えを終えたばかりだ。

 モットーは「二酸化炭素(CO2)9割削減を目指した快適自給生活」。「きつくて苦しい生活なら誰もやろうとは思わない。やはり楽しくないと、人は入ってこない」と笑う。

 田んぼの草取りは水を抜いて、足で草を泥にまぶすだけ。朝5時半から3時間程度で終わり、あとはソフトボールをしたり、本を読んだりとゆっくりできる。

 燃料は薪を使い、山のわき水もくんでくる。地域のお年寄りの雪下ろしならぬ雪掘りを買って出たりと住民との交流も深めている。「同じような家を10軒集めれば、納豆やみそ、どぶろくを造って共有できる。車も一家に1台いらなくなる」。目下、賛同する人を募っているところだ。

 神奈川県出身の戸辺さんは脱サラ組だ。「中学生のころからみんなが幸せになるにはどうしたらいいかを考えていた」と話す。東京理科大を出て関東自動車工業に入ったが、交通事故や公害の原因となる車作りに疑問を感じ、30歳で退社する。母が死を選んだことも影響し、自分が納得する人生を歩もうと決意した。

 神奈川県横須賀市で米軍基地や原子力潜水艦入港への反対運動に加わったが、「反対するだけでは世の中は変わらない。世の中の根本は食だ」と気づき、農業の世界に飛び込む。
 山形県高畠町で有機農業を実践している農家に4年間学んだ。生活費は宅配便のアルバイトで稼いだ。そこで知り合ったのが、妻の聖子さん(44)だ。

 きびきびと人の3倍働く戸辺さん。当時、19歳だった聖子さんは「この人は一体、どんな人なんだろう」と興味がわいたという。
 2人は結婚して、長男の誠さん(22)が誕生、福島県会津若松市、茨城県小川町(現小美玉市)を経て、平成14年から新潟県十日町市に家と棚田を350万円で買って移り住んだ。

 十日町は日本有数の豪雪地帯。ここに来て驚いたのが雪国の豊かさだ。山ではギンナン、ヤマイモ、タニシ、ドジョウ、イナゴが採れ、食卓をにぎわした。キツネやタヌキ、シカ、クマと動物にも遭遇する。「三国峠を越えて群馬側に出ると、貧しく見えるぐらい豊かに感じる」という。

 ただ、棚田での米作りは試行錯誤の連続だった。田んぼを耕さず、肥料も与えない不耕起栽培に取り組んだが、1年目はいもち病の被害にあった。だが、4年目から、肥料を与えない分、稲が地中深く根を張り、いもち病に負けない元気な稲ができるようになった。

 今年は作付けを1町歩に増やした。田んぼに30センチ四方の線を引き、家族総出で丁寧に1本植えしていく。1本とは思えないほど、太くたくましい苗。「日本一美しい田んぼですよ」と戸辺さんは笑う。

 雑草もあまり生えなくなった。田んぼの水はカエルはもちろん、タニシやカワニナがすむほどきれいで、6月にはホタルが見られるという。

 十日町に来て4年目、東京・渋谷の東急百貨店本店の米卸店「米よし」が松之山を訪れ、棚田の風景や、戸辺さんの造る米にれ込んだ。雪解け水で育ったコシヒカリは「かめばかむほど甘い味が出る」と北川大介店主。ついた値段が2キロ5880円。1俵(60キロ)では17万6400円となる。最高級の魚沼産コシヒカリの4倍の値段だ。

 収穫された1俵8万円で売り、収入が200万円。地元の老人施設での泊まり版や民俗資料館でのアルバイトで100万円を稼ぎ、年収300万円で暮らす。

(中略)
 戸辺家は子供の教育方針も徹底している。「親が行かせるのは中学まで。勉強は自分でしないと、身に付かない」。長男の誠さんは中学校を出て、プロ棋士となり今年、五段に上がった。「今の学校教育に対する私の挑戦でもあった」と戸辺さん。次男の二拡(つぐひろ)君(18)と三男の達輝(たつき)君(16)は調理師専門学校を経て調理師として働き、専門学校の学費を親に返している。

 四男の康治君(12)は田植え名人だ。素人には見分けの付きにくい稲とヒエを簡単に見分ける。元気いっぱいの末娘いつみちゃん(9)も田植えでは貴重な戦力だ。19日には、長男や三男も帰郷し、今年最後の田植えを手伝った。

 戸辺さんは言う。「中山間地にこそ豊かな暮らしがある。人がもっと移り住まないといけない。私のような生活をまねする人がもっと出てきてほしい」

 戸辺さんの暮らしはブログ「日本の原風景」(リンク)で紹介されている。
(転載終了)
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上記ブログの記事によると、棚田で体験学習なども行っている様子。
リンク

小松由布樹
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