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農村を活性化させる為には?

耕作放棄地に可能性はないのか?

日本農業の衰退を表現する上で、「耕作放棄地の増加」について語られることは多い。農業生産を行う土地が減っているのだから、問題であることは間違いない。

更に、耕作放棄地を回復させるには並々ならぬコストと労力がかかる。この点について、あまりにも人々の認識が甘いと指摘する声は少なくない。(参考:リンク)

ただ、ここで言う「回復」とは、主に機械で耕し肥料を入れて農薬を撒く「近代農法」用の農地への回復である。農地と言ってもかなり人の手が入った状態なので、自然の姿とはかけ離れている。だから、一度野に返すと農地に「戻す」のに労力がかかるのだ。

しかし、この近代農法用の農地に戻すことが黄金律ではないと思う。昔インタビューして回った農業者の中には、あえて中山間地の耕作放棄地で栽培することで、比較的早く有機農業の経営を成功させた人がいた。農地がしばらく放置されていたため、残留農薬が無かったかららしい。

他にも、耕作放棄地に牛やヤギを放って草を食べさせ、そのまま畜産と栽培を両立させていくケースや、放棄された状態をそのまま利用して「不耕起栽培」に着手しているケースもあった。

このように、耕作放棄地から新たな農業形態に挑む者も出てきている。「日本農業の衰退」という考え方は、知らず知らずのうちに近代農業を中心に考えてしまうことにも起因しているのではないだろうか?
視点さえ変えれば、現在は新たな農業に移り変わる過渡期とも言える。日本農業にはまだまだ可能性があるはずだ。

小西良明
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