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農村を活性化させる為には?

日本の自給率を上げる方法

私たち日本人が地産地消を日々心がけ、国内の野菜を買って農家の方が野菜の生産量を増やしても、実は日本の自給率はたいしてあがらない。

>(214546)「日本の耕地面積と食料自給率」 浅野雅義さん

なんとも衝撃的な事実です。

どうやら日本に於ける自給率問題の本質は、現在日本人の肉食偏重の食文化が国内自給率上昇を不可能にしている。ことにあるようです。(焼肉大好き派の諸氏にはとっても耳の痛い話ですね)


■日本人が肉を食べると自給率があがらないのは何で?■

・日本はそもそも蓄肉食の文化を維持できない国土環境である。(飼育飼料の耕地がない/畜産用地がない)

・したがって日本が蓄肉食の文化を続けるには、国内飼育であっても大量の飼料を輸入に頼るしかない。(国内飼育であっても飼料が輸入なら自給とはいえない)

・それでも肉の国内生産量には限界がある(したがって現状のように大量の輸入肉にたよるしかない。)

→ 肉の大量輸入と、国内飼育の為の大量飼料輸入がなくならない限り、つまりは日本の国内自給率は決してあがらない。


■自給自足可能な食文化への転換=肉信仰からの脱却■

日本は縄文時代から数えて1万6500年もの歴史があります。

日本人は日本の気候風土に合わせて食性を変化させ、生産様式を変化させてこの日本列島に適応してきました。その1万6500年間の適応の集大成が日本食文化です。和食という単なる食のメニュー(好み)の一つなどではなく、もっとも日本の気候風土に適した(自給自足を可能とする)=循環型の生産・消費様式であり、日本人の体に適した食文化=構造認識であり、適応様式なのだと思います。その歴史の中で肉食は最小限で十分だった事も証明されていますし、日本の肉食文化への本格転換は戦後のわずか60年間に過ぎません。

自国で循環生産できないものを好んで大量に消費する。

よく考えてみれば普通におかしな話です。日本の自給率アップに必要なのは歴史事実認識に基づく日本人の<肉信仰>からの脱却。日本の完全自給への道はこの認識転換と、その肉体化から始まるのだと思います。なにしろ国家課題=みんな課題なのですから、え~!とか、肉好きだし~とか、分かっているけどやめられない~とか言ってる場合ではありません。

「え~!」

■日本の国家国民プロジェクト■

でも安心して下さい。それは、今からすぐに肉は食べるな。禁肉しろ。菜食主義者になれ。ということではありません。

日本の課題として日本人はこれから50年60年かけて、日本の気候風土の特性や歴史事実を知り、穀物・野菜・山菜・近海魚貝・海草中心の食生活の摂理構造と充足可能性を知り、肉食率を減らしていき、日本本来の食文化に生活習慣を修復していく必要があるということです。また、そのことによってはじめて日本の自給率の問題が解決されるであろうという長期的視点に基づいての話です。

そういう意味では、家庭の食卓を日々預かるお母さん方の毎日の献立・メニューの組み立ても、長期的には国家課題の位相にある重要課題であるといえますね。(なにしろ好き・嫌いの価値観や食への嗜好性は、今のところ主に幼少時の家庭での料理習慣のあり方に規定されるところが大きいですから)

いづれにしても、自給率問題は生産力や技術向上以前に、本質的には日本人の意識=価値観念の位相にある社会問題だということです。


あなろぐま
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