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農村を活性化させる為には?

観光農園でも「消費充足」より「生産充足」

観光農園でも単なる消費充足から生産充足へと転換しつつあるようです。その事例を紹介します。
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◆観光農園「やまんどん」(リンク)
・末次研治さんは観光農園「やまんどん」を運営している。ブドウ、梨、柿、ブルーベリー、イチゴと年間を通じて摘み取りを楽しむことができる。
・しかし、一般の観光農園のように単に樹になっている実を取って食べたり、持ち帰ったりという農園ではない。花が咲いている時に客を呼んで「梨の花見」をしてもらい、梨やブドウを病害虫から守るための「袋がけ作業」も手伝ってもらう。「農業がどんな仕事かを知ってもらおうと思った」という末次さんだが、これが評判を呼び年間5万人が訪ねてくる。「かっての観光農園に訪れる人は、ひたすら摘み取って食べるのが目的だった。でもいまは農園に入って作業したり、樹の下を歩くのを楽しみにしている。観光農園の位置づけが変わってきたと感じています」と末次さんは話す。
・「あれほどいやだった農業がやっているうちに『こんないい職業はない』と思うようになった。自然災害などで収穫量が減ると逆に『何くそ。来年はがんばるぞ』という意欲ががんがん湧いてくるんです」。
・「山にへばりつくような果樹園や段々畑、自分達には作業効率の悪い土地条件としか思えなかった。ところがパンフレットなどと見ていると、そうした風景や自然が都市の人に感動を与えるものだというように自分達の意識が変わってきた」という。
・しかし、末次さんは、果物の消費量はまだまだ伸びる可能性を秘めていると考えている。「ただし、情報をきちっと伝えていかなければダメだ」という。たとえば柿に含まれる「カタラーゼ」という成分は、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解を促進する効果があるといわれている。また、梨は熱冷ましにいいという。「作り手がこういった情報を伝えもせずに、『果物を食べてくれない』と嘆くだけでは需要は伸びない」

『強い農業をつくる』青山浩子著より抜粋引用
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 おもしろいのは、果実ができている状態でただ摘むだけよりも、途中の生産過程を体験したいという需要が高まっていることであり、農園散策そのものが価値となっていることだといえます。
 そして、生産者側においては天候不順のような自然外圧が逆に内圧(活力)を高めることにつながっている。それ以外では、生産効率がいいとはいえない農地が逆に風景としての価値が高いなど工業生産的な価値観や発想だけでは計れない農業の価値に気付かされることです。
 こういった新たな農の多面的価値(=類的価値)に気付いた農園も今後は増えていくように思われます。


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