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農村を活性化させる為には?

小沢一郎VS養老孟司:「ヒトとムシの日本改造計画」「カネ万能の時代」にどう生きるか」【その3】

■以下引用リンク________________________


(4) 年金は「報酬制」にすべきだ

――参勤交代を実現すれば、社会に対する考え方が変わり、仕組みが変わる。

養老 税金の取り方が難しくなる。例えば国民の二重居住を許すなどということが必要になる。ただ、僕は案外みんな賛成するんじゃないかなと思うんです。サラリーマンをやってる人たちでも、やめた後どうするんだと聞かれると、「田舎に帰って百姓やりたい」という気持ちは、かなりの人が持ってるでしょう。都会で邪魔者扱いされるよりいいし、田舎で倒れるまで働くことができればそのほうがいいんじゃないですかね。

小沢 特に米作りなんて、お年寄りで十分なんですね。老齢人口を一番吸収するのは今まで、農業と零細小売りだったんですが、店番のじいちゃん、ばあちゃんは少なくなってきているし、農業のほうまでなくなりつつある。若い時はいろんな会社や工場で働いて、老後は農村で働くというのが理想的だと思う。

養老 僕は年金だって報酬として払うべきだと思います。社会に役立つような何かをしてもらって、それに対して払うという形にしたほうが、日本人らしい。

小沢 僕もそのほうがいいと思う。社会保障も、何でも金で解決しようという発想から切りかえないといけない。人間、最期まで一生懸命、家族のためとか地域のために働いて、役に立っているという意識を持って生涯を送れることが、金に代えられない幸せなんだから。

養老 タダというのは失礼なんです、日本人にとっては。

小沢 第2の人生が何十年も、20年、30年もあるというのは、容易なことじゃない。生きがいを持って満足してやっていくには、働く以外ない。

――森林の手入れをしたり。

小沢 今、多くの原生林は営林署が荒らしているし、里山は入る人がいなくなって、荒れ果てている。そこを、ちょっとずつみんなで手入れしていくようにすれば、お年寄りだってできる。山が荒れた原因の一つはプロパンガスと灯油の普及です。それまではみんな、薪を拾ったりしてたでしょう。それから炭を使うことも、茅葺き屋根にすることもしなくなった。山に入る人がいなくなった。それが自然といえば自然かもしれないけれども、人間と共生している自然ではなくなってしまった。

養老 原生林状態。

小沢 そうです。みんな原生林にしちゃえというなら、それも一つの考えですけどね。

養老 そういうものを相手にすると、人間はものを見るようになる。もう一つ、政治のことでいうと、どうしてこうも参議院がバカなんだろうと思ってしまう。

小沢 それは間違いない。

養老 あそこで議論することは、30年先、50年先のことでなくちゃいけない。そういうルールをつけたらどうかと思います。日本の国土をどうするとか、教育をどうするとか、長い目で見た話をする。そのかわり、そこで何かを本気で決めてきたら、衆議院は守らないといけない。そんなふうな制度に変えたらどうでしょうか。

小沢 そのためには、参議院は選挙をさせちゃいけないんですよ。選挙をすれば、議員は絶対的に利害の代表になっちゃう。今のような参議院はなくしてもいいんじゃないかと思います。置いておくのなら選挙をしないで、各分野の見識のある人に参議院議員になってもらったらいい。

――養老さんは環境省の依頼でロンドンの博物館の視察と調査に自費で行かれたそうですね。

小沢 ロンドンには世界中の文献があるでしょうね。

養老 ある意味ではそうでしょう。でも、イギリス人は現物ということに対して非常に強くノウハウを持っているんです。

小沢 彼らは利口というか、何というか。

養老 悪いやつなんだ、ほんとに。

小沢 世界中の植民地でさんざん悪いことをして搾取したのに、旧植民地は「宗主国は英国」といっている。エリートは英国に留学させる。

養老 アフリカの国境なんて、(英国が)まっすぐ線引いて、現地の人はそれを国境だと頑張っている。

小沢 イラクだって、イスラエルだって、全部イギリスが勝手に国境を決めた。

養老 全然責任とらないで。

小沢 イギリス人の悪いところは真似することないけど、あの知恵と手法はすばらしいと思う。

養老 イギリスの新聞に日本の記事が出ていたら、絶対悪口ですからね。いくら悪口をいってもいい国というのがあるなと。それが日本ですよ。

小沢 何をいわれても抗議しないからですよ。自己主張がないと見られてる。


               《続く》


火中の栗
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