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農村を活性化させる為には?

週休五日制の三世代菜園家族構想③-自然の摂理から菜園家族を考える

■生物界を貫く原理「適応・調整」に基づいて社会を構築する
週休五日制の菜園家族は、もとより単独で孤立しては生きていけない。また、グローバル経済が席捲する今、ひとりでに創出され、育っていくものでもない。

今ここで改めて、菜園家族をはぐくむ場として、かつて高度経済成長期以前まで生き生きと息づいていた、循環型の「森と海(湖)を結ぶ流域地域圏」の再生を図ることがなくてはならない大切な前提条件になる。

そのためにはまず、「自然界を貫く摂理」をしっかりと理解しておく必要がある。

では、ここでいう「自然界を貫く摂理」とは何かを追求すれば、それは「適応・調整」原理に考えが至る。

そもそも、生物個体ができあがるためには、“外界となんらかの、境界ができ一定の内部環境が出来る必要がある。しかし、その内部環境は常に外部環境の(変化の)影響を受けており、外部環境の圧力が変化するとそれに「適応」して、内部環境を「調整」するということが、ここでいう「適応・調整」原理である。

では、現代の社会を見ると、権力的で固定的な指揮・統制・支配構造が未だ蔓延しており、より優れた柔軟性に富む「適応・調整」原理を組み込む必要がある。

そのためには、何よりもまず、人間という生物個体の基礎単位である細胞の機能、構造上の原理を地域の基礎単位に組み込む必要がある。

菜園家族を人体における細胞とすると、流域地域圏といういわば人体の基礎単位として人体のあらゆる組織の総合的なメカニズムの中にありながらも、相対的に自立した自己完結度の高い生命体としても機能しているイメージになる。

一個の細胞を見てみると、細胞内で遺伝・代謝といった生命活動全てが包括されている。そういう観点で現代の家族を見ると、生産手段を失った家族は、細胞質がひ弱になり核と細胞膜だけからなった干からびた細胞に見える。

そういう意味でも、まずは生産手段を得ることで細胞質がよみがえり、細胞が活性化し、それによって組織全体(=地域全体)も再生されることが分かる。

ただ、一点注意しておきたいことは、菜園家族とそれらの社会構造が、土壌学でいう団粒構造を形成する必要がある点は、人体に見られない大きな違いであり、特質であるという点ははずせない。

一次元的に菜園家族があるが、それらが数個集まって、二次元には「くみなりわいとも」が形成され、このくみなりわいともが数個集まってさらに三次元に「村なりわいとも」が形成され…と重層的な団粒構造になっている。

土壌の団粒構造は作物のみならず、土中の微生物からミミズに至るまで、あらゆる生きものにとって快適ないのちの場になっている。菜園家族も長い年月をかけて次第にそういった役割を担うようになる。

菜園家族により流域地域圏が再生されることで、いずれ様々な地域での循環型社会が実現される。


千葉裕樹
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