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農村を活性化させる為には?

【書籍紹介】『農業で利益を出し続ける7つのルール』2~農業で成功する一番のコツは日記をつけること~

続きです
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<栽培管理>
■うまくいっている農家は日記をつけている
・できる農家と、うまくいかない農家があります。どちらも、日々、やっている行動に大きな違いはありませんが、見過ごしてしまうような小さなことに差があるように感じます。

・野菜くらぶは現在、56名の生産者で組織しています。うまくやっている農家と、うまくいかない農家の違いについて、事あるごとに観察しました。しかし、なかなかその本質が見つかりません。よい人も、悪い人も、同じ地域で同じ野菜を栽培し、品種も同じ、肥料もだいたい同じ、農薬の使用についても同じか、悪い人のほうが多いくらいです。

・ところが、ある会議をしたとき、もしやと思いました。

「農業日誌か日記をつけている人は手を挙げてみて」

 すると面白いことに、毎年良い農産物を生産して業績が伸びている生産者は、間違いなく農業日誌か日記をつけていたのです。逆に、毎年、同じ失敗を繰り返し、うまくいかない農業をしている人は、そのような記録や日誌をつけていませんでした。

・農業日誌をつけている人の中には、それがすでに数十冊にもなった人がいて、何年の何月何日に作物がどの畑でどのような状態で生育していたかを細かくつけていました。そのため、過去の経験がすべて活かせていたのです。私も日記をつけているのですが、確かに日記を見て過去を振り返ると、そのときの状況ややっていたことを思い出します。また、それだけでなく、そのときの感情までよみがえり、それが作物を育てるための理性を超えた先を読む力になっていたのです。

・日誌をつけ始めてから数年経過して、かっては同じ失敗を繰り返していた問題の生産者の成績が伸び始めました。このような経験から、「農業で成功する一番のコツは日記をつけることだ」と私は常に言っています。

『農業で利益を出し続ける7つのルール』澤浦彰治、ダイヤモンド社より抜粋引用
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 さまざまな要因がからむ農業において、日記という形で記録を残すことが栽培技術の向上や経営改善に不可欠という指摘はなるほどと思わされます。先を読む力の原点は、記録から過去を振り返り、成功や失敗の原因をさぐり、次の修正方針を組み立てていくことにある。

 農家の技術力の違いがこの日記の有無にあり、日記をつければ実際に技術向上していったという事例は納得されられます。

 これも、農業に限らない。仕事の記録をつけることで、「どの時期に何をして(行動記録)」「結果はどうだったのか(効果検証)」「良かった点や改善点は?(原因分析)」、などの情報を新たな仕事をすすめる際に参照して仮説を立てる。また、その結果検証が新たな情報蓄積となる。その繰り返しで技術が進化していく。

 農業は、たしかに外圧状況(天候、外敵等)や作物の育成状況の観察など、経営における変化要因が非常に多い。しかし、いまや、どの産業でも経営環境は短期間かつ大きく変化している。これからの意識生産の時代では、すべての産業は農業のように外圧への変化対応を求められるように思います。

3へつづく


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