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農村を活性化させる為には?

地域に活力を呼ぶ農業の6次産業化①~6次産業はかけ算で考えよ~

新しい農のかたちとして農業の6次産業化について調べてみました。

地域に活力を呼ぶ農業の6次産業化
~農村で今こそイノベーションの推進を~
東京大学名誉教授・J A総合研究所 研究所長 今村 奈良臣氏

より引用します。

*****以下引用*****

■6次産業はかけ算で考えよ

 今から15年くらい前、私は全国各地で農業・農村の活性化をめざして「農民塾」「村づくり塾」を立ち上げた。その活動のなかで、農業の6次産業化について考え、声を大きくして農村の皆さんに提言した。その後、小渕内閣時代に食料・農業・農村政策審議会会長を務めていた頃、食料・農業・農村政策についての基本スタンスを考え、その柱の一つに農業の「6次産業化」の推進を提唱した。

 経済学には経済・産業の発展によって、産業は第1次産業から第2次産業へ、さらに第3次産業へとシフトし、第3次産業が大きい国が先進国であるという考え方がある。しかし、それだけでは先進国の第1次産
業である農業は衰えることになる。

 そこで私は、1次産業+2次産業+3次産業=6次産業という考えを提唱した。農業を単に農畜産物の生産という1次産業にとどめないで、2次産業(加工や食品製造など)や3次産業(流通・販売など)にまで踏み込むことで、新たな付加価値を創造し、地域に新たな雇用の場を創造する活動を推進しようと呼びかけた。

 しかしその後、足し算では不十分だと考えるようになり、かけ算にあらためることにした。すなわち1次産業×2次産業×3次産業=6次産業である。足し算でも答えは同じ「6」となるが、かけ算にすることで、1次産業の農業がなくなれば、つまり農業がゼロになったら、いくら2次産業、3次産業を強化しても、答えはゼロになるということを強調したかったからである。


■歴史から学ぶ知恵

日本の農村には知恵が満ちていた。昔から農村では、餅、かき餅、あられ、味噌、漬け物、干物などが多彩に作られてきた。私は講演などで各地に出掛けると、できるだけその土地の町史、村史などを見ることにしている。それらをみると、どこにもさまざまな農林水産物や加工品があることがわかる。

 昨年、ある土地を訪ねた時に、地元の方が「うちのまちは雪深くて、冬に作るものが何もない」と嘆いていたが、その町の町史を開いてみると、土地の産物や加工品が山ほど書いてあった。

 先祖からずっとつながって、今の私たちが生きている。70年前あるいは50年前に、それぞれの地域でどのようなものを食べていたのか、また保存食としてきたのかを知るとさまざまなことを発見できる。

 6次産業の原点は、地域の先祖がどのように英知を傾けて生活をはぐくんで食を作ってきたかという歴史のなかにある。打ち出の小槌で、何か突然すごいもがポンと出てきたというわけではない。例えば山形市にも七日町、十日町という町名があるが、そこでは昔、山菜や干物、塩漬けなどいろいろなものを売って生活の糧にしていた。それらも6次産業のひとつである。

*****以上引用終わり*****

地域に活力を呼ぶ農業の6次産業化②に続く



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