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12.5万年前、人類の脱アフリカルートはアラビア半島経由だった!~本日のニュースより

新聞の1面に踊った脱アフリカのニュース。
そこでは新ルートの証明。さらに12.5万年前にすでにアラビアに居たという証拠が出た。この発見はかなり大きく、これまでは10万年前以前の間氷期に”当然”人類はアフリカからユーラシア大陸に北上したという説まではあったが、証拠がなかった。今回の発見はそれを裏付ける形となり、さらに脱アフリカのルートを従来の地中海から黒海へという単一ルートから、むしろ早期には脱アフリカ⇒アラビア半島⇒インド西側という複数のルートが成立していた事を示した。

考えてみれば当たり前で、アフリカから最も渡りやすいルートがアラビア半島の南西部であることは地図を見ればわかる。わざわざ北上しなくてもこのルートを辿ればほぼ海沿いにインドまでたどり着くことができる。12.5万年前或いはもっと以前から、この間氷期に人類は一気に拡散していったのだろう。

2つの通信社の記事を転載しておきます。
>現生人類(ホモ・サピエンス)が約20万年前にアフリカ東部に出現した後、約12万5000年前にはアラビア半島東部に居住していた可能性が高いことが分かった。これまでは、インド洋沿いに同半島に進出したのは約6万年前とみられていた。
 英ロンドン大などの国際調査隊が、アラブ首長国連邦(UAE)の遺跡の中から現生人類が作ったと推定される約12万5000年前の石器を発見したと、28日付の米科学誌サイエンスに発表した。
 この遺跡はペルシャ湾とインド洋をつなぐホルムズ海峡近くにある。調査隊によると、石器の特徴はアラビア半島の他の遺跡で発見された物より、アフリカ北東部で見つかった石器に近かった。アフリカ東部とアラビア半島西部を隔てる紅海の入り口にある海峡の水位が気候変動で下がり、渡りやすかったのではないかという。 (時事通信)

>約20万年前にアフリカで出現した現生人類(ホモ・サピエンス)は、従来の説より早い約12万5千年前に、紅海南端付近のルートをたどって中東・アラビア半島に到達したのではないかとする研究結果を、ドイツや英国などのチームがまとめ、28日付の米科学誌サイエンスに発表した。
 アラブ首長国連邦(UAE)の遺跡で発見された石器の分析などから推定した。現生人類がいつアフリカを出て、どんな経路で世界に広がったかは長年、議論になっている。これまでは、ナイル川流域を通って約6万年前から地中海やアラビア海沿いに拡散していく、より北寄りのルートだとの見方が強かった。
 東アフリカからアラビア半島南部に直接渡ったとの今回の研究についてチームは「現生人類が、いかにして世界に広がる『種』になったか、再検討が必要だ」と主張している。
石器が発掘されたのはUAE東部のジュベル・ファヤ遺跡。見つかった握斧(あくふ)などの年代を測定すると約10万~12万5千年前で、中東の他地域で見つかった石器より、東アフリカなどで現生人類が使っていたものに似ていたという。(47NEWS)

石器発見場所の地図も転載しておきます。
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田野健 
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