FC2ブログ

農村を活性化させる為には?

【不耕起移植栽培】5.畜産糞尿の堆肥を使う有機栽培の落とし穴

引き続き、「不耕起移植栽培による環境保全型農業の全容(リンク)」岩澤信夫 の紹介です。

 私も、管理の行き届かない畜産糞尿、鶏糞利用については懐疑的でした。ましてや、一頃もてはやされた食品残渣の有機資材としてのリサイクル利用などもっての外だと思います。それは、田圃をゴミ捨て場としているに等しい行為だからです。その理由は、岩澤さんの文章で明らかでしょう。

〔注記:中見出しの設定(*)及び改行は、紹介者が行いました。〕

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・《引用開始》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆畜産糞尿の堆肥を使う有機栽培の落とし穴(*)

 環境問題には農村そのものの環境問題が存在する。それはダイオキシン問題に始まる土壌残留農薬の問題である。幾ら何も使わない農業をしても大地そのものが汚染されていたのでは、栽培された作物の安全性は確保できない。

 現在の危険性の中に有機栽培がある。有機栽培の考え方に反対している訳ではないが、現在行われている有機栽培は化学肥料に変わる畜産糞尿の堆肥を置き換えたに過ぎない。これも耕起を前提にする農業から脱却が出来ないでいるからであるが、この畜産由来の堆肥の安全性は如何。

 畜産糞尿の安全性は確認さていない。現在の畜産は多頭飼育と濃厚飼料の大量投与に支えられている。この濃厚飼料こそ危険極まりない物質の塊である。その内容は90%以上が外国よりの輸入穀物で、遺伝子組み換え作物が主で必ずポストハーベスト農薬が添加されている。これを飼料工場で粉砕配合して大量加工をしている。

 日本は122種類の飼料添加物が許可されている。中には抗生物質やホルモン剤などの動物薬も含まれている。抗生物質などは我々人間が病院で消費するのは年間100t。医薬として消費するのが約400t。それに対して畜産飼料に添加されるものが1000t以上。この膨大な量が牛や豚の腹を通過している。

 糞尿には耐性を持ち変異した株が大量に排泄される。更にコンポスト化される過程で変異を繰り返す。極端な言い方をすれば変異株の中で作物が生産される事になる。これは大きな環境汚染で農薬に次ぐ重大な見落とし事項である。要は人間が食する作物作りに疑わしきは使わない事が慣用と思われる。早急に有機畜産の概念の普及が必要である。





小圷敏文
スポンサーサイト





にほんブログ村 企業ブログ 農業へ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gensenkeijiban4.blog.fc2.com/tb.php/477-d78e3404
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)