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農村を活性化させる為には?

農業はめちゃめちゃ魅力がある。農業はかっこいい産業だ!~農業生産法人・株式会社サラダボウル~

故郷の山梨県中央市で2004年、農業生産法人・株式会社サラダボウル(従業員30人)リンクを起業した田中進氏(39)さん。「農業はめちゃめちゃ魅力がある。農業はかっこいい産業だ。」と言い切る彼は、年収7000万円のエリート外資保険営業マンから農業に転進したそう。

最初はわずか60アールの耕作放棄地を借りて始め、試行錯誤の繰り返しだったそうですが、味が評価されたことで売上は順調に伸び、7年間で赤字はゼロ。

彼の想いが詰まった講演議事録(?)を読み、彼の人(人の意識)に対する鋭敏な感覚が成功の秘訣ではないかと思いました。紹介します。リンク
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株式会社サラダボウル田中社長
農業で幸せに生きる

(前略)

大学を卒業し銀行に5年、保険会社5年間勤めさせて頂きました。金融と言う仕事を通し、ありとあらゆる職業の人と出会いました。そこで、頑張っている人、一生懸命に働いている人には多く出会いましたが、夢中で仕事している人にはなかなか出会うことはできませんでした。
そんな時に自分のDNAの中に農業が入っている事に気が付いたのです。外では農業の愚痴や悪口ばかり言っていた父が、家では農業の素晴らしさを毎日語っていた姿を思い出しました。ある光景を今でもはっきり覚えています。サクランボの収穫直前、大きな管理ミスをした時です。被っていた帽子を地面に叩きつけ「ちくしょう」って言いながら涙をこぼしていたのです。ここまで夢中になれる仕事に携われることは本当幸せなことだと思います。

いつからか「農業はかっこいい仕事だ」と感じるようになっていました。農業は儲からないと刷り込まれていましたが、金融機関に勤める中で、この産業は儲かるとか、この産業は儲からないという事ではないことを学びました。どんな不況業種にもピカピカに輝く会社もあるし、どんなに好景気の業種にもダメな会社はあります。その会社が、その経営者が、どんな姿勢で取り組み、どれだけ情熱を傾けるか、どれだけ創意工夫をするかで結果が決まるという現実を見てきました。農業でも一緒ではないかと思うようになりました。そういう視点で考えると「農業は大きなビジネスチャンスだ」と思えるようになっていたのです。いつの間にか、農業をアグリビジネスとしてとらえ、事業計画を立て始めていたのです。

父は今までの農業の歴史の中で一番発展したのは疎開時代だと言います。都会から疎開して来た農業を全く知らない人たちが、農業に革新的な技術をもたらしたのだと。農業の常識を疑い、非常識を農業の常識にしたのだと。一番古い仕事なのに「こんな事もできる」「あんな事もできる」とまだまだやり残されている事があまりに多い事を感じます。一番古い産業でありながら、一番のフロンティアなのです。

2004 年4 月、農業の会社を作りました。テーマは「日本の農業の新しいカタチを創る」。農業はカッコイイ仕事であり、農業はこんなにも素敵な仕事なんだ、という事を伝えていきたい。そういう想いがありました。
設立当初より、生産と同時にホームページにも力を入れています。(是非一度ご覧になって下さい。)目的は人づくりです。人づくりに特化しています。

ブログに毎日5~6 千件のアクセスがあります。毎日1・2件農業をやってみたいという相談がきます。今、ものすごく農業の持っているポテンシャルの高さを感じています。アパートを7 部屋借りて年間で100 名程の研修生を受け入れています。もっと沢山の人が農業をやりたいと希望を持っているのですが、100 名位しか受け入れられないのが現状です。
農業は本当に大きなチャンスの時代です。例えば次の3点などは特徴的です。

まずは、「ヒト」。本当に多くの人が農業を目指してやってくるのです。高齢化・担い手不足と言われますが、農業は他の産業よりも「ヒト」に恵まれています。
次に「農地」。飲食業であれば店舗開発には非常に苦労します。製造業であれば工場用地を探すのに苦労しますし、取得するに多額の投資が必要になります。農業では遊休農地などが沢山あり「ここも借りてくれ、あそこも貸してやる」と向こうから与えてくれるのです。
販売はというと、農産物を買ってくれる人は非常に増えています。今、非常に農業が注目されておりますが、生産現場には入ってこないのです。「こんな物語のある野菜をインターネットで売りたい。」「オーガニックショップで取り扱いたい。」「こういうお客様にお届けしたい。」そういう人たちばかりです。みんな私たちから見るとお客様ばかりなのです。

こんなに追い風の産業はないのではいでしょうか。今、農業は本当に大きなチャンスです。現実の農業現場では高齢化が進んでいて、農業の先は無いと言われます。しかし、少し「目線を変える」「何かを変える」と農業現場はチャンスがばかりです。

農業を始める時、違和感を感じたことがあります。他の業種と比べて農業は恵まれすぎていると感じたのです。20 日も雨が振り続き不作になると、国から補助金が貰える。たとえば、飲食店を経営していたとします。20 日も雨が振ればお客さんは激減します。本当に大変です。資金繰りも苦労します。そのため、どうすればいいのか?必死に考え、創意工夫をし、努力します。農業はまだまだ努力できるポイントがたくさん残されているように思います。

サラダボウルに農業を志しやってくる彼らは非常に前向きです。農業の魅力にどっぷり浸かっています。どんな農家より農業に夢中になっています。
朝、仕事が始まる1 時間前に自主的に集まって勉強しています。たとえば、先ほどのDVD で紹介した彼は農業高校を卒業してサラダボウルに入社しましたが、卒業を迎える春休みの事前研修で、学校の先生から「期末試験で赤点が科目かあり、卒業するために追試が必要ですので、帰してくだい。」と言われたエピソードがあります。しかし、今ではそんな彼が「今まで勉強がこんなに面白い・楽しいと感じた事は無かった」と言います。そして、生産現場のリーダーとなっているのです。今日学んだことが、即現場で目で見ることができる。試すことができる。命に携わる農業という仕事の素晴らしさなのでしょう。

今までは農業を仕事にまで導いてあげる組織がありませんでした。そのため「NPO 農業の学校」を立ち上げました。各地に農業大学校や農業の教育機関がありますが、即戦力にはるという風にはいきません。今の農業教育には課題もあり、農業現場と離れてしまっています。

知識はなくとも、現場の力があれば、とりあえず給料が払えます。そういう仕組みを作ると、人が集まってきます。どんどん集まってきます。農業は技術さえあれば「幸せに生きていける」産業です。

(後略)
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谷光美紀
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