FC2ブログ

農村を活性化させる為には?

どうも両頭体制が必要なようです。

リーダーについて、町内に求めるか、町外にそれを求めるかの議論が続いている様ですね。もちろんこれは実践的問題なので、適格者がいればどちらであってもいい、むしろ人物が先に立つ、というスタンスに立つことは可能だし、かつ現実的でしょう。
 だからこの問題について敢えてコメントするとすれば、以下のような観点を踏まえて考えることになるのではないかと思います。
 
 成功事例(例えば以前レポートした山形県高畠町や愛知県赤羽根町など)を見ると、どうも町内の人材と町外の出身者(Uターン者を含む)2名による両頭体制が上手くいっているようです。高畠町は有機農業の指導者とUターン組の河原氏、赤羽根町では、地元出身者と元商社マンの組み合わせです。
 この両者の分担は、町内人材が町内の有志の統合つまり活性化と組織化、町外人材が対外的なアピールと内外の接点の形成となっているようです。取りあえず敢えて旧い概念で括れば「内政と渉外」の分担となっているようです。
 
 何故このような両頭体制が必要になるのでしょう?
おそらくそこには、ある程度普遍的な理由がありそうな気がします。

 それは、現在の農村の抱える問題は単独のムラという集団内部で解決できる問題ではなく、大なり小なり、現体制の再編が必要になっているということから来ているからだと思われます。例えば多くのムラで取組まれている、「産直運動」や「地産地消」その実践例であり、広く社会に呼びかけ人々を集結させ、生産者と消費者の関係のあり様を改善していこうというものです。
 
 それに対して農業とは、その土地と風土に立脚した土着的なものであり、その土地を知り尽くしたものでないと指導できないという側面があります。かつ農村では10年単位で人を見る傾向があり、最低10年間その土地で共に暮らしたものでないと、なかなか信用を得られない、という傾向もあります。つまりムラの人間が、よそ者を頭に立てれば集結しにくいという問題です。もちろんこの指導者は、農業現場を度々離れるわけにも行かないでしょう。以上の理由から、必然的に内向きベクトルが通常の業種よりも強くなりがちです
 
 農村のあり様を改革していこうという場合、内と外両面にわたる働きかけが必要となります。
 いわば組織統合とサポーター=ネットワークの形成という両面の課題が必要とされるのです。ここで先ほどの「内政と渉外」という括りは「改めて組織担当とNW担当」と置き換えることもできます
 そこでとりわけ土着型の農業の場合、1人の人間がその二つを担うことが極めて困難という事情があるということではないでしょうか?
 更に町外から人を招こうとする場合、都市と農村の文化の違いは、結構大きく、都会暮らしをある程度経験した人がその接点役(後見人)を果したほうがい上手くいく。という側面もあるようです。
 
 もちろんこの問題は冒頭で触れているように、絶対的な答えがあるという性格のものではありません。ただ以上のことを考慮に入れ指導者、ひいては体制の問題を考える必要があるのではないかと思います。

北村浩司
スポンサーサイト





にほんブログ村 企業ブログ 農業へ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gensenkeijiban4.blog.fc2.com/tb.php/49-7b8f58ed
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)