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農村を活性化させる為には?

企業誘致ではなく、自分達の事業としての売電参入

 今、お上に任せてはおけないという自給志向、自考志向が顕在化しつつあります。そして、高齢化した地方の集落自治組織でも、自分達の事業の1つとしての売電事業を起点に、地域を活性化しようという試みが、あちらこちらで始まっているようです。

9月16日日本農業新聞の記事から引用です。
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再生可能エネ 自治組織が売電参入  (

 過疎や高齢化が進む地域で、太陽光発電装置を町内会など自治組織が自ら設置、管理し、売電収益を地域コミュニティーの維持に生かす集落が出ている。発電量は小規模だが、売電収益を人口減少に悩む町内会費の補填(ほてん)や地域活性化の財源に充てる。大企業によるメガソーラーの建設が加速化する中で、地域に根差した発電で、収益を有効活用する仕組みに注目が集まっている。

・町内会費 補填も 地域活性化の財源に

 高知市春野町の根宜谷・唐音自治会は10月、集会所の屋根に太陽光パネルを設置する。自治会長で農家の川?好澄さん(63)は「最近、住民のつながりが希薄になってきて寂しい。売電の収益を神社の修繕や地域を活気づける財源にできれば」と意気込む。

 きっかけは、同市が今年度打ち出した、町内会が集会所に太陽光発電の装置を設置する際に、初期投資を半額助成する事業。4.9キロワットの太陽光パネルで、売電収益は年間20万円を見込む。初期投資は210万円で、半額は市が拠出し、残りは自治会の内部留保を活用する。同自治会の世帯数は29戸。同市は「再生ネルギーに対する住民の意識を高め、収益で地域活動を活性化してほしい」(新エネルギー推進課)と事業の狙いを話す。

 再生可能エネルギーは、大企業が事業として取り組むケースが目立つ中で、自治組織による売電は小規模だが、地域の活性化につながっているのが特徴。長崎県五島市の黒蔵町内会は、5月に1200万円掛けて総発電量35キロワットの太陽光パネルを設置し売電を始めた。町内会長の大櫛勝巳さん(52)は「住民150人のうち3分の2以上が75歳を超す。売電は、草刈り作業も難しくなるような高齢化で、どうにもならなくなってきた地域の存続を懸けた事業」と説明する。高齢者にとっては年間5000円の町内会費が大きな負担になっていたことから、来年度からは無料にする方針だ。

 この他、兵庫県丹波市春日町の山王自治会も昨年4月に、自治会の貯蓄1700万円を元に、自治会の所有地に太陽光発電所を設立、売電を始めた。売電収益は年間200万円を見込み、初期投資は9年で回収できる見込みだ。

 住民はわずか12戸。最近では売電収益を財源に、共同で遊休地で小豆やサンショウ作りを始めた。農家の細田泰宏さん(62)は「売電を始めて住民が集まる機会も増えて、みんなで村を何とかしたいという機運が高まっている。村が元気になった」と笑顔で話す。

 自治組織が再生可能エネルギー事業を始めるケースについて、東京大学の飯田誠特任准教授は「固定買取制度はこれまで地元の資源にもかかわらず、集落外の企業に利益が出ていた。住民が事業に参加し雇用や仕事につながる取り組みは非常に意義深い」と評価。「発電事業には煩雑な申請も必要で電気供給の責任も伴う。行政にはそうした対応や初期投資を工面する助言などのバックアップが求められる」と指摘する。
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 現状、助成金無しでは成り立たない太陽光発電の是非はともかく、企業の金儲けではなく、地域自治組織が、自分達の地域活動を活発にするために、売電事業を初め、それを1つの起爆剤にして、新たな仕事や役割を作り出し、自分達の生きる場は、自分達で何とかするという文字通りの自給志向を形にして行っているところが新しい注目点だと思います。

企業誘致ではなく、自分達で事業を始めて、地域を元気にする。これが、これからの地域活性化の基本ではないでしょうか。

そして、それは、各々、単独でやるだけではなく、地域同士をネットワーク化すれば、もっと面白いことが出来そうです。それが、次の段階の課題と言えるでしょう。
(「自給自足」を売りにネットワーク作り274266)



長谷暢二
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