FC2ブログ

農村を活性化させる為には?

日本農業の真の実力 ~農業従事者1人あたりの生産量は増加している!~

高齢化に伴い農業人口が減っているのは、日本だけではなくEUも同じ。にも関わらず、日本の農産物の総生産量は増えている。つまり農業従事者1人あたりの生産量が増加しているという事実。個別に見ても、その生産量が世界のトップテンに入る農作物だってある。
農業の悲観的な側面ばかりがクローズアップされるが、憂うことはない。
以下、BBの死角リンクより。

────────────────────────────
日本農業の真の実力

「農業の担い手が減少し、高齢化が進むなか、耕作放棄地は増える一方で食料自給率は下がり続けている。来るべき食料危機に備え、食料の海外依存度を減らさなければならない」といった政府発表や大手マスコミの決まり文句を聞かされ、日本の農業の実力が誤解されるが、むしろ可能性を秘めた成長産業、日本農業の真の実力をお見せしたいと浅川芳裕氏は、以下のようなデータを教えてくれる。

まず、日本の農産物総生産量は着実に増えている、と。1960年の4700万トンから、2005年には5000万トンと300トン増えている。ちなみにカロリーベースの自給率は79%あったが40%に半減している。多くの人はカロリーベースで半減すると、生産量が半減したと勘違いしているが、実際は増産している。それぞれの品目別に見て、生産量が世界トップレベルのものが少なくない。ねぎの世界一を筆頭に、ホウレンソウは三位、みかん類は四位、キャベツは五位、イチゴ、きゅうりは六位と、世界のトップテン入りを果たしている農産物は数多い。生産能力の四割減を減反しているコメは10位だが、減反開始前は三位だった。りんごが14位で、欧米のメジャー作物ジャガイモでさえ22位と健闘している。これだけの生産量を誇っている理由としては、日本が世界10位の人口大国であること、さらに国民所得も高い。コメやイモ類などカロリーの高いものを大量に消費したが、現在は多様な果物や野菜を食べる食文化が根づいたことも背景にあるという。

 確かに農業人口は減っている。あたかも日本だけ減少しているように語られるが、それは誤りだ。農家の減少率を過去10年を比較すると、日本で22%に対しEU21カ国で21%減、ドイツが33%、オランダが29%、フランスが23%、イタリアが21%。日本だけが突出しているわけではない、と。しかも生産量が増えている。
これは農業者一人当たりの生産量が増えた、つまり生産性が向上したことを語っている。農業者一人当たりの生産量は、1960年の3.9トンと比較し2006年は25トン超。過去40年あまりで生産性が6.4倍上がっている(これは基幹的農業者数で産出)。農業者数で1960年に約1200万人が2005年に約200万人。農家数の激減は事実だが生産性の低い農民が減り、生産性の高い農業経営者が増えたのが実態である。
この生産性の向上にもっとも貢献しているのが施設園芸である。施設園芸とはビニールハウスを始め、特殊フイルムやガラスを用いた園芸ハウスを設置し、外部環境を制御、病害虫の侵入を抑えて高効率・高品質栽培を可能とする栽培方式のこと。設置面積は中国、スペインに続く世界三位。これにより一年を通じて多彩な野菜、果物、花を入手できるようになった。浅川氏はさらに分析を進めて、生産性向上の背景には、大量生産・大量消費型社会の到来がある。つまり工業化による経済発展にともない、人口の多くを農民が占める生活水準の低い途上国から、少数精鋭の農業者が食を担える先進国に成長したことを示している。これはすべての先進国が歩んできた産業構造の変化だという。

 浅川氏の論はさらに突き進む。農家数の減少が何ら問題でないだけではなく、それでも日本の農家数はまだ多すぎるという。農家が人口に占める割合を見てみると、英国の0.8%、米国の0.9%、ドイツの1.0%に対して日本は1.6%と突出して高い、と。約200万の農業者のうち9割180万の農業者は兼業農家か趣味的農家であり、こうした農民階層の分布も、日本に限ったことではないという。専業農家の比率は日本の15%、イタリアで12%、ギリシャで13%、スペインで19%。日本の食を支えている農業事業者の実態を広く国民に示せば、農業は成長産業として位置づけられるはずだと、浅川氏は語る。

────────────────────────────
※浅川芳裕氏:ベストセラーとなった『日本は世界5位の農業大国-大嘘だらけの食料自給率-』の著者。若者向け農業誌『Agrizm』の発行人で月刊誌『農業経営者』副編集長。株式会社農業技術通信社の専務取締役。



匿名希望
スポンサーサイト





にほんブログ村 企業ブログ 農業へ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gensenkeijiban4.blog.fc2.com/tb.php/520-faec99a7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)