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農村を活性化させる為には?

「日本のゴミ問題の解決の方法がここにある!」~大切なのは処理の技術ではない 循環のよい関係を作ることです

根源回帰の潮流を基盤とする、「業態革命を遂げる企業群が形成する生産・生活基盤」、「自律性の高い共同体(企業・地域)のネットワークとしての自治=自主管理」、「自然の摂理への回帰」、これらの合流する先に未来の【自給型・循環型のグランドデザイン】が像を結んでくるのではないだろうか。リンク


循環型社会を考えていく上で必要なのは生産基盤=技術基盤だけではなく、それを活用するネットワーク・経済基盤=生活基盤が必要となる。そしてその技術も時間をかけて自然から教わったものが原点になっている。

以下は堆肥化プラントの優秀さと県下随一の守備範囲が誇りの株式会社県南衛生工業の紹介。

同社の最大の特徴は、独自の堆肥化プラントによる廃棄物処理の方法にある。現在このプラントの優秀さが行政を始めとする各方面から注目を浴び、同社では見学や問い合わせ等への対応に追われている。

以下
リンク
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◆大切なのは処理の技術ではない 循環のよい関係を作ることです


宮城蔵王にほど近い村田町という町のはずれ、山の上に変わった場所がある。省庁に全国各地の行政、団体、そして企業に勤める人々が、はるばる毎日のように訪ねてくるのである。「日本のゴミ問題の解決の方法がここにある!」と人々は騒ぎ立てる。しかしその“解決の方法”を開発した本人は淡々とこう語る。大事なところを見落としていませんかと。


(前略)
そんな折、ここ村田町の栗団地組合と相談して、汚泥を受け入れてもらえることになった。
ところがある日突然、保健所が「栗林へ汚泥を入れることを禁止する」と言ってきた。「雨に流された汚泥が海を汚染する恐れがある」というんです。「汚染する」ではなく、「汚染する恐れがある」というのが理由だという。
1年後には親子そろって首をくくらないといけない。私はもう廃業を覚悟して、翌日から昔田畑を借りた農家に挨拶をして回りました。

しかしそうして歩いている時、ある農家の堆肥舎で、積み上げた堆肥から雑草が生き生きと伸びているのを見たんです。それで、汚泥もこれくらい醗酵させれば畑に入れても障害が出ないんじやないか、本当の意味での農地還元ができるんじゃないかと思いました。汚泥などの廃棄物を100%堆肥にできれば、仕事が続けられるはずだと気づいたんです。

 それからというもの、農家のお年寄りに会うたびに、昔の堆肥の作り方を聞いて回りました。農家のみなさんが教えてくれた堆肥づくりの方法は、積み上げる高さから切り返しの回数まで、みんな見事に一致していました。

 堆肥作りは微生物の活躍によるものでした。だから、私かそれまで浄化槽でやってきたのと同じように、微生物が働きやすい環境を作ってやればいい。ハザカプラントは、そんな風に考えて設計したものなのです。そして、以前買ってあったこの村田町の山の上に、プラントを建設することにしました。


(中略)

◆経済のサイクルが回らねば 環境のサイクルも回らない

ただ、プラントでできた堆肥を使ってくれるひとがなかなか現われないという問題がありました。「なにが入っているかわからない」、「毒が入っているかもしれない」と言って、なかなか農家の理解が得られなくて苦労したんです。そしてそれ以前に、”環境や”循環”ということを考えている農家が、いまはあまりにも少ないということに驚かされました。

 ”廃棄物”というものを出さないために本当の鍵を握っているのは、プラントではない。あくまでも農業です。だから大切なことは、廃棄物の出るところと、プラントと、プラントから出る堆肥を使うところの3者のいい関係を作ることです。私は最初からそう思ってこのプラントを作りました。けれども、その肝心の農家がなかなか関心を持ってくれない。

 でも、やる気のある農家というのは、自分の圃場に必要なものを真剣に考えていて、そしてその必要なものをどこからかちゃんと探してくるものなんですね。それで最近になってやっとちょこちょこ使ってもらえるようになってきました。

 堆肥は農家には無料で分けています。そういう農家は、「私が使ってみよう」という勇気を持ってきてくれた人たちです。そういう人だちからお金をとるようなことは、なにか自分のめざしていることに反しているような気がするんです。行政やゴルフ場、都市緑化にはうんと高く買ってもらおうと思っていますがね。

 だいたいの農家は私のところへ来て、まず「この堆肥を売ってくれ」と言います。
私にしてみれば、これを売るのは簡単です。でも、堆肥を売って金儲けをする必要はありません。土を売って金儲けができた歴史なんかないんですから。それよりも、お金を出して買った堆肥で作った作物をどうするつもりなのか。ほとんどの農家は、農協の言い値で肥料を買う。それでできた作物を売るときも、農協が 「売ってやるよ」というのに乗って、自分で値段も決められない。昨日までそんな農業をやってきた人に、この堆肥に値段なんかつけられますか。

 だから私は、一生懸命やるならこの堆肥はあげますと言うんです。そして、自分で自分の作物をどこに買ってもらおうかときょろきょろするんじゃなくて、東京あたりのバイヤーが圃場まで出向いてきて、「この作物をいくらいくらで売ってくださいよって頭を下げにくるような生産をする。そうして利益を上げて、ちゃんと税金が払えるようになる。そんな風になってください。なろうとするなら、この堆肥はあげます。そうでなければ意味がないですから、やめましょうって、そうお話しているんです。

 いいものが作れるようになりたい、その夢は夢でいいんです。けれど、かなう夢をみるべきではないですか。最近はこのプラントをよそでも作ってくれないかという引き合いもくるんですが、その場合も同じことです。環境のサイクルに乗っても、経済のサイクルが回らなければ失敗するということに、どうもみんな目をつぶってしまっている。

 この間も、九州のほうの農家の組織でプラントを建設することになって、設備投資は国と県からの補助金で91%は賄えることになった。農家はあとの9%だけ返済すればいい。私たちにしてみればうらやましいほどの援助ですよ。しかし私は、気になって農家一軒一軒に聞いて回ったんです。「正直なところ、毎月いくらお金を出せるんだ?」って。みんな口を濁しちゃって答えないんですよ。それでどうなんだと聞いて回って、やっと答えてくれた金額は、完済には到底及ばないレベルのものだった。無理なのがわかっているのにやろうとしていた。私はそのお話は御破算にしてもらいました



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