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農村を活性化させる為には?

直売所経営を通じて「生産者」「販売員」「消費者」が共に高め合っていける基盤とは?①

上田市丸子農産物直売加工センター「あさつゆ」より、「生産者」「販売員」「消費者」の3者がどのように相乗効果を生み出すかを学びました。

郊外型直売所において、あさつゆでは生産者が値付け、出荷量、荷姿を自由に決める制度にしています。
生産者が直接消費者に向き合い、その期待を受けることで、「作るだけ」の農家とは違う、自分の頭で考える農家を生み出し、小規模でも自ら未来を切り拓く主体性を持った農家を生み出しました。

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 様々な創意工夫があるのだが、その中でも、特に「あさつゆらしい」のが、生産者間で取り決めた様々なルール・しきたりである。
 その最たるものが、「三つの自由」論。すなわち、
(1)値付けの自由 
(2)出荷量の自由
(3)荷姿の自由―である。「この自由を背景に、あとは競争で自分の商品を売るために創意と工夫を出してください」という考え方だ。総会の決議として文書化してある。
 もちろん、この「自由」にはリスクもある。時には消費者から「こんなものを売るな!」という厳しいクレームが届くこともある。
 そんな時は「規制も必要か」と思わず感じることもあるが、「そんな時こそ我慢のしどころ」だと伊藤さんは言う。やはり、「自由」に勝るものはなく、生産者の創意と工夫に勝るものはない。生産者が自ら主体性を発揮し、自ら考え行動することに限りない信頼を寄せているのである。

 農家が、自分の責任と権限で農産物を売る。この直売事業によって、朝まで畑にあった完熟農産物を、その日のうちに店頭に並べることができるようになった。規格外品や、さらに付加価値をつけた加工品として販売することも可能になった。しかも、生産者にとっては、換金率が非常に高いメリットもあった。
 しかし同時に、生産者が「売り方」を考えなければならないという、系統出荷では有り得なかった状況も生み出された。多くの生産者にとって、今まで意識してこなかったマーケティングの感覚も必要不可欠となった。消費者の反応を鏡として、自分の農業技術の優劣や、値付けの適否、販売方法の有効性などを反省しないわけにはいかなくなった。
 これが、一昔前の系統出荷・市場出荷一辺倒の「作るだけ」の農家とは違う、自分の頭で考える農家を生み出し、小規模でも自ら未来を切り拓く主体性を持った農家を生み出したのだ。
 伊藤さんが言う「直売所の原点・本質」は、こうした「農家の主体性を創造する共創の場」なのである。
 直売所が盛んになって久しい。だが「直売に向く人と向かない人がいることも事実」だと伊藤さんは言う。「結局、丁寧な仕事をする人が勝つ世界。量を生産すればいいという農業で勝てる世界ではない。いかにしっかりとしたいいものを作るか、丁寧に粘り強く生産できるかが必要不可欠な世界」だ。「売れなければ売れないで、一人で悩んで、次第に一人前になっていく」。
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TA
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