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農村を活性化させる為には?

【直売所】地域に根ざすハウスメーカーが、直売所で地域を創る「伊都安蔵里」

地域に根ざすハウスメーカーが、古建築の活用と地域貢献を考えたことから生まれた直売所。
地域の農産物を販売するだけでなく、ハウスメーカーのノウハウも活かしながら新規就農者や兼業農家の斡旋をしているそうです。運営されている方自身も、都会から毎日直売所へと赴き働くスタイルを続けており、地方と都市をつなぐこと、生産者と消費者をつなぐこと、そして日本の農業の再生の前進へと一歩を進めようとしている直売所です。
HPリンクを見ても、店舗もおもてなしの心も、とても行き届いており、行きたい・協力したいと思う素晴らしい直売所です。

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■単なる直売所ではない伊都安蔵里だからできること
福岡市内から車で約40分。のどかな風景が広がる糸島市川付地区に、作り手の顔が見える良質の野菜を提供する直売所「伊都安蔵里」が誕生したのは、2009年11月末のこと。
「マキハウスの担当者として、田舎暮らしの街づくりを手がけることになったのが、きっかけでした。ハウスメーカーですから、最初は住宅を含む暮らしの提案というところから入っていったのですが、いろんな人に出会い、話を聞いていくうちに、食や農業の問題点や厳しさを知り、どんどんハマっていったんです」と、伊都安蔵里の代表取締役を務める八尋建蒔さんは当時を振り返る。伊都安蔵里の大きな特徴は、新規就農者の支援に力を注いでいることだ。

「農業って世襲制が強い印象がありますよね。そのうえ、オーガニックの野菜を作りたいとなると、なおさら高い壁がある。農薬を使わなかったら虫の住処になって近所の農家の迷惑になるんじゃないかとか、そんなきれいごとはできっこないとか。全国各地の市町村などには新規就農者の相談窓口がありますが、ことオーガニックとなると、門戸が開かれていないのが実情なんです。そんな状況にあって、糸島というのは、まだ間口が開かれている方ですから、全国からオーガニックの野菜を作りたいという人たちが集まってきやすい。私たちが全てをお世話できるわけではないかもしれませんが、まずは住居、農地、農機具、技術、この4つについて、できる限りお世話させていただいています」と八尋さん。既に約30人の新規就農者の支援を行ない、彼らが生産した野菜を、伊都安蔵里で販売するための商品として買い取っている。

■週に2回のパート的な感覚で野菜を作る道もある
一方で、"新規兼業農家"を育てるという、ちょっと面白い取り組みも。
「農家と家庭菜園の違いは、出荷をするかしないかなんです。家ではいろんな野菜を使いたいから、家庭菜園の場合は、たくさんの種類を少しずつ作るでしょうけど、出荷用の野菜となれば、同じ野菜をたくさん作らなければなりません。最初の数年は難しいかもしれませんが、ほとんどの野菜は、週に2回、畑で作業をするだけで、月2~3万程度のパート代くらいは、確実に稼げるようになりますよ」。

 この新規兼業農家は圧倒的に女性が多い。そのため、機械や技術が必要な畑づくりは伊都安蔵里が代行し、手作業でできる野菜づくりのところを彼女たちに任せている。伊都安蔵里に野菜を納める80代の女性は、70歳から野菜を作り始め、毎日ゲートボールを楽しみながら、月に15万円もの収入を得ているそうだ。

「女性は野菜を作らせたら本当に上手ですよ。気にかけて、声をかけて、手でさわって。子育てと一緒なんですよね。そうやって作られる野菜は、栄養価も高いし、味もいい。プロ顔負けですよ。そして、農業は一生できる仕事。たとえば、子育てが一段落した奥さんがひと足先に農業を始めて、旦那さんが会社勤めを辞めたとき、一緒に農業をしていくという生き方もアリだと思いませんか?」
 八尋さんの話を聞いていると、農業がとても身近なものに思えてくるから不思議だ。
「かつて、国民の60%は農民だったという説もあります。僕の夢は、誰もが生活の中で気軽に農業ができる環境をつくること。そんな状況ができるまで、もっともっと頑張っていこうと思っています」。

■誰もができる農業の在り方の成功事例になる!
 この農園の主・大石仙一さんは、福岡市中央区から毎日通勤する、ちょっと面白いスタイルの専業農家だ。現地での拠点は探しているものの、一方で市内の飲食店や家庭への宅配をする上でのメリットも少なくない。

 農園を開いた当初、大石さんは畑を耕さない自然農だけを専門で行なっていた。しかし、新規就農者が業として続けていくには、自然農だけでは正直難しいところがあるのも事実。業が経たなければ、やりたいことを続けていくのも困難だ。そのため、「誰もができる農業の在り方の成功例となる」べく、土づくり、畑づくりに少しだけ手を加えることにした。

 そんな大石さんは体験農園の活動にも力を注ぐ。岡口さんがこの農園で働くことになったのも、この体験農園がきっかけだった。
「まずは現場に来てみるだけでいい。来れば必ず何かを感じるはずですよ」と大石さん。そこに、ナチュラルライフへの第一歩があるかもしれない。

■1つの野菜が、人々の意識や暮らしを変えるきっかけに!
 東京で建築関係の仕事に就いていた松本さんは、身体を壊したことで野菜づくりに興味を持ち、埼玉の農園でアルバイトを始めた。その農園で出会ったご主人とともに福岡に移り住むことになり、自給自足の生活ができたらいいなという想いから家庭菜園を始める。

 3年ほど経った頃、東京の友人から「野菜を買うから送ってよ」と言われたことをきっかけに、"あおぞら野菜便"をスタート。伊都安蔵里がオープンしてからは、定期的に出荷をするとともに、チラシを置いたことによる宅配の注文も増えた。これならいける! 松本さん夫妻は、専業農家になる決意を固めた。

 少ない種類を大量に作る農家が多いなか、松本さんの場合はたくさんの種類を少しずつ生産する少量多品目栽培を行なう。
「1つの箱にいろんな種類が入っていた方がお客様も楽しいと思って」。
 松本さんが野菜づくりにめざめたのは、畑で採れたての野菜を食べたことがきっかけだった。1つの野菜が人々の暮らしや意識を変えることもある。松本さんから届く野菜には、私たちの暮らしや意識を変える力がある。

参考:『伊都安蔵里の挑戦』(ふくおかナチュラルライフリンク)



橋本宏
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