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農村を活性化させる為には?

自然の摂理に則れば、「連作した方が収穫量が上がり、野菜の質も良くなっていく」

毎年、同じ畑に同じ野菜を栽培すると連作障害が起こり、野菜の生育が悪くなったり、病気になりやすいと言われてきました。そのため、休耕(土地を休ませる)、輪作、有機物の投与など様々な対策が講じられてきました。

しかし、自然界では同じ場所に同じ植物が毎年育つのはごくごく自然なことであり、むしろ連作できない農業(人の営み)は、何か重大な欠陥を孕んでいるのではないでしょうか?

ナチュラルハーモニー代表:河名秀朗著「ほんとの野菜は緑が薄い」より引用します。
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●同じ畑で同じ野菜をつくり続ける
同じ畑で毎年同じ野菜を作る。
こう書くと、当たり前じゃないかと思われそうですが、農業の世界では必ずしも当然のことではありません。一般栽培や有機栽培では、畑の1カ所で特定の野菜を作り続ける連作を行っていると病気が出やすいといわれています。
 
この現象は、たとえば大根やジャガイモなど、特にねもの野菜に見られます。そのため、この「連作障害」を避けるため、畑の場所を変えて栽培することが一般的に行われています。
 
でも、野や山の草木は毎年同じ場所に姿を現します。もし本当に連作が植物にとって良くないことなのであれば、野山の草木が同じ場所に育つのは、ちょっとおかしいことだと思いませんか。
 
同じ植物なのに、なぜ連作障害は野菜だけに起こるのか。これも今までお話したことと同じところに理由がある、僕らは見ています。

たくさんの農薬や肥料を畑に入れているために、土壌の生態系、自然界のバランスが崩れてしまい、連作することで1カ所の畑でその状態が長く続くことによって、病気が出てしまうというわけです。
 
自然界では、同じ世界が繰り広げられていくことになり、植物の生態がその環境に適合していきます。ごく当たり前な自然な現象です。
 
野菜も同じ場所で育ち続けることで、土壌にどんどん馴染んでいきます。
そのような理由から、土が出来上がっていくにつれ、連作をしなければならなくなります。

事実、連作した方が収穫量が上がり、野菜の質も良くなっていくという結果が出ています。

●人と自然がコラボすれば、野生よりもおいしい野菜が育つ
自然栽培は、放任とは違います。
人が食べる野菜を育て、それで収入を成り立たせるための栽培法ですから、ある程度まとまった量を収穫できなくてはいけません。
 
それは、大きい面積の畑や田んぼを自然な形に戻していくことにもつながります。そのためには放任したままの無秩序な状態ではだめだと思います。秩序が必要で、その秩序を作る手伝いをするのが人の役割だと思っています。
 
いわば自然と共生するための新しい農法なのです。僕たち人間も自然に一部ですから、自分達の存在を否定しなくてもいいような立ち位置でいるための農法といえるかもしれません。

自然栽培は、自然と人のコラボレーション。野生の野菜よりもおいしい野菜が育ちます。自然とうまく共生し、人間の欲望も叶える。ある意味とても欲張りな農法ですが、それは自然を破壊せずに尊重するからこそ、自然から与えてもらえるご褒美なのかもしれません。

●土がきれいになれば、ミミズは自然にいなくなる
土が本来の状態を取り戻すと、土は次のような状態になります。
①柔らかい
②温かい
③水はけがよく、水持ちがよい
 
これが理想的な状態で、肥毒がなくなるにしたがって近づいていきます。
人間でも、新陳代謝がよく、血液の循環がいい人の肌は、暖かく柔らかいのと同じだと僕は思います。
 
茨城県行方市玉造の、自然栽培暦12年の田神俊一さんの畑では、タネや苗の植え付けがない時期に幼稚園の運動会が開かれます。子供達が「気持ちいい!」と裸足で走りまわれるほど、軟らかく、温かいからです。
 
実際、足を踏み入れると、ズボッと5センチほど足が埋もれますし、手を土の中にもぐらせてみると、ほんのり温かい。こうなると野菜は根っこをグングンと地中深くまで伸ばし、養分をどんどん吸収できます。
 
土は自然に近づけば近づくほど、温かく柔らかいものに戻っていくということがわかります。また、自然栽培に移行した生産者が実感することのひとつに、虫が減るということがあります。
 
こんな嬉しいことはないはずなのに、一般の生産者さんの中には、「ミミズがたくさんいる土がいい土だ」と思っている人や、有機栽培においてはあえてミミズを畑に連れてくる人もいます。
 
確かに土が進化していく中で、ミミズはとても重要な働きをすることは事実です。しかし、農産物を育てるのに適した土は、ミミズが働かなくてもいい土でなければいけません。なぜなら、ミミズがたくさんいるうちはまだまだ土ができていない。それだけ分解しなければいけないものが多いということですから。
 
自然農法成田生産組合の高橋さんの畑では、ミミズはほとんど見つかりません。探しても見つからなくなった土こそ、本物なのです。

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三浦弘之
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