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農村を活性化させる為には?

視点を変えることで農業は活きる… 「顧問退職、島でイチゴ作り…悠々自適より農業の現場」


 電機メーカーを退職した顧問が、ゴルフ旅行や海外旅行でも満たされなかった結果はじめたもの。それが「いちご農家」だった。

 高齢者においても、誰かの期待に応える、生きがいによって充足をえられるということである。それまで農業に一切関わっていなかった人が視点を変えれば農業に参加することができる。

 老人の新しい居場所として期待できるかもしれません。



以下、引用。
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「顧問退職、島でイチゴ作り…悠々自適より農業の現場」

(リンク)


 瀬戸内海に浮かぶ百島ももしま(広島県尾道市)で、帰島した男性が始めたイチゴ作りが広がっている。「働くことが生きがい」。

 大手電機メーカーを退職した男性が悠々自適の生活をなげうって取り組む、定年後の心境とは――。

 広島県の尾道港から船で25分。百島に藤田武士たけしさん(77)を訪ねた。藤田さんは大手電機メーカーの子会社の責任者などを経て60歳で退職、2年間、関連会社の顧問を務めた。退職後はクルーザーとゴルフの会員権を買い、魚釣りとゴルフでのんびり暮らそうと考えていた。妻と欧州旅行も楽しんだが、心が満たされない。定年とともに「生きがい」が消えたことを実感した。

 かつて3000人はいた百島の人口も当時は850人。整然と並んだ段々畑は雑木林に変わり、アサリ採りを楽しんだ海岸にはゴミが漂着していた。「何とかせにゃいかん」。幼い頃に父が戦死、母が女手一つで育ててくれた故郷への愛着が沸々と湧いてきた。


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 関連会社の顧問退職と同時に島に帰った。何ができるか、営業や商品企画を手がけた企業戦士の目で洗い直した。コールセンターの誘致を考えたが、高齢化で働く人がいなかった。漁業もすぐには難しかった。残ったのが農業だ。単価(1キロ当たりの値段)が高く、島の気候風土に合うもの。県内の店に足を運び、客の好みを観察した。

 最終的に選んだのがイチゴだった。広島県民が消費する県内産イチゴは約1・4%。客は鮮度を重視するので地産地消なら参入の余地はある。各地の栽培技術を視察、プランターにパイプを通し、水と肥料の量を一元的に管理する方法を採用した。ビニールハウス内にパイプを組み、腰を曲げて作業しなくて済むよう、高さ約1メートルの位置にプランターを置いた。

 次は販路の開拓だ。本土の大手スーパーと直接契約を結び、「瀬戸の島イチゴ~旬 鮮 朝どり直行便」と銘打って朝の船で直接運んだ。「顧客に学び、自社の技術力を調べ、流通を考える……。すべて会社で学んだこと」と笑う。

 藤田さんの呼びかけで東京や神戸から2組の夫婦と1人の男性が島に移住し、イチゴ作りを学んでいる。昨年春、島に来た花田直季さん(45)は「難しいけれど皆さん親切に教えてくれる」と話す。若い人なら「年収500万円」の農家に、高齢者なら働ける範囲で収入を――。多くの人に島に来てもらい、活気を取り戻すのが藤田さんの夢だ。

 高齢者の就労に詳しい広井良典・千葉大教授(公共政策)によると、企業人として働き続けた人たちが定年を機に、社会に貢献しようと「第二の人生」を模索する例が増えている。「人間にとって生きがいは非常に大切。退職した人たちは多くのノウハウを持っており、社会に生かす仕組み作りが必要だ」と話す。

 「定年を迎えて初めて、自分から仕事を取ったら何も残らないとわかった」と藤田さん。「働くことが楽しい。楽しみたいんですわ」。いつか車いすに乗る時のために、ハウス内は車いすでも農作業ができる設計にしてある。80歳になったら経営は後継者に譲り、一農民として、生涯現役で仕事を続けるつもりだ。(館林牧子)



匿名希望
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