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農村を活性化させる為には?

現実逃避では、何事も上手くいかない。


リタイヤ後の老人に限らず、自然の中に暮らしたいと田舎に移住する人は多い。「都会暮らしで疲れて・・・」ということは確かにあるが、だからといって、田舎に行けばすべてが解決(癒される)わけでもない。

移住に限らず、転職も同じように感じる。

どこに行っても、なににおいても、人間関係が全て。
結局は、自分の姿勢に全てはかかっている。

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「移住の夢」リンク(週刊代々木忠より)

(前略)

休日、都会の喧噪を離れて……にとどまらず、リタイヤ後の移住まで考えている人もいるだろう。何十年も仕事中心の生活を続けていれば、定年後は空気のいいところで自分らしくのんびり暮らしたいと思うのも無理からぬことだ。

(中略)

田舎暮らしは、都会に比べたら住居費をはじめ生活にかかるコストは低い。年金もあてにできないとなれば、ローコストはありがたい。ネットには田舎暮らしの物件情報がふんだんに載っている。風情のある古民家もあり、そんな画像を眺めていれば、おのずと夢はふくらんでいく。

 しかし、移住に失敗した人々はたくさんいる。その原因を見てみると、まず「仕事がない」。老後の資金があって貯金を取り崩しながら生活するつもりなら問題ないが、リタイヤ前だと最大の課題と言える。どこかに就職しなくても自分で稼げる技術や、地域を活性化させる知恵があれば、話は別だが……。

 田舎は人口の密度が低いけれど、人間関係の密度は高い。そこには、草刈りや清掃、祭りの準備など、その地域のしきたりや慣習もある。いずれにしても、移住したい場所に出会えたら、1年くらいは四季折々その地に足を運ぶのがいい。なかでも地域の祭りは絶対に見ておいたほうがいいだろう。地域の人々と挨拶を交わし、話を聞き、何度か通ううちに友達ができたら心強い。「ここに住みたいなぁ」と言ったとき、「おお、早く引っ越してこいよ!」と言われる関係なら、きっとその地で暮らしていける。

 僕は子どもの頃、隣が浄土真宗のお寺だったこともあり、祖母に連れられて和尚の説教をよく聞きに行った。そのなかで印象に残っている話がある。

 〈お百姓さんが畑仕事をしていると、旅人が通りかかる。「住むところを探しているんだけど、ここはどんな村ですか?」。お百姓さんは「あんたの前いた村はどうだった?」。旅人は「かくかくしかじかでひどく、もうあそこの村には住みたくないんです」。するとお百姓さんは「この村も同じだよ」と答える。何日かして今度は別の旅人が通りかかった。「この村に住もうと思うんだけど……」「前の村はどうだった?」「いやぁ、いい人たちばかりですごくよかったんだけど、いろんなところを回ってみたいと思って、それでこの村に……」「この村も同じで、いい人たちばっかりだよ」〉

 移住に限らず何事も「自分次第」であり、追いかけている夢がじつは「現実逃避」だとしたら、なかなか上手くいかないはずである。

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西田美和
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