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農村を活性化させる為には?

地方自治体再生~過疎化から一転、都会からIターン者が殺到する人気の街に:島根県海士町③~

島の生き残りのためには、人口減少に歯止めをかける必要がありますが、それを実現するために、海士町流の未来を見据えた「人」づくりを推し進めています。注目すべきはコンサルタントを使わないで、自分達で方針を考えていくというスタンスです。

地方創生を成功させる3つのポイント「海士町はなぜ注目されるのか」
リンク より取組みを抜粋
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○【ポイント3/3】「続ける」の戦略:外部との交流と人づくり
Uターン、Iターンです。いずれの地域も人口を増やすために定住促進策を行っていますが、海士町でも一般的な住宅政策と共に、子育て支援を行っています。「海士町すこやか子育て支援に関する条例」に基づく各種施策は、財政の厳しい離島としては充実した内容となっています。まさに「守り」によって生まれた「未来への投資」です。結婚祝金や出産祝金、保育奨励金から、妊娠・出産に係る交通費島助成、中には不妊治療のための通院への助成もあり、チャイルドシート購入費助成などもあります。
しかし、最大の問題は、やってきたU・Iターン者の働く場、産業をどうするか、ということです。どの地域にとっても悩ましい問題です。例えば、外からやってきた若者たちが立ち上げた「株式会社 巡の環」があります。この事業のひとつに海士「五感塾」があります。これは企業研修ですが、研修所を飛び出し現場で、島の人を講師として、「感じる力」を高め、「人間力」を磨くというものです。
平成26年度ふるさとづくり大賞において、この巡の環が団体表彰(総務大臣賞)のひとつに選ばれています。概要は「人口減少・少子高齢化・財政難といった日本の課題先進地である一方、なりゆきの未来を変え、地方創生に積極的に取り組んでいる離島・海士町を舞台に、地域づくり事業・教育事業・メディア事業を柱として活動している」とあります。評価された点は、「離島という地域でありながら、地域づくりに携わる人材を育てる人材育成産業を作る発想がユニーク」や、「地域づくりにおいては、地域内外のつながりを形成していくことが極めて重要である。そのためには、つなぐ役割を担うコーディネータが重要。このコーディネータ育成を通じての、地域イノベーションの実現に期待がもてる」などです。

巡の輪 阿部裕志代表取締役は、トヨタを辞めて、島で起業することを決意した経緯があります。「海士の面白さは、島にIターンしてくる人たちが、基本的に“攻め”の姿勢で入ってくる」ところであり、「島まるごと持続可能な社会モデルをしている面白い島がある」ことがきっかけといいます。そして、島が「「よそ者、若者、ばか者」を満たす人材に、しっかりと向き合ってオープンである」ことを指摘しています。一般的にIターンには閉鎖的な地域社会の壁が存在しますが、海士町のヒントは、「よそ者、若者、ばか者」が“攻めの姿勢”で入り、地域が彼らをオープンに受け入れた、ということでしょう。
また、島根県立隠岐島前高校の「魅力化プロジェクト」「どきどききらきら 島留学」などの取り組みもユニークです。特別進学コースと地域創造コースを設置し、島外からの「留学生」を受け入れています。少子化で全国の公立学校が統廃合に直面している中、ここでも海士町独自の取り組みがなされています。
海士町では、こうした外部との交流から刺激を受け、「自立する人」をつくることが重要と考えています。先の五感塾の取り組みや、島外から研修生を受け入れて商品開発をすることによって、外へ島の文化や活動、あるいは想いを伝えることができ、内では「外の目」を通して島の良さを再発見し、自らの誇りを確認することができるでしょう。こうした活動が、「人づくり」=地域づくりにつながっているのです。
ただし、外部との交流と刺激は大事にしていますが、コンサルタントを使わないといいます。先の阿部氏も「他の地域で成功しているモデルをそのまま持ってきたり、専門家に答えを求めるといった外の力に過度に依存していないから、海士は独自の進歩を続けてこれた」と指摘しています。「成功例」を視察して、そのまま模倣して地域活性化を…、あるいは、コンサルタントに全て丸投げという地域が多々ありますが、自分の頭で考えて行動しなければ成功しないということでしょう。
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蔵端敏博
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