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農村を活性化させる為には?

上中町企画需要分析③体験教育(農が教育に及ぼす効果)

子供達のひ弱さや、精神欠陥の激増、生活の知恵の欠如等の現状を受けて、自然体験・農業体験が拡大しています。
 まず需要の分析に入る前に、農の教育や人の心に与える意味について触れておきたいと思います。
 農の持つ「効用」で、実感上及びデータ上確かめられていることとして、自然体験や生活体験(果物の皮をむく、野菜を包丁で切る等)の有無や頻度と、道徳観・正義感(ex.友達が悪い事をしていたら止めさせる、席を譲る等)とは強い相関関係があるという点が上げられます。
 おそらくそれは、自然の圧力を前にしての自己の制御、自然の持つ癒し効果による充足感情、協働作業による達成感や一体感の充足の体験等に起因するものと考えられます。また体や手を動かす事と、自我の制御とが何らかの形で関わっているのかもしれません。
 
 また他にもうつ病や拒人症の治療において、農作業が組み込まれた治療法がいくつか実践されています。関西では例えば、藤岡氏が主催する三重県名張市の「赤目診療所」が上げられますし、これだけでなく心理療法の一つである「森田療法」では、農作業が治療上プログラム化されているものがあります。

また古くは明治維新の際に、社会的役割を失い、精神的空白に陥った士族を立ち直らせるため、規則正しい「農生活」を送らせ再生させた事例もある様です。

 実際に人の心に「農」がどのような作用を及ぼしているのかは、理論的には実は私も良く分かりません。
 
ただ人間が共認動物であり、期待と応望を活力源とする存在である、ということを考えれば、おそらくこれらの回路を真っ当に開いていくという効用を持つということなのでは無いかと考えられます。
 その点で思い起こされるのが、長年農業を行っている篤農家は稲などの作物と会話ができるらしいということです。実際会話を行っていく事で作物の健康状態や何が足りないかがわかる様です。

 話は脱線しますがヤマギシ会を創設した山岸巳代蔵氏は(彼は元々発明家であったようですが)稲と1日中会話していた人であり、このるいネットの「男女」の掲示板で議論されている「本源の性」(と思われる)を実践できた人でもあった様です。
つまり応望回路が非常に発達していた人のようです。

 元々人類はサル以来築き上げた、期待応望回路を自然を対象に転用し、自然の声を聞き取っていました。物言わぬ植物達の、ほんの僅かの現象上の変化を、応望回路を用いて捉え、その植物たちの声に応える事で充足を得るという形で、日常は「自我」の圧力が邪魔して開けない応望回路が素直に開かれていく。作物と接するということはそういうことなのではないか?と私は解釈しています。

北村浩司
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