FC2ブログ

農村を活性化させる為には?

【トップランナー】 速水林業に学ぶ~勝てる林業の追求~

 各業界の先頭を走るトップランナー。一応にして彼らは、次代を読み、日々変わっていく社会に適応している。
 今回は、関係する教育機関が続々と設立され、近年人気を高めつつある「林業」より、その業界のトップランナーとして有名な「速水林業」代表者を紹介します。

以下、 リンク より

>右脳で理想の森林を育てる

林業経営で大事なことは、理想の森を育てるイメージを持つことです。木を植えるときには、この森をどのような森に育てたいかと考えてそだてる。そうやって自分のイメージする理想の形に近づけていく。ですから、間伐をしたり、枝打ちをしたりというのは、理想の森林を育てるプロセスの一部になります。その作業が将来の木の姿を、品質を決めてゆきますから、常にイメージしながらの作業が大事です。良い木を生産できる森を作るための品質管理であるわけです。特に間伐は単にその時に光を入れて、森の状態を良くしようというだけでは片手落ちです。将来の生産予想に基づいた作業でなければいけません。

速水林業には昔から「スギやヒノキは売るほどあるけど、雑木は少ないから伐らないで残せ」という合言葉があります。だからウチの山は広葉樹だらけです。でも、それにも林業経営の視点からのちゃんとした意味があって、針葉樹とは異なる広葉樹の根っこの深さとか、葉っぱの性質とかを利用して、土壌を豊かにしようという意図があるんです。広葉樹をしっかり誘導してある山は、そうでない山に比べて木の成長が良いんですよ。これで高齢樹でも成長して、年輪幅が同じ幅になるようになり、木材の品質管理には大事なこととなります。これも経営です。僕は林業で食っていこうと努力している人ですから。

>究極の林業とは

僕がみなさんに知っていただきたいのは、こうやって経営として育てる人工林でも、豊かな森が出来るということです。もちろん、自然をつくっているということではありません。自然というのは、人が手を貸さないでもひとりでに循環していくものですから。ですが、自然に近い状態をつくろうとは思っています。人手をかけて循環をサポートしながら、こちらの経営も成り立たせていく。それが林業なんだと思います。

スイスのエーメンタールに僕が林業の究極の姿だと思っている森林があります。そこはさまざまな大きさの木々が多層林を構成していて、細かい数字は忘れてしまいましたが、1ha当たり500数十m3くらいという資源の蓄積量を永遠に変えないまま、木材を生産し続けているんです。毎年どれくらい資源が成長し、その成長分をどの木で伐るか。それだけなんです。シンプルな林業でしょ。でもそこに技術がある。新しい成長を誘導することができ、しかも商品として利用できる木を選び出す。樹齢がどれくらいだとかは関係ないんです。日本で実現できるかどうかは別にして、そのような経営がやっぱり究極の林業だと思います。それに比べればウチなんかまだまだです。まあそれは僕の後の世代が必死に考えればいい。自分が生きてる間にどうこうしようなんて、たかが一生レベルで森林を語ろうとしてもしかたがない。林業というのはそういうものです。

>日本の林業経営はまだこれから

日本には森がたくさんありますが、本当の意味での林業地はまだ少ないんです。人工林面積は1,100万haもありますが、その大半はそれまで人工林経営をしてこなかった地域で戦後に植えられたものです。それがいまようやく伐採できる時期を迎えているわけですが、単に儲かるだろうという感覚で植えただけで、どんな森にしていこう、どんな木を生産しようというイメージが明確でなかったし、循環を前提とした管理もされてこなかった。だから、一部では伐りっぱなしで、あとはうまく広葉樹の森になればいいなんて話になっている。それは林業を知らない人が言うことです。

そうではなくて、これまで育ててきて、ようやく伐れる時期を迎えたんだから、循環を前提とした人工林の管理をどうすべきなのかという議論をしなければいけない。これからなんですよ、日本の林業経営は。今伐る木もあれば、将来まで残す木もあるけれども、60年先、あるいは100年先を見据えて、どんな森を育てていくのかを考えることが必要なんです。



望月宏洋
スポンサーサイト





にほんブログ村 企業ブログ 農業へ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gensenkeijiban4.blog.fc2.com/tb.php/590-c2b7f8a7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)