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農村を活性化させる為には?

地域資源と高齢者の知恵に着目した事業で農村活性化!老人ホームも無くなった!

 上勝町には、地域資源の「葉っぱ」を活用した事業で、高齢者の雇用を生み出し、年間2億円以上を売り上げている会社がある。なによりもすごいのが、高齢者が活躍できる場を作り出し、自分たちも地域社会に参加し、守っているんだという機運を作り出しているところ。町内には老人ホームも無くなったという。

リンクより引用

徳島県上勝町は、人口が約1700人。町の面積の86%が山林。65歳以上の高齢者の割合が50%と人口の半分をしめ、県下でもっとも高齢化比率が高い町である。この数字だけを見ると、高齢化、過疎化が進む典型的な廃村寸前の町のようにも見える。ところが、この町は、お年寄りが元気で活き活きと働いており、「世界中探したってこんな楽しい仕事ないでよ」と笑顔が絶えない。こんな楽しい仕事とは山にある葉っぱや花を200軒の農家が全国の料亭などに出荷し、年間2億5千万円売り上げる町の一大産業になっていることだ。その取り組みは多くのメディアでも取り上げられ映画にもなって全国各地で上映されている。

・ツボを見抜き舞台をつくる
田舎に住んでいる人は、意外に見栄っ張りで頑固である。自分ができないことや恥ずかしいと思うことは、絶対にやらない。やってみせて納得させるしかないが、その頑固さに真っ向勝負に行っても考え方を変えるということは、現実には不可能である。それではどうやればよいのか。その答えはツボを知りその人にあった舞台をつくること。昔からの人間関係や気にしていることや自慢できることなどを個々につかみ、うまく持ち上げていく。プライドが高ければ高いほど自分が舞台に立てると人は、輝いてくる。上勝のひとりひとりを深く観察し強引なやり方ではなく、ツボを見抜いたことが良かったと今でも思う。


・「いろどり」を展開町の老人ホームがなくなった
日本の高齢者のほとんどが、年金で生活をしている。わずかな年金では、生活するのがやっとで生活保護受給者も年々増えてきている。いろどり農家の多くは、年金受給者だが、年金に加えて年収があり、多い人は、月100万円も稼いでいる人もいる。年間売上高を単純計算すると一軒あたり125万円になり、年金に加えて年収を稼ぎ出すことは、すごいことである。これが産業福祉といえるもの。年金暮らしから年収を稼ぐ働き手へと変わったことは、好影響を与えていく。
一般的には、お年寄りが働かなくても十分に暮らしていけることが高齢者の福祉だと思われがちだが実際には、一日中何もせずに家でゆっくりと過ごすことや、病院・施設の充実だけが求められている社会ではない。「元気なうちは働いて稼ぐこと。『なんにもせんでええけんじっとしておれ』と言われる事が一番辛い」。これがいろどりのおばあちゃんたちの口癖だが、究極の福祉ではないだろうか。
産業福祉は、高齢者に役割ができて精神的に元気になるだけではなく、葉っぱの品質や大きさを丁寧にそろえるだけでも指先を使うので、脳が活性化し認知症の予防につながる。畑に行って山を上がり下りすれば、足腰が丈夫になり健康維持と寝たきり予防につながる。
最近ではたくさんのお年寄りがパソコンやタブレット端末を使いこなして若者顔負けの状態。「売り上げを稼ぎ、経費を使わない」という経済効果は、好循環を生んでいく。町の実際の数字で見ても高齢者の医療費は、ここ数年県内でもっとも少なく、生活保護世帯も少ないという実績が出ている。この流れを受けて町の老人ホームが経営難から廃止され、いまは民間の施設だけとなった。このように産業福祉が充実することにより町の経済も町政にもいい影響が出てきている。

・地域資源の「葉っぱ」に着目
自信と誇りを取り戻すには、この町でなければできない仕事をつくらなくてはいけない。何かないのかと思案していたところ、大阪の料理屋で運命的な出会いを果たした。店にいた女性達が、料理に添えられていた赤いもみじを見て「これかわいい」「持って帰ろう」とはしゃいでいた。その光景を見たときに「これだ!」「そうだ、葉っぱを売ろう」と気づいた。
わくわくしながら地元に帰り町民を集めて葉っぱを売ることを提案。しかしその結果は散々で、「葉っぱをお金に換えるのは狸や狐のおとぎ話だ」と大笑いされてしまった。ある人は、「こんな葉っぱを売ってまでお金を稼ぎたくない」といい、地域資源をお金に換えることへの抵抗は予想以上のものがあった。しかしこのことがうまくいけば地域資源に価値があることをみんなも気がついてくれる。そうなれば自信と誇りを取り戻すこともできるのではないかという期待感もあった。

・知識が豊富で経験がある高齢者の強みを活かす
「どんな人にでも居場所と出番があり役割が必要である」
この言葉は、私がいちばん好きな言葉だ。「役割」をみつけてあげることができれば、みんなキラキラと輝いてくる。
高齢者は、個人ひとりひとりでみると、確かに弱者であることは間違いない。でも見方を変えれば強者でもある。知識が豊富で、経験もある。何より人間力をもっている。若者がやってもかなわない強靱な力をもっているのだ。人も地域もこういった見方をすればいい。
迫りくる超高齢社会は、避けては通れない。それならプラス思考でいけばいい。決め手は、プロデューサーの存在。
私は、何でも逆手にとることが好きだ。「だめだといったらおもしろい」。「するなといったらやってみたい」。逆手にとればマイナスもプラスに見える。あとはあきらめない気持ち。ねばり強くやること。こつこつとやればいい。きっといいつながりが生まれてくる。




横田雅彦
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