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農村を活性化させる為には?

土というのは物理的な働きもあるし生物的なものも化学的な働きもあるから、そこに化学の尺度だけで計っても辻褄が合うわけがない。


「自然農法で営む農業は「商売」になるまでにはまだ残念ながら至っていない。だから僕たちは実際の商売として持続できる方法を追求したい。」という鹿嶋パラダイス代表唐澤さん。

実験室のような閉ざされた限定空間の中でなんてわかるはずもない。思った通りの結果になんて絶対ならない。土というのは物理的な働きもあるし生物的なものも化学的な働きもあるから、そこに化学の尺度だけで計っても辻褄が合うわけがないんです。
と、科学の枠に嵌った思考を一蹴。

その追求は、おいしい野菜を追求したら自然栽培になった。と自然体です。


「おいしい野菜を追求したら、自然栽培になった。~鹿嶋パラダイス代表 唐澤秀さん」
リンク
より引用。

●なぜ自然栽培なのか?
自然栽培とは農薬を使わず、肥料も使わない野菜の栽培方法。動物性の堆肥は使用しない。自分の畑で出た植物残渣を3年ほど寝かした植物性堆肥は育苗時に使用することもある。野菜には「窒素」「リン酸」「カリウム」という三つの栄養素が必要だと言われ、慣行農法では多くの場合、化学的に生成した「化学肥料」を畑に撒いて野菜を育てる。有機農法では化学肥料の代わりに牛や鶏などの家畜の糞尿、私たちの残飯や生ゴミを熟成発酵させたものや、外国から仕入れた油粕、魚粉などを配合したものを「有機肥料」として使う。肥料は入れたほうが収量も多くなり、栽培期間短くなるので効率は良くなる。しかし、これらの農法の問題点は、畑に投入した肥料が全て野菜に吸収されるわけではないということだ。

そして、世界の環境汚染の原因は工場から出るCO2だけではない。「緑の革命」後、化学肥料によって作物の増産が可能になったが、そのような近代的な農業による水質汚染も開発途上国及び先進国などで大きな問題になっている。

作物に吸収されない過剰な肥料は土壌に浸透して地下水に溶け込み、川に合流して海や湖に流れ込んで富栄養化の原因にもなる。霞ヶ浦では水質汚濁が問題になっているが、その原因のひとつが農業で使われる肥料によるものだ。他にも、夏のレタスの80%を生産する長野県のある村では、40年前から地下水が飲めなくなったという。原因はレタス畑の過剰な肥料。畑に投入された窒素肥料は化学変化を繰り返し、硝酸態窒素という物質に変化する。これが野菜の中に残留したり、地下水に溶けこむことで人の健康被害を引き起こす可能性もある。

では自然栽培の場合、野菜に必要な肥料をどこから調達するのか?
鹿嶋パラダイスの畑では、野菜を収穫したあとに残った根や茎や葉などの残渣を戻したり、根粒菌を増やす大豆やいい菌を増やしてくれると言われている麦を作ったりして、野菜に必要な養分を畑自体でつくり出せるような環境を作っている。

つまり、畑の外部から肥料や農薬を取り込んで作物を育てるやり方ではなく、畑の中で完結するような生物の循環を創り出すということだ。余分な肥料を与えたり、過剰な肥料が原因で発生する病気や虫を農薬で抑え付けることもしない。その結果、環境を汚染することも少ないし、輸入原料である肥料や堆肥、種子が無くなっても土と自ら採取する種さえあれば生産が可能なのである。

「そもそも畑の中は単純な足し算引き算でなりたってない。肥料を入れたからといって、全部作物に吸収されるわけじゃなくて、大気に放出されたり、雨に流されたりして亡失し、残りが畑に残る。前職で2000枚の畑の土壌分析をしてこの養分が多い、少ないで処方箋を書いていたけど、その通り処方した後にまた分析してみても、その処方箋通りに結果はいかないわけです。例えば、マグネシウムが足りないから肥料としてマグネシウムを入れる、でも畑を調べてみるとマグネシウムが相変わらず足りなかったり。
土というのは物理的な働きもあるし生物的なものも化学的な働きもあるから、そこに化学の尺度だけで計っても辻褄が合うわけがないんです。」(唐澤さん)

「畑には1gあたり3億の微生物がいるといわれていて、それらが有機的に繋がっている。そのつながりの数は無限ですよ。だから、それを解明するなんて無理なんです。

1℃違うと働きも違うし、雨でも晴れでも違う。何を植えるかでも違うし、その作物がいつどのような養分をどれだけ必要とするかなんてわからない。

実験室のような閉ざされた限定空間の中でなんてわかるはずもない。思った通りの結果になんて絶対ならない。実際に肥料や堆肥がなくても育つし、病気にもならない。何の肥料をどれくらい畑にあげて、何の薬をどのタイミングでかけてとか考えなくて良くなって、とても精神的に楽になりました。」(唐澤さん)

唐澤さんが自然栽培をやろうと思ったのは、環境問題や農法へのこだわりではなく、もっとシンプルなこと。「自然栽培の野菜がめちゃくちゃおいしかった」というのが一番の理由だった。
「もし、自然栽培の野菜やお米がおいしくなかったら、僕はいくら環境にいいと言われても、絶対やらなかった。自然栽培にはまず『おいしい』があって、僕にとって環境は後付です(笑)」

~中略~

何でもそうなんですが、食べたものの味に近づいていくんです。だから未熟な堆肥を大量に入れて作られたニンニクは臭くて食べられないんですよ。自然栽培で作ったニンニクなんて臭いがまったく残らない。ものすごく香りがいいんですが、食べたら全部消えちゃう。ニンニクっていっぱい栄養素が詰まっているから 土壌から収奪した栄養素を足してあげないといけない、という考えが今の農学。だから他の野菜の10倍くらいの堆肥を入れる。その10倍くらいの堆肥の中には、完熟してない生乾きみたいなものも入ってきてしまう。まあ、完熟だろうが未熟だろうが入れ過ぎなんですが、そうすると、世間でよく言われる翌日まで匂いが残るニンニクができるんです。




田村正道
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