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農村を活性化させる為には?

あなたのお金は、地域内でまわっていますか? 北海道下川町で始まっている、漏れ穴をふさぎ、地域経済を取り戻す方法①


リンクより
(以下引用)

(前略)
地方において大きな経済の傾向は顕著です。巨大なドラッグストアやショッピングモールが目立つ一方で小さな店はなくなり、地域経済は疲弊している。小さな仕事が減ったことで、人とのつながりや誰かの役に立つという充足感を失う結果にもなっています。

従来の経済の指標では、社会がうまく機能しなくなっているのかもしれない。だとしたら、これまでとは違うアプローチやシステム、指標が必要になる。でも一体どんな?

本連載では、その答えを求めて実践や検討を始めている経営者や学者、地方自治体、金融関係者に話を聞きにいきます。

第1回目は「持続可能な地域社会総合研究所(以下、持続研)」の藤山浩さんの話をもとに、地域経済の取り戻しを進めている北海道の下川町の事例をご紹介します。

これまで地域活性といえば、企業誘致や観光・産業など、外から稼ぐばかりに注力され、「域内に入ったお金がどう使われるか」には、ほとんど着目されてきませんでした。じつはそれが、地域経済にとって大きな意味をもつという話です。

■どれくらい稼いでいるか? でなく、どれほどのお金が出ているか? を意識する。「漏れバケツ理論」

藤山さんの研究所では、地域外から稼いできたお金がどれくらい、どんな分野で外へ流出してしまっているか? を調査しています。

藤山さん 観光や物品販売などでお金を稼いでも、すぐに地域から出て行ってしまったら、漏れバケツに懸命に水を注いでいるようなもので、地域はいっこうに豊かになりません。大切なのはそのお金を域内でいかに循環させて経済活動を生むか。そのためには、まず漏れ穴を知って、ふさぐことです。

繁盛している店でも、仕入れのほとんどが地域外からだったり、本社に売上を吸い上げられていたら、地域経済に貢献している度合いは低い。逆に、地元から多く仕入れたり、雇用を多く生む店なら地域経済への貢献度は高いことになります。

自分が使ったお金が、どれくらい町に残り、地域内をめぐっているのか?
みなさんは、考えたことがあるでしょうか。

■外に依存しすぎて弱っている地域経済を少しでも強くしよう

藤山浩さんは、日本で初めて島根県に設立された「中山間地域研究センター」の研究員として約20年間、人口などあらゆるデータ分析を行い、小さな集落が存続し続けるための研究を続けてきました。2017年には独立して持続研を設立。人口問題とともに、地域に経済活動を取り戻すための研究も進めています。

たとえば、と藤山さんは福井県池田町の事例を教えてくれました。人口2631人、944世帯の小さな町。

藤山さん 調べてみると、地元で使われているお金は域内購入が3割で、域外購入が7割。約5億円が外へ流出しています。地元のお店でも、仕入れも町内で行っている率は9%。大半のお金は外へ漏れ出ているというわけです。

これだけ世界の経済が絡まり合っている現代、私たちの暮らしをグローバル社会から切り離すのは難しいことです。藤山さんの提案も、決してグローバル経済を否定するものではありません。
ただ、外に依存しすぎて弱っている地域経済を、少しでも強くしようという提案です。

そのためのステップは大きく3つ。
Step1:地域に入り、出ていくお金の流れを知る
Step2:地域内に仕事をつくり(ふさいで効果的な項目の)漏れ穴をふさぐ
Step3:地域内でお金の循環を高める

藤山さんの研究所が行っている家計調査では、項目ごとに何の域外購入率が高いかがわかるため、どの分野の漏れ穴をふさげば効果が出るか、対策を考えることができます。

藤山さん たとえば池田町では、総菜おかず・弁当にかけている住民一人あたりの費用が年間3万円ほど。その74%が域外消費です。仮に地元の食材をつかった弁当屋をつくったとして、みなが今の半分でもそこで買い物をすれば、3000万円規模の事業になります。その分を地域に取り戻せるということです。

大きな経済に影響を受けて地元の小さな店がなくなってきた歴史を考えれば、この試みは、一見、市場の原理に反しているようにも思えます。でも従来と大きく違うのは、住民が何にお金を使っているかをしっかり調査するステップがあった上で、需要のあるところに、仕事をつくること。それも、地元でできそうな範囲で。

求められているところに仕事をつくる、という発想にヒントがあります。

さらには新しく生まれた仕事が、顔の見える域内で働く生き甲斐や喜びを生み出す可能性も秘めている。池田町では町が率先して、このような域内消費の家計調査に乗り出しています。

■地域で、ぐるぐるめぐる経済を

3つめのステップは、域内でのお金のめぐりです。
一度まちに売上として入ったお金が、その後どれくらい域内をめぐり、どれくらいまちに落ちているのか? も重要。

藤山さん 外から仕入れたパンを販売するだけでは流通手数料しか入りませんが、原料の生産から製造販売までを地域内で行うとしたら、小麦の生産、パンの製造、そして販売と、それぞれに売上がたちます。

得たお金を使うポイント(生産や流通、サービス)が町内にたくさんあることで、地域経済が活気づくということです。

たとえば、あるお金(A=1万円とする)が地域に売上として入った後、そのお金が次に域内でどんな売上を生み(B円)、さらに3ラウンド目にいくら生むか(C円)までを計算して、その合計額が元の何倍になるか? を出した数値です。
 
仮に、3巡とも80%ずつが地域に入るとしたパターン1、20パーセントずつしか入らないパターン②を比較すると・・・地域で生まれる経済効果は約2倍の差になります。

(中略)

=======
②へ続く




匿名希望
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