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農村を活性化させる為には?

ふるさとで経済をつくるということ

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お米は利益を出すためには量を売らないといけないんです。だから、ANDONをやったり甘酒をつくったりして次の売り方を考えて、それが伸びていけばトラ男も増強できて、人も増やせて全体を底上げできるのかなという気はしています。

小野 もう一つの大きな軸がシェアビレッジだと思うんですが、シェアビレッジでは何をやってるんですか?

武田さん シェアビレッジは古民家を村に見立てて、全国から村民を募集して、村民が定期的に村を訪れて滞在できるような仕組みを目指しています。今、「村」は秋田県の五城目と香川県の仁尾の2ヶ所にあって、村民は2,000人くらいいます。

全国に12の拠点を作る予定で、計画では5年でそこまで持っていくはずだったんですが、もう3年経ってしまって。それでも来年には5拠点まで増やす予定でいます。

12の拠点を全体で大きな村と考えて、都会の人が第二の故郷を気軽に持てるような仕組みをつくろうというのが最初の思いとしてあったので、早く増やしていかないと、とは思っています。



ただ、大変なんですよ。拠点をつくるには地域に入っていかないといけないわけですが、地方で何かをやるときは企画やお金より人の心を動かしていかないといけないので、リアルなコミュニケーションを取るために足繁く通ってこの人とならやれるって思ってもらう必要がある。だから時間とお金がすこくかかる。

東京のビジネスとは速度が全く違っていてすごく時間がかかるし、地域の人たちがやりたいっていうからやってるはずなのに、いつの間にかやりたいのは僕で僕のためにやってくださいって感じになってしまったりする。そこを相手の自発性や積極性をうまく引き出しながらやるっていうのはすごく難しいですね。

小野 その逆転する瞬間はありますよね。最近、自治体の予算で住民向けに何かをやるということが多いんですが、いつの間にか「やってくれるんですよね」ってみんななってく。本当は地域の人たちがやらなきゃいけないのに、自治体の予算とか補助金で人を呼んで話を聞いてそれでおしまい。今はそれでいいかもしれないけれど、地方創生の予算がなくなっていく中で、これからどうしていくんでしょうね。

武田さん 確かに、農業も空き家対策も国の予算頼りになっている部分が大きい気がしますし、予算ありきの講演会や勉強会から地域の人たちがなにか興してビジネスになっていっているという話はほとんど聞きませんね。

小野 2%くらいだよね、体感。


武田さん 地域で人を育てようというのが国の方向性だと思うんですが、若い世代ではそういう人が減った気がしていて。僕は今、故郷の北秋田市で暮らしているんですが、「今のままでいいよね」という空気感を感じることも多くて、なにかやろうという人が少ないんです。

田んぼができなくなったらやめればいいし、子どもがいなくなったら小学校も廃校にすればいいし、廃校になったら都会に引っ越せばいいと思っている。実際それですごい勢いで人がいなくなっていますし。

田舎で子育てしたいというのが自分が故郷に戻った理由の一つなので、それができなくなるんだったら、秋田で暮らすというのも厳しく感じます。

先進地域に学ぶ地方の生き残り方

小野 それでも地方で暮らしていくには何をすればいいと思いますか。

武田さん 正直なところデータや数字だけ見ているとお先真っ暗といえば真っ暗なんです。でも、やれることもたくさんあって。まちって構成するひとりひとりのやる気でできていると思うんですよ。だから、ひとりひとりが見える範囲でいいから良くしていけば希望は持てると思うんです。

元気なまちって人が元気じゃないですか。今まではどうしても行政に頼ることが多かったんですが、これからはそうじゃない部分で頑張っていかないと。でも、地方は情報が遅れていたり、情報が不足していたりしてそのやり方を知らないんです。同じような問題を抱えててもうまくやってる所があるということを知るだけでも変わるんじゃないかと思うんですけどね。

小野 武田くんは全国の事例を見てきてると思いますが、ここの場所知ってほしいという場所はありますか。

武田さん たとえば、島根県の大邑町(おおなんちょう)は、人口減少の先進地域だったのに、今は出生率が秋田の2〜3倍になってます。大邑町は「日本一の子育て村構想」を掲げていて、自治体が「2子目から無条件で保育料の全額無料」や「中学校卒業まで医療費無料」、小学校や幼稚園も一つも潰さないという方針を出して、子連れのお母さんの移住を促すために、職を与えるということをしてきた。行政が方向性出してお金を出してという例としてはすごく参考になると思います。

鹿児島県の甑島(こしきしま)は、東シナ海の小さな島ブランド株式会社の山下賢太くんという僕と同い年の強者がいて、豆腐屋と民宿とカフェといろいろやっていて、島を盛り上げていて面白かったです。島だけではなくて鹿児島市内にもKENTA STOREっていう食と暮らしの専門店をやっています。発信力があってファンが増えているので、これから移住したいという人も増えるんじゃないかと思いましたね。

あと、岡山の問屋町は駅から離れていて周りになにもないところにそこだけおしゃれな店が集まったりしていて良かったですね。最初は2-3軒からスタートしたらしいんですが、徐々に集まってきて歩いてお店を回れるようになったという。うまく地元の鷹ノ巣(北秋田市)の商店街でもできないかなと思ったりしますね。

小野 もともと繊維のまちでアパレルが強かったのはあるけど、それでも10年以上かけてやってきたからね。

武田 時間はかかってるんですけど、ああいうのって素敵だなって。





匿名希望
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