FC2ブログ

農村を活性化させる為には?

均質化が進む衣・食・住の中で最も地域性が残る「食」という領域

OMAが進めるプロジェクトと世界No.1レストランのNomaに見るローカル化することの創造性。

衣・食・住という人間にとっての最低限の必要な環境は、文化の堆積の表層として、現代社会に存在し、生命の維持というプリミティブな欲求から解放され、多様な表情を持っている。

本来、それらは気候や風土などの環境によって大きく左右され地域独自の進化を遂げてきたわけであるが、地球レベルで進行するグローバリズムによって、それらの文化が画一化してきていることもまた事実である。

日本においてもその影響は顕著であり、マクロな視点で見ればとりわけ
大都市圏の駅周辺の環境に独自性を見つけることは難しいかもしれない。

マクドナルドやスターバックスなどのチェーン店はいたるところに存在し
都市化の偏差値というべき基準にすらなっているし、ベッドタウンとして
整備された町に佇む建物は、アノニマスな風貌であり、青山や銀座などの
目抜通りに軒を連ねるビルは、世界中の同様の通りにあるものと何ら変わりのないものであることが多く、ファストファッションの登場によ「衣」の画一化も進行してきた。

そんな画一化が進む中で、地域独自の文化を最も残していると考えられるのが「食」の文化ではないだろうかという発想の元、「食」という観点から建築に アプローチするというプロジェクトが立ち上げられた。

重松氏によれば、新たにプロジェクトを立ち上げるにあたって食を取り上げた理由として、「衣」のファッションと「住」の建築は非常に均質化が進んでしまっているが「食」に関しては、グローバル化とローカル化が同時に進行しており、「食」というフィルターを通して建築を創造していくことにこれまでとは違った可能性を感じたのだという。

確かに、「食」に関しては3つの要素の中でも特に強い欲求であることもあり、均質化することへのアゲインストの動きが最も強い分野であることは、間違いない。

風土や気候によって、そこでしかできない物が存在するし、産地による差別化が最も顕著なものであることからも、グローバル化の一方で「食」のローカル化が進行するのもうなづけるし、その地域性が建築に新たな可能性をもたらすことも期待できるかもしれない。

そのような「住」を担う建築家が外からの視点で「食」を扱い、新たな可能性を獲得していく一方で「食」の内側から、ローカル化を推進し世界中から注目を集めるレストランも存在する。

デンマークに店を構えるレストランの「NOMA」は、徹底的に北欧の食文化にこだわり、それを現代的な形で食べるアートとも形容されるような料理に昇華することで、イギリスの雑誌が選ぶ世界のレストランBEST50で、No.1を4回も獲得するなどの評価を受けている。

NOMAが提供する料理は、ビジュアルもさることながら、デンマークの自然食材を探求し、独創的な発想と技術を一皿の中に表現しているのだが、その根底にあるのは狩猟採集の原理を応用したものとも言われている。

以前、日本で期間限定オープンした際にも、開店にあたり日本の多様な食文化を研究し、マタギとともに山に入り、仕留めた鹿を使って鹿節をつくって出汁をとるなど、その姿勢には一貫した主義を感じる。

また、NOMAは革新的な料理と創造のプロセスを書籍としてまとめて発表するなど、その手法においてはOMAと共通点も見て取れる。

「食」という観点から、社会に対してどのようなアプローチが可能なのか。可能性というレベルでは上記のような例以外にも無数に存在するだろう。むしろ、個人レベルでの実践を通して思考していくことにも十分な余地があるはずだ。

衣食住という三つの要素の中で、いかにそれぞれを有機的に結びつけ新たな文化として発信し、定着させていくか。

短期的な利益を重視しすぎたあまり、人材も大きな文化が育まれてこなかった日本のファッションシーンのようにならずに、より長いスパンで思考し、日本という地域に適ったライフスタイルが実現する時に、欧米追随で表面的な「流行」という意味とは異なる、独自の様式としてのモードが
構築されるのかもしれない。


引用元:リンク



匿名希望
スポンサーサイト





にほんブログ村 企業ブログ 農業へ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gensenkeijiban4.blog.fc2.com/tb.php/714-1ca8738c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)