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農村を活性化させる為には?

農大こそ有機農業を教えるべきではないか

私たちの農園では、就農希望者に対するインターンシップの受入れに取り組んでいるが、先日やってきた農大生は、有機農業の現場を体験したい、ということだった。農業高校⇒農大と進んできたが、有機農業については、教えてもらう機会が無いという。農大では、有機農業をしたいという学生には、「やめておいた方がいい」と指導しているらしい。

実際、有機農業の栽培技術は、農薬や化学肥料を使った農業と比べると体系的に整理されておらず、教科書と言えるものもなかなかない。また、農業普及員やJAに尋ねても、的確な指導というのは望めないことが多い。そもそも指導者がいないという現実、さらにそうなってしまっている背後には、有機農業は「手間が掛かる」「収量が少ない」その結果、⇒「儲からない」「食べていけない」という固定観念があるように思う。だから、「やめておいた方がいい」となる。

しかし、有機農業に取り組む生産者の志は、「安心・安全な農産物の提供」「持続可能な農業」「農地を守る」など、言わば社会期待に貫かれており、「自分が食べていくため」という地平には留まっていない。つまり、生産者の想いに対し、学校やお上の方針は初めからずれているし、すれ違っているのだ。

学校で技術を教えるのなら、「食えるか食えないか」ではなく、農業を続けていく上で「必要なもの」を教えるべきではないか。それは間違いなく「土作り」。それが日本の農地を守ることにもつながる。そしてその技術は、自ずと有機農業に収束していくはず。

従って、農大では是非、有機農業を教えて欲しい。有機農業は手が掛かるというのは事実だし、技術の修得にも土作りにも時間が掛かる。だからこそ、早期から取り組む必要があるし、その経験は慣行栽培であっても必ず役に立つ。何より教える側にとっても、農薬や化学肥料を使う農業など、殆ど頭を使う必要がないし、それでは活力にも、本当の技術力にもならないだろう。




小松由布樹
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