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農村を活性化させる為には?

産地外で、ものを作る過程で生じた農家の協働

農法やそれ以外で農家が協働した例、実はうちの親父もその一つなんです。

実家の周辺は「すだち」の産地で近所はライバル(敵)だらけだったのですが、「すだち」自体が斜陽化するようになると、そんな活気さえなくなりました。
また、他に金になるものとして稲作がありましたが、減反の雰囲気の中、家計の中心として選ぶには程遠いものと親父は感じたようです。
都市から遠いため、輸送の点から重いものでなく軽くて比較的高価なものをつくる必要があり、選んだものが「パセリ」でした。

パセリはその地域では栽培されておらず、販路を作る際、量が絶対的に足りないし、安定的に納入できることも一農家では絶対無理です。
そこで親父は近隣にパセリ作りをしないかと持ちかけました。
それに10件ほどの農家が応えてくれました。

その農家群で旅行も行きましたし、食事会もしました。
「農家にもボーナスが欲しい」ということで、ボーナス制度も作りました。
「先祖伝来の田でつくったら上手く育った」という農法も、瞬く間に共有され、袋詰なども応援に行ったり。
いや、応援という言葉は不適切。グループ全体で納品量を受け、それを分配するという状態でした。

単独で大阪の商社と話をつけ販路を確保したこともすごいですが、農家の「自分だけ利益追求」をシステム上から出来なくしたこと、またそれが一人の独善でもなく、皆がそれはそうだと納得したシステムを作ったこと、今考えるとすごいと親父を感心しています。


翻ってもしこれが農協に納品するという形(課題はいかにして労力を減らすかと高い値段の時に出荷するか位)だったらこうはならなかった想います。
自分達が作り、出荷するという気概、「自分達が作った販路なんだ」という想い、そういったものが成功の原因だと想います。

投稿文を書いていて、つくづく農協の存在が邪魔に感じました。また、農業の産地化が引き起こす、周辺農家のライバル化(敵化)などの弊害を再認識。
消費者側の問題の方が深刻だと想いますが、生産者側の問題としては上の2点は重要だと感じます。

佐々木健二
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