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農村を活性化させる為には?

田園まさに荒れんとす・・・この国の片隅での一事例から思う事。

私の高齢の知人は父親の死去に伴い鹿児島県に田畑を相続したのですが、長年の離農の結果荒れ果てた土地は、さながら荒野になり又農地に戻そうにも知人とその妻の2人では労力が絶対的に不足で不可能、おまけに付近も過疎化が進み老人と猫しかいない(犬は散歩させないといけないので老人は飼わないとのこと)、よって町役場に申し出て宅地化して住居を建てて住もうとしたら上下水道の整備を厳しく求められその整備だけで600万円の支出を強いられ蓄えも底をついたとの事・・・、あとは公的及び企業年金で生活を賄い死を待つのみと葉書をくれました。地場の農作物も農家の方の自己消費分のみで金銭で分けて貰うことも出来ず隣町のスーパーへ買い物へ行く生活、わざわざ不便で孤独な環境を求めたとの忸怩たる思いが伝わって来ました。   
 都市生活者が夢見た帰農生活もこうしたケースでは幻想に終わり又その知人夫婦が死去すれば残るものは、廃墟と化した家屋のみとなるのでしょう。でも多分わが国の大部分の農業集落で起こっている日常茶飯事の場面ではないでしょうか?行政も個人任せで体系化した休耕地に対する施策も持たず成り行き任せ、結果農耕地はどんどん減少する、その繰り返しに終始するばかりでしょう。 
 我々は、どうすれば良いのでしょうか、例えば世界的な食料の安全性(狂牛病などを契機に)が再び問われはじめ又地球環境の激変(温暖化など)それに伴う異常気象下での凶作問題がセーフガードなどの政治的問題を引き起こす、声高に発言する人は増加しても自ら「いざ田園に帰らん」と言う人は少なく帰っても知人の二の舞では、誰しも躊躇するのが当然です。                 
 私も今本当にどの様にすれば「農」の意義・価値がこの社会の中で高められるか再考されるべき時が来ていると思います。例えば多くの失業者を政府の補助政策などで農業への従事を推進し明日の農業の蘇生に取り組み始める、その中からまた新しい農業の考え方・やり方(2次産業・3次産業で培った経験からの画期的な発想よりの)が誕生し食料問題の解決に貢献する、これは、空想に過ぎないでしょうか。人口の一極集中や農村部の過疎化対策には少しはなるでしょう。そして農業集落を経験することにより現代人が消失しかかっている人々の絆を復活させてくれるのではないかとも思います。失敗を恐れず今こそなんでもよいから始めてみましょう。その試行錯誤からこの問題について自分なりの追求を深めて行きたいと思っています。

田中令三
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